Galaxy Note20 Ultra 5G レビュー:実機で分かった良いところ・いまいちなところ

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「ペリスコープ」によって遠くのものをきれいに撮影でき、さらに「Sペン」によってメモ書きできちゃうスマホ「Galaxy Note20 Ultra (香港版 SM-N9860)」を購入!

前回レビューしたGalaxy S20 Ultraも同様にペリスコープを搭載していたが個人的に必須の「Sペン」がないのがとても残念だった。

しかしGalaxy Note20 UltraではGalaxy S20 Ultraと同じく「ペリスコープ」搭載され、Noteシリーズなのでもちろん「Sペン」も使えるスマホとなってしまった!

この記事では「カメラ」や「Sペン」のほか「Galaxy Note20 Ultraの美しい外観」や「いいとおもったところ」、「いまいちだと感じたポイント」などをお伝えしようと思う!

なおGalaxy Note20 Ultraの国内モデルはauから2020年10月15日に発売、docomoから2020年11月6日に発売にされている。

Galaxy Note20 Ultraのスペックを確認!

基本スペック

一部ヨーロッパ向けではSoCに「Exynos 990」が搭載され、日本や香港 / 韓国版などのモデルは「Snapdragon 865+」を搭載している。

特別なことがなければ省電力で処理能力が高い「Snapdragon搭載モデル」の選択がおすすめだ。

また、香港版は「マナーモードにするとシャッター音が鳴らない」メリットや、「デュアルSIMが使える」ことから最も人気が高いモデルとなっている。

Galaxy Note20
Ultra
OSAndroid10
OneUI2.5
SoCSnapdragon865+
Exynos 990
RAM12GB
ストレージ容量256GB
512GB
重さ208g
高さ164.8 mm
77.2 mm
厚み8.1 mm
画面6.9インチ
リフレッシュレート60Hz
120Hz
解像度1440×3088
画面密度496ppi
バッテリー容量4,500mAh
充電能力有線 25W
無線 15W
Wi-Fi802.11a, b, g, n, r, ac, ax
Bluetooth5.1
防水
デュアルSIM
(韓国, docomo, auは×)
eSIM
シムフリー
FeliCa
(docomo, au)
SDカードスロット
フルセグ/ワンセグ×/×
イヤホンジャック
セキュリティ画面内指紋認証
顔認証
カラーミスティックブラック
ミスティックブロンズ
ミスティックホワイト

カメラスペック

「レーザーオートフォーカス」採用のGalaxy Note20 Ultra
Galaxy Note20
Ultra
超広角12MP
ƒ/2.2
広角108MP
ƒ/1.8
1/1.33″
望遠12MP
ƒ/3.0
ズーム性能光学5倍
デジタル50倍
フロントカメラ10MP
ƒ/2.2

Galaxy Note20 Ultra の対応バンド

Galaxy Note20 / Note20 Ultraの対応バンドは、以下の記事を参照いただきたい。

Galaxy Note20 Ultra のベンチマークスコア

Galaxy Note20 UltraのベンチマークスコアはSnapdragon 865+を搭載していることから、3Dゲームなどもスムーズで、なにをしても快適だ。

比較として、先代モデルGalaxy Note10 SM-N9700のスコアも掲載した。CPUはもちろん、ストレージの速度まで順当にパワーアップしていることがわかる。

バッテリー性能の測定は、PCMARKにより残量100%から20%までを測定。画面輝度は50%、明るさ自動調整OFFにて測定をおこなった。

なお、スコア測定ではパワーモード設定において普段使いに適した「最適化モード」で計測しており、スコアが上がりやすい「高精細モード」は使用していない。

AnTuTu Ver8 総合能力

AnTuTuベンチマークでは、Snapdragon 855と約14万点もの差がついた。全ての項目においてGalaxy Note10を圧倒するスコアとなっている。

特に、CPUとGPUは、大きく性能が向上していることがわかる。

Geekbench 5 CPU処理性能

GeekbenchにおいてもNote20 Ultraのスコアは優秀。シングル / マルチ共にSnapdragon 855を引き離した。

AndroBench ストレージ速度

ストレージの読み込み / 書き込み速度を計測する「AndroBench」。ストレージ速度も全ての項目において高速だ。

Galaxy Note20 Ultra の外観と説明

SM-N9860の同梱品一覧

同梱品
  • ケース
  • SIMピン
  • 充電器(25W)
  • C to Cケーブル
  • イヤホン(Type-C)
  • クイックスタートガイド
【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

Galaxy Note20 UltraにはTPUケースや充電器のほか、Type-C型のイヤホンも付属。香港版SM-N9860には、先代モデルGalaxy Note10の香港版同様に、MAX 25Wの充電器「EP-TA800」が付属する。

ただし、充電器のプラグ形状は日本のコンセントでそのままで使用できないため、プラグ変換が必要となる。

docomo, auモデルは充電器なし

海外版と違い、日本で販売されるGalaxy Note20 Ultraには充電器は同梱されない。そのため、自身で充電器を用意する必要がある。

充電器を用意する際は「PPS (Programmable Power Supply)」に対応したものを選択しないと、最大25Wの急速充電にならないので注意したい。

▼一番間違いないのはSamsug純正のトラベルアダプターで急速充電に対応したケーブルも付属する。

正面(ディスプレイ)

▼Galaxy Note20 Ultraのディスプレイは、Galaxy Note10と同じく左右両端がカーブする「エッジディスプレイ」を採用。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

Galaxy S20シリーズではエッジ具合がかなり緩和されたが、Note20 UltraはNote10シリーズ同様、ややきついカーブなのが少々残念。

ただ、フラットディスプレイの「Galaxy Note20 (海外版のみ)」もラインナップされており、どうしてもエッジを受け付けない場合はそちらも検討してみよう。

画面内には指紋認証センサーが埋め込まれており、ロック解除に使用することができる。

画面ロック解除は高速だが、Galaxyの画面内指紋認証は、操作やロック解除タイミングなどに少々慣れが必要かもしれない。

指紋認証の設定では「ロック解除時にアニメーションを表示」という設定があり、この設定がオフだと使いやすいという人もいる。

指紋認証が使いにくいと感じたら、試してみるといいかもしれない。

より小型化されたフロントカメラ

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
上 : Note10 下 : Note20 Ultra

Galaxy Note10と比べると、2周りほど小さいパンチホールフロントカメラ。

カメラの小型化によってGalaxy Note20 Ultraはステータスバーの太さが細くなり表示領域が広がった。

大画面かつ表示領域が広く、パンチホールが小さいことにる没入感の高さは素晴らしいの一言!

フロントカメラは顔認証にも使用でき、顔を認識させるとロック解除可能だ。

ただ、iPhoneのようにセンサーで顔を認証していないので、セキュリティ面ではやや劣り暗所での認識も少ししにくい。

また、暗所で認識しやすいようロック画面で画面輝度を上げるため、煩わしく感じる場合は輝度を上げる設定を無効にしたり、指紋認証のみを使用するのがいいかもしれない。

ディスプレイ点灯状態

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

▲表示が美しくコーナー形状がすばらしい。Sシリーズと違って、本体 / ディスプレイともに、コーナー部はやや鋭角だ。

正面から見たときのベゼルは、左右両端においてはエッジディスプレイのためほぼ見えない。上下も一層の狭額縁化により、洗練された顔立ちとなった。

持ちやすさの兼ね合いから縦長形状ではあるものの、7インチに迫る6.9インチの大型有機ディスプレイで迫力のある映像を美しい表示で満喫できる。四隅が四角いおかげか「平面・板」の感覚が強く、タブレットに近い印象だ。

▼Galaxy Note20 Ultraのディスプレイは特にゲームで大迫力!!

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
大画面いっぱいのゲームは迫力が大きい!

背面

▼背面はiPhone 11 Proのようにフロストガラスになり、触るとサラサラ。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
ミスティック・ブロンズはフロストガラスとなる

これまでのツルツルでツヤツヤなボディも良かったが、指紋が付着しやすいのが難点だった。

Galaxy Note20 Ultraの代表的なカラーである「ミスティック・ブロンズ」は、デザインはもちろん、質感も大変高いものとなっている。

メインカメラ部

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
カメラ構成
  • 超広角
  • 広角(108MP)
  • 望遠(ペリスコープ光学5倍)
  • レーザーオートフォーカスセンサー

先代モデルから大きくパワーアップしたカメラは広角カメラに108MP、望遠カメラにペリスコープによる光学5倍レンズを搭載し、Galaxy S20 Ultraとほぼ同じ構成となった。

デジタルズームはS20 Ultraの100倍が継承されず50倍までだが、十分に実用範囲。

オートフォーカスはピント合わせがより高速で正確な「レーザーオートフォーカス」になり、Galaxy S20 Ultraで弱点とされていた部分を克服している。

また、写真では僅かにしか見えないが、先代モデルであるGalaxy Note10同様、カメラの隆起部サイドに極小のスリットがあり、マイクが備わっていることが確認できる。

カメラ部の突き出しはGalaxy S20 Ultra同様、108MPカメラの巨大センサーやペリスコープカメラにより大きいものとなっている。

そのため、デスクの上に置いてSペンによる手書きをすると少々ぐらつきがちだ。

▼ただ、付属のケースを着けるとSペン使用時のぐらつきは若干緩和され、見た目のイメージも大きく変わる。

▼Samsung純正ケースの中には出っ張りをなくせるものも。

厚さが気になるところではあるがぐらつきを解消し、キックスタンドで動画鑑賞など便利に大画面を使えるのはなかなか優秀だ。

▼私は中国通販のAliExpressより「アラミドケース」を購入。段差をうまく緩和してくれる。

▼さらに「カメラプロテクター」を装着。突き出して破損しやすいカメラ部をしっかりと保護。

カメラの出っ張りは大きなネガティブ要素であるが、これらのケースやプロテクターを使えばうまく付き合える。

慣れの問題もあり、私はしばらく使用するとカメラ形状を気にすることはなくなった。

カメラの出っ張りによるネガティブより、ペリスコープカメラによる望遠で離れたものを綺麗に撮影できる恩恵の方が大きいと感じる。

上部

▼上部は丸みが減り「面」の感覚が強くなった。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
上部
  • SIMトレー
  • マイク

下部

▼これまでのNoteシリーズではSペンが右側であったが左側に移動。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

ちなみに、Galaxy Note10のSペンでも使うことができた。

ペンのサイズは同じようで、Note20 Ultraの本体に収めることも可能だ。

下部
  • マイク
  • Type-Cポート
  • スピーカー
  • Sペン

SIMトレー

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

▲香港版は「デュアルSIM」モデルとなり、SIM2はmicroSDかSIMのどちらかを挿せる仕様。

右側

▼ボリュームキーやパワーキーは本体右側へ戻った。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

Galaxy Note10では左側にあったボリュームボタンだが、Galaxy Note20シリーズで右側に帰ってきた。

左側にボタンがあると右手の親指で操作することができないため右利きの人には少々慣れが必要だった。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

本機では従来どおりの右側にボタンがあるので、人差し指や中指をのばして操作する必要がないのがうれしい。

左側

▼キーが右側へ移ったため、左側面には何もない状態に。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

前作Galaxy Note10同様に、本機も大変美しい仕上がりとなっている。

Galaxy Note20 Ultraのカメラ性能をチェック!

この章では基本機能のかんたんな紹介や、本機と先代モデルやGalaxy S20 Ultra、同じくペリスコープカメラを持つMi 10 Lite Zoom(Mi 10 Youth Edition)と比較などを紹介する。

好みの部分でもあるが、Galaxy S20 Ultraの望遠で撮影した後の若干強調しすぎな輪郭補正もかなり自然なものとなったように思う。

基本性能と機能

スマートフォンのカメラに求められるのは「難しい設定をせずに綺麗に撮影できること」。Galaxyのカメラはその要望にしっかりと答え、オート撮影で簡単に「観れる」写真や、SNSなどで「使える」写真を撮影できる。

▼旧世代のカメラでは黒く潰れてしまうようなシーンでも、Galaxyは鮮やかとらえた。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
BlackBerry KEY2で撮影
【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
Galaxy Note20 Ultraで撮影

また、簡単な設定でフィルター効果を与えたり、肌のシミやくすみを消す美肌効果なども付与することができる。

「シングルテイク」では10秒程度の短い動画から最適な短編動画や写真を切り出せるなど「かんたん機能」がバラエティに富んでいて楽しい撮影が可能だ。

優れたオート撮影に加えてマニュアル撮影ができる「プロ」モードを使用すれば、露出、ピント、ISO、シャッタースピード、ホワイトバランスなど、細かく指定した撮影が可能!

OneUI 2.5で新たに用意された「プロ動画」では、動画モードでも上記のような指定ができ、他にも、マイク音声の収録方向や音量レベルの調整が可能だ。

▼OneUI2.5の「プロ動画」では様々なマニュアル操作で、思い通りの撮影ができる。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

ほかにも「108MP」カメラをフルに活かした「108MPモード」や4K動画はもちろん「8K動画撮影」にも対応。

なお、動画撮影中に望遠や超広角カメラへの切り替えができるのは「FHD 1920 × 1080 (30fps)」までとなる。

本機でもこれまで同様濃いめの味付けだが「HDR」を切ると自然に近い写真を撮ることも可能だ。

Galaxy Note10と比較

先代モデルとの比較では、色合いの表現が違うほか、ズームではやはり大きな差がついた。

超広角

Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note10
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra

広角

Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note10
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra

望遠

Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note10 5倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 5倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note10 10倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 10倍

Galaxy S20 Ultraと比較

Galaxy S20 Ultraとの比較では望遠カメラの処理に違いがあるように感じた。

S20 Ultraの望遠で撮影した写真はシャープなものとなり、Note20 Ultraの写真はソフトで自然な仕上がりになるようだ。

超広角

Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra

広角

Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra

望遠

5倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra 5倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 5倍
10倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra 10倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 10倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra 10倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 10倍
20倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra 20倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 20倍
50倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra 50倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 50倍
100倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy S20 Ultra 100倍

Mi 10 Lite Zoomと比較

Mi 10 Lite Zoomはペリスコープカメラを搭載しながら3万円台から購入できる格安製品。同じペリスコープカメラではあるが、さすがにGalaxyの画質には敵わないといった感じだった。

超広角

Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Mi 10 Lite Zoom
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra

広角

Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Mi 10 Lite Zoom
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra

望遠

5倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Mi 10 Lite Zoom 5倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 5倍
10倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Mi 10 Lite Zoom 10倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 10倍
20倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Mi 10 Lite Zoom 20倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 20倍
50倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Mi 10 Lite Zoom 50倍
Galaxy Note20 Ultraとカメラ比較
Galaxy Note20 Ultra 50倍

望遠カメラテスト

▼画面中央にある遠くの鉄塔にズームし、性能を比較する。

Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較

2倍や3倍などの望遠カメラを持ったスマホで望遠10倍でよる撮影を行い、細部のディティールを比べる。

Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
2倍ズーム機
Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
OnePlus 8 Pro
Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
Galaxy Note20 Ultra

ディティール比較

拡大して細部を比較すると、望遠能力の違いがよくわかった。従来の望遠カメラでは撮影できなかった細部まで捉えることができている。

Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
2倍ズーム機
Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
OnePlus 8 Pro
Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultraのカメラテスト / 他機種と比較
Galaxy Note20 Ultra

ズームの間隔はちょっと広め

ズームは5倍になるとペリスコープの望遠カメラに切り替わるようになっている。間の1.1倍〜4.9倍は「デジタルズーム」を使用する。

2倍や4倍はデジタルズーム

そのため、2倍光学ズームを使用する先代モデルと比較すると、2倍から4倍程度のズーム時ではやや画質が劣る結果となった。

また、被写体との距離など状況に合わせて5倍以上のズームでも広角カメラでデジタルズームを使用する仕様で、室内などではあまり動作してくれない。

そのため、少しだけズームを使用したいというときには、若干の使いにくさを感じる。

また、近接撮影が苦手で、あまり被写体に寄って撮影することができない。

本機でブツ撮りなどをする際は、デジタルズームをうまく使って撮影しよう。

▼デジタル2倍ズームを使って被写体の細部を撮影すれば、十分な情報を伝えられる撮影が可能だ。

2倍撮影で細部の使用感がしっかりとわかる
こちらも同様に2倍撮影

Galaxy Note20 Ultra のバッテリーもちをテスト!

PCMARK バッテリーベンチ

Galaxy Note10のバッテリー容量は3,500mAh、Galaxy Note20 Ultraは4,500mAhとなる。

Galaxy Note20 Ultraのディスプレイは消費電力の大きい120Hzのリフレッシュレートに対応しているため、120Hzと60Hzのテストをおこなった。

バッテリーベンチ結果
  • Note10:約10時間
  • Note20 Ultra 60Hz:約12時間
  • Note20 Ultra 120Hz:約9時間

Galaxy Note10と同じ60Hzのリフレッシュレートでは、大画面で消費電力が大きいながらも大型のバッテリーを搭載するGalaxy Note20 Ultraが2時間ほど長く保つという結果になった。

滑らかなスクロールがおこなえる120Hzでは、約9時間という結果となり、消費電力の大きさがうかがえる。

バッテリー駆動時間を優先するか、動作の滑らかさを優先するか、悩ましいところだ。

モバイルバッテリー併用がおすすめ

当ブログではさまざまなGalaxyシリーズをテストしているが、総じてGalaxyシリーズはバッテリーもちがあまりよくない。

高性能化したSoCのほか、

大きな原因として挙げられるのは「120Hzディスプレイ」だが、120Hzの気持ちよさを知ると60Hzにするのは惜しい。

120Hzで気持ちよく使いたいならお守りとして小容量の小型モバイルバッテリー、ガンガンゲームもするなら大容量モバイルバッテリーを併用したい。

SMARTCOBY8000

▼小型 / 軽量 / 18W出力可能な8000mAhのモバイルバッテリー。

SMARTCOBY20000 18W

▼大容量「20000mAh」のモバイルバッテリー。

SMARTCOBY20000 PD60W

▼同じく20000mAhでPCも充電可能な、高性能・万能モバイルバッテリー。

Galaxy Note20 Ultra 充電テスト

バッテリー関連情報
  • バッテリー容量:4,500mAh
  • 給電能力:MAX25W
  • 付属充電器の出力:MAX25W

付属充電器「EP-TA800」でのテスト結果

Galaxy Note20 Ultra 充電テスト

バッテリー残量0%の状態から、100%に充電されるまでの時間と、5分ごとの充電量を計測。

100%に充電されるまでかかった時間は「1時間13分50秒」となった。

約30%まで最大出力で充電され、70%を超えたあたりからさらにペースダウンとなり、バッテリーに負担を与えないようになっている。

経過時間充電量増加量
5分9%9%
10分19%10%
15分30%11%
20分37%7%
25分45%8%
30分53%8%
35分60%7%
40分68%8%
45分74%6%
50分81%7%
55分86%5%
60分90%4%
1時間5分92%2%
1時間10分95%3%
1時間13分50秒100%5%

▼30%まで最大能力に近い給電となる。

Galaxy Note20 Ultra 充電テスト

▼70%あたりから、スローペースとなっていく。

Galaxy Note20 Ultra 充電テスト

▼1時間13分50秒で100%に到達した。

Galaxy Note20 Ultra 充電テスト

Galaxy Note20 Ultra の耐久性

YouTubeでは新型スマートフォンが発売されるとすぐさま「ドロップテスト」の動画が配信される。

iPhone 11 Pro Maxとの比較ではGalaxy Note20 Ultraのディスプレイは複数回の落下に耐え、比較的頑丈であることが伺える。

ただ、打ちどころや状況によっては破損が激しくなるケースもあるようなので、過信は禁物。

CNETのテストでは、背面は1度のテストで、ディスプレイは2回目で割れてしまった。フロストガラスの手触りは心地いいが、やはり、保護ケースやフィルムを用いて美しさをキープしたいところ。

Galaxy Note20 Ultra のスピーカー / 音質

こちらもコストカットの対象になりやすいパーツで、安価なモデルはほとんどスピーカーが一つしかない「モノラル」だが、本機はそのようなことはなくスピーカーが2つある「ステレオ」となる。

音質も良質でしっかりと高音から低音まで奏でてくれるので、音楽はもちろん、動画やゲームを楽しむのにも向いている。

ディスプレイが大きく美しい表示、そして、音声にも迫力があるため、特に動画やゲームを楽しむのに最適だ。

音質は設定の「音質とエフェクト」にある「イコライザー」でカスタマイズもでき、あらかじめ用意された「ポップ」や「クラシック」などの選択や「カスタム」で好みのイコライジングが可能だ。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント

Galaxy Note20 Ultra の「低遅延Sペン」

Sペンがパワーアップ

Galaxy Note20 UltraのSペンは遅延が「9ms」となり、書き味が向上。純正アプリ「Samsung Notes (Galaxy Notes)」で書き味を試すと気持ちよく手書きを楽しむことができた。

Galaxy Note10と比較してみると使い心地は大きく向上。

単体使用では気づかなかったが、比較するとペンの遅延が大きく使い心地に影響することを体感した。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
複数アプリでテスト

「One Note」や「Noteshelf」なども試してみたが、やはり描き心地では「Samsung Notes」が抜群にいい。

同期機能ではクロスプラットフォームのOne Noteが優秀なのだが、Samsung Notesは2020年11月にOne Noteと同期できるようになると発表されている。

書き心地のいいSamsug Notesと同期機能が優秀なOne Noteが組み合わさり、最高のノート環境が出来上がることとなる。

Sペンのないスマホに魅力を感じなくなるかも

▼画面ロック状態でもメモが取れる「画面オフメモ」も健在。

【レビュー】Galaxy Note20 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント
保存先はSamsug Notesになる

Sペンは先代モデル同様ジェスチャー操作に対応し、Sペンを振ってカメラを切り替えなどの操作ができる。

また、Sペンのボタン長押しによるカメラアプリの起動や、短押しでシャッターなども、これまで通り便利に使用することができる。

このほか、各種アプリで通常選択できない場所のテキストをペンボタンを押しながらなぞると選択でき、コピーや翻訳ができるなど、細かな魅力も。

使えば使うほど、知れば知るほど、Sペンなしのスマホを使うことが難しくなる。

Galaxy Note20 Ultra はカスタマイズ性良好!

Galaxyは設定による細かな調整ができるのはもちろん、カスタマイズアプリ「Good Lock」シリーズが用意されており、さらに自分仕様に仕上げることができる。

特に「One Hand Operation +」は大画面を片手で操る必須アプリ。

そのほか、ナビゲーションバーにボタンを追加できる「NavStar」や通知画面の配色などをカスタマイズできる「QuickStar」など、設定していくだけでもなかなか楽しめる。

自分仕様に仕上げたGalaxyにはきっと愛着も湧くことだろう。

カスタマイズのほかGalaxyをPC化させる「DeXモード」にももちろん対応している。

OneUI 2.5のGalaxy Note20 Ultraでは「ワイヤレスDeX」にも対応。

遅延がやや大きのがネックだが、動画再生用などには使えそうだ。

Galaxyを入手したらこの「DeXモード」もぜひ試してもらいたい。

DeXについては「Galaxy Tab S7 Plus」のレビューでも紹介しているので、チェックしていただきたい。

Galaxy Note20 Ultra のレビューまとめ!

Good / Badなところ

Goodポイント

ここがGood!
  • 割と丈夫!
  • 美しいデザイン!
  • ボタンが右側に!
  • 高性能スピーカー!
  • 文句なしの処理性能!
  • 遅延が減少したSペン!
  • 108MPのメインカメラ!
  • 最大50倍の望遠カメラ!
  • 120Hz対応ディスプレイ!
  • 迫力のある7.9インチ有機EL!
  • 小さくなったフロントカメラ!
  • Good Lockによるカスタマイズ!
  • オートできれいに撮れるカメラ!
  • Sペンもペリスコープも!高性能全部入り!
  • 高速でピントが合うレーザーオートフォーカス!

Badポイント

ここがBad…
  • 大きく重い
  • Sペンが左側
  • カメラ部の突き出し
  • ズームの間隔が広い
  • Note20とNote20 Ultraの差が大きい

正直なところ、カメラだけの能力で見れば他機種で優秀なものがある。

しかし「Sペン」と「ペリスコープ」による望遠、108MPカメラに高度な処理能力、美しいデザインに大画面など、全てが1台に集約されていること最大のメリットではないだろうか。

不満な点もいくつかあるが、Galaxy Note20 Ultraのデザインや機能美の前にはどれも些細なこと。

ぜひその手でGalaxy Note20 Ultraの魅力に酔いしれていただきたいッ!

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