Samsugが販売する「おりたたみスマートフォン」である「Galaxy Z Fold2 5G (香港モデル SM-F9160)」を購入し、大画面スマホの使い勝手をじっくりと検証!
Galaxy Z Fold2はauからも「SCG05」として、2020年11月4日に発売となった。


執筆者のかずのり(@mobile9_jpnet)です!Galaxy Z Fold2の処理性能から、大画面を使った読書・動画・ゲーム、マルチタスクにちょっとしたカスタマイズ、さらには、使えそうなペンやキーボードを検証しました!
最後までお付き合いいただければ幸いです!
もくじ
Galaxy Z Fold2 5G のスペック

Galaxy Z Fold2のSoC(システムオンチップ)は発売時点で最高性能となる「Snapdragon 865+」となっており動作軽快で、3Dゲームなども快適プレイが可能だ。
GalaxyシリーズのSoCといえば、販売国によってクアルコムの「Snapdragon」と、自社製の「Exynos」の場合があるのが定番だが、Galaxy Z Fold2では「Snapdragon」で統一される。
メモリ (RAM) は12GB、ストレージは256GB / 512GBで、PC並のスペックであり、メモリの多さと高速なストレージは常に快適性を提供してくれる。
SoCやメモリ、ストレージは最高のものが提供されるが、microSDや防水・防塵、物理デュアルSIMには非対応であることに注意したい。
基本スペック
OS | Android10 OneUI2.5 |
SoC | Snapdragon865+ |
RAM | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB 512GB |
重さ | 282g |
高さ | 159.2 mm |
幅 | 68 mm 128.2 mm (展開) |
厚み | 16.8 mm 6.9 mm (展開) |
画面 | カバー 6.2インチ メイン 7.6インチ |
リフレッシュレート | 60Hz (カバー / メイン) 120Hz (メイン) |
解像度 | カバー 816×2260 メイン 1768×2208 |
画面密度 | カバー 386ppi メイン 373ppi |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
充電能力 | 有線 25W 無線 11W |
Wi-Fi | 802.11a, b, g, n, r, ac, ax |
Bluetooth | 5.1 |
防水 | - |
デュアルSIM | ○ (モデルによる, eSIMとのハイブリッド) |
eSIM | ○ |
FeliCa | - |
SDカードスロット | - |
フルセグ/ワンセグ | ×/× |
イヤホンジャック | - |
セキュリティ | 本体横指紋認証 顔認証 |
カラー | ミスティックブラック ミスティックブロンズ トムブラウンエディション |
カメラスペック
カメラはすべて12MPで望遠は光学2倍となり、Galaxy S20 UltraやNote20 Ultraのぺりスコープや108MPカメラを試した後では、やや物足りないスペック。
しかし、バランスが良く扱いやすいカメラは十分にきれいな写真が撮影でき、使いやすく優れたカメラUIはさすがGalaxyといったところだ。
S20 UltraやNote20 Ultraの浅い被写界深度による接写問題も起こらず、ボケは少ないものの接写は扱いやすい。
超広角 | 12MP ƒ/2.2 123° 12mm |
広角 | 12MP ƒ/1.8 1/1.76" 光学手ぶれ補正 |
望遠 | 12MP ƒ/2.4 1/3.6" 光学手ぶれ補正 |
ズーム性能 | 光学2倍 デジタル10倍 |
フロントカメラ(カバー側) | 10MP ƒ/2.2 26mm |
フロントカメラ(メイン側) | 10MP ƒ/2.2 26mm |
参考
Galaxy Z Fold2 5G の対応バンド

対応しているバンドは参考サイトをチェックしながら日本で使えるものを掲載している。
海外データベースではauモデルSCG05は、docomoのBand19をつかめるBand26やミリ波のn257に対応となっているが、TwitterではBand26での接続ができないとの報告をしているツイートが見受けられた。
また、n257はauのデータベースでは非対応となっている。
ソフト的な制御で塞いでハードでは対応なのかといったことは不明。
SCG05のバンドには注意してほしい。
香港版である「SM-F9160」では、ドコモの5GギガホSIMにて5G接続を確認したので、下記も参照いただきたい。
Galaxy Z Fold2 の4G LTE対応バンド
SCG05 au | SM-F916B ヨーロッパ | SM-F9160 香港 | SM-F916N 韓国 | |
---|---|---|---|---|
BAND 1 (2100) (D・A・S) | ○ | ○ | ○ | ○ |
BAND 3 (1800) (D・S・R) | ○ | ○ | ○ | ○ |
BAND 8 (900) (S) | - | ○ | ○ | ○ |
BAND 18/26 (800) (A・R) | ○ | ○ | ○ | ○ |
BAND 19 (800) (D) | - | ○ | ○ | ○ |
BAND 21 (1500) (D) | - | - | - | - |
BAND 28 (700) (D・A・S) | ○ | ○ | ○ | ○ |
BAND 41 (2500) (A・S) | ○ | ○ | ○ | ○ |
BAND 42 (3500) (D・A・S) | ○ | - | - | - |
Galaxy Z Fold2 の5G対応バンド
SCG05 au | SM-F916B ヨーロッパ | SM-F9160 香港 | SM-F916N 韓国 | |
---|---|---|---|---|
n77 (D・A・S・R) | ○ | ○ | - | - |
n78 (D・A) | ○ | ○ | ○ | ○ |
n79 (D・A) | - | - | ○ | - |
n257 (D・A・S・R) | - | - | - | - |
※11/12 SM-F916Nのバンドを公式のものに更新。
参考サイト
Galaxy Z Fold2 5G のベンチマーク
Galaxy Z Fold2はSoCにハイエンドのSnapdragon 865+を採用しており、ベンチマークではハイスコア示すことから数値でも高性能な端末であることがわかる。
なお、掲載スコアは、スコアが上昇しやすい高精細モードは利用せず、普段の使用に適した最適化モードにて計測したものを掲載している。
性能の比較には、前世代のハイエンドSoCである「Snapdragon 855」を搭載した「Galaxy Note10」のものを用いた。
AnTuTu Ver 8
▼定番ベンチマークアプリ「AnTuTu」では、約60万点のハイスコア。
Snapdragon 855を大きく引き離し、CPU / GPU共に処理能力が大幅に向上していることがわかる。
また、温度が上昇が控えめで、ゲームプレイなどでも本体の熱による不快感を感じにくくなっている。
Geekbench 5
▼GeekbenchでのCPU能力計測結果。
CPUにおいてもシングルコア、マルチコア共に処理性能が向上。
AndroBench
▼ストレージのアクセススピードも読み込み、書き込み共に性能が向上。
データの移動やコピーなど、普段使いの部分で快適性が向上する。
Galaxy Z Fold2 5G の外観と解説
パッケージ 〜 付属品
▼パッケージ正面には大きく「Z」の文字が描かれ、中央部はくり抜かれて内箱の一部が見える。

▼内箱は観音開きで特別感を演出。とてもワクワクさせてくれるパッケージングだ。

▼付属品一覧。Galaxyにはケースが付属するものが多いが、本機には付属しないので、別途用意が必要。

- SIMピン
- 25W充電器
- Type-Cイヤホン
- Type-C to Cケーブル
- クイックマニュアルなど
充電器を別途用意する場合は「PPS」に対応したものを選択しよう。
カバーディスプレイ
▼先代モデルから特に大きな進化となっているのがこの「カバーディスプレイ」だ。

▼上から下まですべてディスプレイとなり、一気に現代のスマホらしいイメージとなった。もちろん実用度も高く、このディスプレイでTwitterやLINEなどもこなせる。

▼画面上部には「パンチホール型」のフロントカメラが備わる。小さく表示の邪魔になりにくい。

サブであるカバーディスプレイは縦長ディスプレイなので、使いやすいとまではいかないまでも使用に困るとは感じない。
このディスプレイが小さすぎると、毎回ちょっとしたことでカバーを開いてメインディスプレイを使うことになるが、大幅な進化のお陰で使い分けできるシーンが広がり一気に「使える」端末に仕上がっている。
メインディスプレイ
▼メインディスプレイもサブディスプレイに劣らず大きな進化で、見た瞬間に高い高揚感を覚えた。

リフレッシュレートは120Hzに対応し、大画面で滑らかなスクロールによる情報の閲覧は驚くほど快適で、ワンクラス上の体験を味わえる。
▼ディスプレイサイズは7.3インチから7.6インチへ大型化。写真や本の表示に向いた5:4の画面比率だ。

▼大画面スマホであるGalaxy Note20 Ultraと比較しても、ご覧の通りの大画面。

この大画面で楽しめることを想像するとワクワクしてたまらない。
後述するが、動画、マンガ、ゲームはこれまでにない体験となっていた。
もちろん、スマホひとつで仕事したい!という人にもとても良い端末で、大画面はビジネスでも活きる。
▼メインディスプレイには「ノッチ」と呼ばれる大きな切り欠きがあったが、パンチホールカメラによりほぼフルディスプレイ化。

ノッチがなくなったことでフロントカメラを覗く全てがディスプレイ領域となり、ナローベゼルも手伝ってデザイン性が向上し、迫力や没入感、実用度も大きな進化を遂げた。
背面
▼背面のガラスパネルは磨りガラスになっており手触りがよく、指紋も付着しにくい。

Galaxy Note20 Ultraと同様、ミスティックブラックは磨りガラス、ミスティックブラックは艶々のガラスパネルだ。
▼展開状態。この状態ではヒンジパーツは完全に隠れるようになっている。

▼メインカメラはそれぞれ12MP。超広角 / 広角 / 望遠 2倍の構成。

背面のパネルをざっとみただけで、クオリティの高さと美しさに溜め息が漏れる。
背面パネルの仕上がりや手触り、カメラを囲むリングに至るまで上質な質感に溢れており、持つものの満足感を高めてくれる。
側面 (閉じた状態)
上部
▼本体上部にはスピーカーとマイクが備わる。

ディスプレイはほぼピッタリと折りたたまれる。
左側からヒンジに向かってやや太くなるが、普段持つ右手では分厚さを大きく感じることはなかった。
反対に、左手で持ったときは太さとヒンジパーツが手に当たる感触があるが、不快だとまでは感じない。
下部
▼下部にもスピーカーとマイク、そしてUSBポートが備わっている。

上部、下部をご覧いただいてわかるように、Galaxy Z Fold2はステレオスピーカーを搭載しているので、迫力あるサウンドを楽しむことができる。
右側
▼右側には電源ボタン一体型の指紋認証センサーやボリュームボタン、カバーディスプレイ側にはSIMトレーが見える。

指紋認証が画面内ではなく、側面にある電源一体型なのは喜ばしく、認識のしやすさや操作のしやすさに寄与する。
指紋センサーには上下スライドによるジェスチャー操作を割当てすることもでき、通知パネル展開操作なども可能だ。
左側
▼ヒンジパーツはきらびやかな光沢仕上げで、息を呑む美しさにうっとりしてしまう。

ここまでくると、もはやハイブランドアクセサリのようで、気品や色気のようなものを感じる。
価格から推察するターゲット層を考えると、Samsungはスマートフォンにハイブランドや高級腕時計のような、社会性を持たせようとしているのかもしれないと考える。
側面 (開いた状態)
▼開いた状態では薄く、持った感じもかなり違う。

▼畳んだ状態では重量が集中するので「重いスマホ」というイメージになるが、展開すると「軽いタブレット」といったイメージになった。

上下部、側部は、一周ぐるりとヘアライン加工されていて鈍い光沢を放つとともに、指紋が付着しにくい・傷が目立ちにくい・滑り止めなどのメリットがある。
中央部やヒンジは光沢、側面のよく手が当たる部分はヘアライン加工での仕上げと、デザインと機能をきっちりと考えて仕上げられている。
SIMトレー
▼香港モデルではnanoSIMのみ。グローバルモデルではeSIMとのデュアルになっているが、物理デュアルSIMモデルはなし。

Galaxy Z Fold2 5G のカメラ

カメラ性能は全世代機のGalaxy Note10と比較して、さほど変わらないという印象。
ただ、Galaxy Z Fold2ならではの撮影方法や、大画面でも小画面でもプレビューできるなどの便利な使い方もできる。
撮影モードや機能
デュアルプレビュー
デュアルプレビューでは、メインカメラに写している映像をカバーディスプレイに表示できる。
そのため、撮られている方もどのように写っているのか、確認しながらの撮影が可能だ。
▼こちらは撮影者側からみた写真。

▼撮られている方はカバーディスプレイで写り具合を確認できる。

フレックスモード
Galaxy Z Fold2では、ディスプレイを折り曲げる途中で止めることができるようになり「フレックスモード」を利用可能になった。
写真撮影では、三脚なしでの撮影など、Galaxy Z Fold2ならではの撮影ができる。
▼通常撮影では大画面でプレビューでき、写り具合を確認しやすい。

▼フレックスモードだとプレビュー画面は小さくなってしまうが、三脚なしでの撮影が可能だ。

上の写真では外側のカメラを使用しているが、メインディスプレイ側のカメラも利用可能。
スタンドや三脚なしで自撮りができるのはもちろん、複数人の顔を認識すると自動的に広角アングルで広い範囲を撮影してくれるので、楽しいひとときを演出してくれるだろう。
みんなで写真を撮るときに立て掛けたスマホがひっくり返る...何てこともない。
他にも、鏡のような使い方も可能で、特に女性に喜ばれる機能ではないだろうか。
メイク直しの道具にサッと渡してもいいかもしれない。
フレックスモードはカメラ以外にも使い道あり
「フレックスモード」はカメラ以外にも多様な使い方ができる。
さまざまな最新端末を検証する「Skyblue」氏のブログではフレックスモードに注目した記事を公開しているので、チェックしてみて欲しい。
Galaxy Z Fold2 で撮影した写真
フレックスモードによるカメラ撮影が大変優秀であるGalaxy Z Fold2で次は撮影能力をチェックしてみよう。
スマホカメラのチェックでは、山頂から空や木々の色合い、遠景撮影などの能力をチェックした。
撮影日は谷間が霧がかっており、このアングルでの望遠撮影はいまいちなものとなってしまっているので、望遠カメラの性能は次項の望遠カメラテストを参照いただきたい。
超広角

広角

望遠 2倍

望遠 4倍

望遠 10倍

広範囲を撮影する超広角カメラでは、青々とした美しい空の色や、木々の生き生きとした緑をしっかりと写し出し、壮大なイメージを演出する写真を残せた。
望遠カメラテスト
続いてアングルを変更して遠くにある鉄塔に向かってズームし、望遠カメラの性能をテストした。
Galaxy Z Fold2の望遠カメラでは、比較に用いた同じ光学2倍のスマホである「Galaxy Note10」より、やや明るく撮れるという印象だ。
さらに比較として用意した「ペリスコープカメラ」を搭載する「Galaxy Note20 Ultra」との比較では、さすがに大きな差をつけられてしまった。
等倍

望遠 2倍

望遠 4倍

望遠 10倍

望遠 10倍 (Galaxy Note10)

望遠 10倍 (Galaxy Note20 Ultra)

望遠カメラ比較
上記の写真を拡大しディティールも比較してみた。
拡大してみると、Galaxy Z Fold2の望遠カメラは明るいが、ややぼんやり、Note10が少し鮮明、Note20 Ultraはさすがのクオリティといった感じだ。
望遠 10倍 Galaxy Note10と比較


望遠 10倍 Galaxy Note20 Ultraと比較


Galaxy Z Fold2 5G でやっておきたい設定

そのままでも快適に使えるのだが「Kindle」や「インスタグラム」など、一部アプリの表示で気になる部分があった。
しかし、設定を変更することで解決したので紹介しておこうと思う。
全画面アプリの指定
Galaxy Z Fold2では、大画面でアプリを快適に楽しむことができる。しかし「Kindle」アプリなどは、フロントカメラのあるディスプレイ最上部を表示できないようになっている。
▼設定→ディスプレイ→「全画面アプリ」から、全画面表示させたいアプリのスイッチを有効にしておく。
この設定をやっておけばKindleアプリはフロントカメラの穴を無視して表示できるようになる。
どのように表示されるかは後述の「大画面で読書を楽しむ!」の章を参照いただきたい。
ただし、こちらの設定は全てのアプリに効くわけではなく、全画面にならないものもあるので注意してほしい。
インスタなどのアプリを大画面で楽しむ設定
続いて写真SNSのインスタグラムなのだが、このアプリをGalaxy Z Fold2で使ったときに発生する問題も解決できたので紹介する。
▼通常の状態では「インスタグラム」を起動すると、左右に黒い帯が表示されてしまい、全画面にならない。

▼また「ポップアップで表示」の項目がなく、マルチウインドウで使用することもできない。

▼せっかくの大画面を活かすべく、設定を変更。設定→端末情報にあるソフトウェア情報から「ビルド番号」を7回連続タップして「開発者オプション」を有効化。
▼続いて「開発者オプション」の「アクティビティをサイズ変更可能にする」と「フリーフォームウインドウ」のスイッチをオンにして再起動。
この設定をおこなえば「インスタグラム」を全画面表示させたり、ポップアップ表示させ、ウインドウサイズの調整などがおこなえる。


だだし、こちらも表示は大きくなるが、投稿は少々やりづらくなってしまうので、どうやったら投稿できるのか操作してなれておいたり、やりにくいところの操作はカバーディスプレイでおこなうといいかもしれない。
キーボードレイアウト変更
本機には画面サイズの小さな「カバーディスプレイ」と、サイズの大きな「メインディスプレイ」がある。
カバーディスプレイではQwertyキーボードだと小さすぎてて使いにくく、メインディスプレイではフリックキーボードは大きすぎて使いにくい。
そこで、それぞれのディスプレイに適したキーボードを使えるように設定する。
▼設定→一般→言語とキーボード→オンスクリーンキーボードから「Samsungキーボード(日本モデルはGalaxyキーボード)」に入り「スタイルとレイアウト」を選択。
▼続いて「モード」をタップし、メイン・カバーディスプレイで使用したいキーボードを選択すればよい。
▼上記の設定により、カバーディスプレイではフリックキーボード、メインディスプレイではスプリットキーボードが自動的に適用される。

私はQwertyによる入力に慣れているので上記が使いやすいが、メインディスプレイでもフリック入力したい人は「フローティング」を使ってみるといいだろう。
▼この状態であれば、片手でも文字入力可能だ。

できることなら変換の賢いGboardを使いたいところなのだが、Galaxy Z Fold2ではディスプレイの連動などが使えるSamsungキーボードが使い勝手において一枚上手だと感じる。
Galaxy Z Fold2は特殊なスマホなので、キーボードは特殊仕様に合わせて作られた標準のものに慣れるのがよさそうだ。
Samsungキーボードは使ってみてしばらく、変換とバックスペースキーを長押ししたときの高速な文字消去にイライラさせられたが、使い込むと慣れ、徐々に快適に文字入力できるようになった。
ちなみに、この記事はほぼGalaxy Z Fold2 × Samsungキーボードで作成している。
Galaxy Z Fold2 5G 大画面で読書を楽しむ!

Galaxy Z Fold2での読書体験は素晴らしく「Kindle」アプリを先述の「全画面表示」にしてやれば、雑誌やコミックスを表示させ、快適に読書を楽しめる。
電車での移動中などでポケットからGalaxy Z Fold2をサッと取り出し、素早く快適に読書を楽しむといった使い方ができる、夢のようなマシンだ。

こんな未来的な物を一般人の私が使える日が来るなんて...!
雑誌
▼ほぼ全画面で余白なく表示され、とても楽しく雑誌を読むことができた。

漫画
▼コミックスでは単ページでの表示、見開きともにすばらしい。


▼Galaxy Note20 Ultraとの比較では画面比率や大きさの違いを確認でき、マンガがいかに読みやすいかよくわかる。

この大画面を折りたたんでポケットに収納でき、必要になったらいつでも手軽に使うことができる。
Galaxy Z Fold2なら、大画面での読書がはかどること間違いなし!
移動中、休憩中などのスキマ時間を素晴らしいものに変えてくれる。
Galaxy Z Fold2 5G 大画面で動画やゲームを楽しむ!

Galaxy Z Fold2の大画面は動画やゲームにももちろん向いており、それはそれは素晴らしい体験を味わえる。
特にゲームでは、全画面で迫力のある映像を楽しめ、普通のスマホでは考えられないような体験をすることができた。
YouTubeで動画観賞テスト!
画面比率動の関係で動画は上下に余白が出てしまうが、それでもスマホでは味わえない迫力だ。
ステレオスピーカーの音質もよく、大画面と高音質で動画を楽しめる。
フレックスモードでの動画視聴もしやすく、スタンドなしで画面を立てられるのは非常に便利だと感じた。



Asphalt9をプレイ!
ゲームはとにかく迫力がすごい!
試したゲームは全てフルスクリーンに対応しており、ナローベゼルでノッチもない大画面に没入できる。
▼Asphalt9のプレイ画面。これがスマホだなんて信じられない。

▼映像もサウンドも最高すぎる!

ゲームの迫力はこれまでスマホと比較して、異次元レベルの体験となった。
PUBG Mobile
定番のゲームも大迫力 & 快適!



原神
最新の人気ゲーム「原神」もご覧の通り全画面表示!



Galaxy Z Fold2はゲームをとても快適に大迫力で楽しめる。
高性能なSoCおかげで動作も快適であり、ベンチマーク項でも触れたように、発熱があまり気にならないのも大きなメリットだ。
Galaxy Z Fold2は動画もゲームも新たな段階へと誘う「スーパーエンタメマシン」と呼べるだろう。
ディスプレイが折り畳めることで、ポケットにいれて持ち歩くことができ、このような体験が「日常」となる日が来たのだ。

これはスゴすぎる体験です...!
Galaxy Z Fold2 5G 大画面でマルチタスク!

大画面では一つのウインドウを大きく表示できるメリットのほか、複数ウインドウを表示できるメリットもある。
Galaxyシリーズの得意とするマルチタスクはGalaxy Z Fold2の大画面で大きく活きる。
もちろん作法を学ぶ必要はあるが、使いこなせば仕事に、遊びに活躍すること間違いナシ!
分割表示
▼通常のポップアップ表示はもちろん、きっちりと分割した表示に対応。

最大3つのウインドウを分割表示でき、それぞれ位置の入れ替えも境界線にある点をタップするとかんたんにできる。
ブラウザとメール、動画とTwitter、ゲームと攻略サイトなどなど、使い道はいろいろ。
動画とゲームの同時表示も便利
▼ゲームしながら小窓で動画表示も余裕でOK。

▼Galaxyなら「Sound Assistant」でアプリを指定すれば、個別にボリューム調節も可能だ。

▼ゲームの音量だけを下げるなどして調節してやれば、音の重なりを回避できる。

Galaxyなら、やりたい!と思ったことやこれできないの?と思ったことが、カスタマイズやアプリで大抵できてしまうのが素晴らしい。
「何も考えずに使いたい」のであればiPhoneをおすすめするが、自身でカスタマイズし、使い勝手を向上させたいならGalaxyを選択すれば、スマホライフは楽しいもとのなるだろう。
Galaxy Z Fold2 5G の大画面でペンを使いたい!

Galaxy Noteでは「Sペン」を使って快適にメモを書いたり絵を描いたりすることができるが、残念ながらGalaxy Z Fold2ではSペンを使うことはできない。
しかし、なんとかGalaxy Z Fold2の大画面を活かしてメモ取ったり絵を描いたりできないのかと思い、色々試してみた。
ペンは良さそうなものをピックアップし、100円ショップで販売されるものから、ワコムのペンやペンタブまでさまざまなペンの書き心地をテストした。
結果、Sペンには遠く及ばないものの、Galaxy Z Fold2にもっとも適したペンを見つけることができた。
アプリによっても書き心地が異なるが、試した中ではSamsung純正アプリの「Samsung Notes」アプリが優秀だった。
100円ショップのペンを試す
最初に試したのは安価なタッチペンで、安くすんだら嬉しいなと思い試してみた。
▼「セリア」で売っていた先端がシリコンになっているタイプはタッチに向いているようで、書けないことはないが滑りが悪くいまいちだった。

▼先端がディスクになったタイプはシリコンタイプより滑りはだいぶマシだが、Galaxy Z Fold2に貼られているフィルムの滑りが悪く、書き味はイマイチ。

もしかすると、フィルムを滑りの良いものに交換すれば使いやすくなるのかもしれないが、標準のフィルムが駄目すぎた。
Wacomのペンを試す
100均のペンでだめならペンで有名な「WACOM」の製品ならどうか!?と思いテスト。
AndroidやiPhone / iPadで使える「BANBOO Tip」という製品をためしてみた。
▼BANBOO Tipは高額な製品であるため期待していたが、Galaxy Z Fold2では残念ながら使い物にならなかった。

書いてみると、硬質なペン先でフィルムを傷つけてしまいそうに感じられ、認識も悪く、最も使ってはいけないペンであることがわかった。
Wacomのペンタブレットを試す
画面に直接描くのがだめならペンタブならどうかと思い、Android対応製品である「Wacom Intuos CTL-4100WL/K0」という製品を試してみた。
▼USBケーブルでの接続、Bluetoothでの接続が可能。

▼Galaxyシリーズで使うとペンのカーソルが表示されないが「Medibang Paint」では、かんたんな設定でカーソル表示可能だ。

▼しかし、Galaxy Z Fold2で使用すると不具合があり、縦方向の描画が2倍となってしまう。画像では「正方形」を描こうとしたのだが「長方形」が描かれた。

アプリの問題かと思い他のアプリを試してみても、同様に長方形が描画されてしまったので、どうやらGalaxy Z Fold2に問題があるようだ。
ちなみに、他のGalaxyであるNoteシリーズ、Galaxy Tab S7+では問題なく描け、さらにSペン非対応のSシリーズでも使えてしまったのでFold2だけがおかしいのが大変残念。
今後アップデートでどうなるかわからないが、執筆時点においてはペンタブを使うことはできなかった。
エレコムの導電繊維ペン
最後に試したのがペンの先端に「導電繊維」を用いたもの。
ペン先がやや太くなるので避けていたが、とても滑りがよくこれが一番使いやすかった。
▼アルミボディがかっこいいエレコムの「AL.STYLUS」という製品を購入。

▼やや太いペン先で書くのに少しコツがいるが、滑り、感度共に良好。

導電繊維タイプのペンであれば、メモ書き程度には利用できそうだ。
また、使用するアプリでは「Samsung Notes」が良好に感じた。
「OneNote」だと他のデバイスからも参照しやすく使い勝手がいいが、書き心地は「Samsug Notes」が良好。
Galaxy Z Fold2 5G にキーボードを接続!

Galaxy Z Fold2をペンの他にビジネスでも活かした使い方ができないかと「タッチパッド付きワイヤレスキーボード」も2種類はど試してみた。
こちらは、ペンと違い、かなり実用的。UMPC(ウルトラモバイルパソコン)のような使い方ができる。
折り畳みキーボード
▼タッチパッド付き折り畳みキーボードで使用。ポケットに全部入るのが素晴らしい。

デスクが使える場所であることや、スタンドも必要になるなど使える場所に多少制約はあるが、可搬性は高い。
タッチパッド付き折り畳みキーボードがあれば、最低限の荷物でどこでも仕事ができ、今の時代に相応しい仕事のこなしかたができるだろう。
スタンド付きキーボード
▼やや古い製品だが、Lenovoの「ThinkPad Tablet 2 Bluetoothキーボード」も試してみた。こちらはスタンド付きで膝上でも使用可能。

こちらのキーボードでは、Androidだと中クリックを押しながらのスクロールが使用できないのがやや難であるが、スクロールはタッチパネルかカーソルキー、Page UP, Downですれば解決であり、光学式ポインターやキーボードの使い勝手は良好。
移動中や出先でOfficeアプリの使用や、ライティングなど、スマホだけである程度快適に仕事がこなせる。
ポケットには入らないのでバッグは必要になるが、しっかりとしたスタンドがあるのが素晴らしい。
スタンド付きであれば、電車や自動車の座席、公園のベンチなど、デスクがない場所でも使えるのがメリットだ。
ちなみに外付けキーボードを利用する際は、ハードウェアキーボードのキーレイアウトや、賢い変換などが優位な「Gboard」を使うと入力が快適になる。
Galaxy Z Fold2 5G をDeXでPC化!

Galaxy Z Fold2も、PCのように使える「DeXモード」を搭載。
モニターやPCに有線 / 無線で接続してPCさながらの操作をすることができる。
大画面でスプレッドシートやドキュメントの編集ができるのはもちろん、動画なども楽しめる。
▼モニター、マウス、キーボードを接続するとほぼPCの出来上がり!

▼PCのようにマルチウインドウで快適に作業ができる。

写真ではモニターにUSB Type-Cケーブルで接続しているが、Type-Cハブなどを使ってHDMIへの変換で接続したり、無線接続対応モニターへの接続、PCへのWindows, Macへの有線・無線接続が可能だ。
PCをモニターとして使うことができるため、使わなくなったPCの活用方法としてもおすすめできる。
無線接続では注意事項があり、操作に遅延があるため作業には向いていない。動画の視聴などは問題ないので、YouTube動画などを楽しむ用途などに向いている。
▼プロジェクターに接続したAmazon Fire TV Stick 4Kに無線接続してDeXを表示し、動画を楽しむといったこともできる。

DeXの使用中であっても、Galaxy Z Fold2は普通にそのまま使用可能なのがミラーリングと違って良いところで、DeXでは動画、手元のスマホはSNSを表示といった使い方が可能だ。
ただ、YouTube問題ないが、プライムビデオなどは保護が働き映像が表示されないのが残念なところ。
DeXの操作方法は下記で解説しているので、興味がある人はチェックして欲しい。
Galaxy Z Fold2 5G のバッテリーテスト!

Galaxy Z Fold2のバッテリーもちはどう?
実際の使用ではカバーディスプレイを多用するが、テストではメインディスプレイのみで計測している点にご注意いただきたい。
- 画面輝度:50%
- Wi-Fi:ON
- 使用アプリ:PCMark
- 100%から20%になるまでを計測
▼大画面 × 120Hzでは消費電力が大きいようで、バッテリー駆動時間は短めで、60Hzにするとやや改善される結果となった。
メインディスプレイの120Hz駆動は、とてもバッテリーの消耗が激しいことがわかる。
バッテリーの消耗を抑えるには、カバーディスプレイを多用したり、60Hzでの運用をすると良さそうだ。
せっかくの120Hzや、大画面をガンガン使いたい!という人は、モバイルバッテリーでカバーするのも良い方法だろう。
▼こちらは60W出力 / 入力を備えた20000mAhの強力なモバイルバッテリー。ハードな使用にも向いており、ノートPCなどスマホ以外でも使える。
Galaxy Z Fold2 5G の充電テスト

Galaxy Z Fold2の給電能力は25Wで、付属充電器のEP-TA800も25Wとなる。
付属する充電器で充電したところ、4500mAhのバッテリーを1時間24分でフル充電できた。
他機種にはもっと高速に充電できるものも存在するが、十分に早く充電できる。
経過時間 | 充電量 | 増加量 |
---|---|---|
10分 | 16% | 16% |
20分 | 32% | 16% |
30分 | 46% | 14% |
40分 | 61% | 15% |
50分 | 74% | 13% |
1時間 | 86% | 12% |
1時間10分 | 92% | 14% |
1時間20分 | 96% | 4% |
1時間24分 | 100% | 4% |
もし別途充電器を用意する場合は「PPS」に対応するものを選択しないと、低速での充電になってしまうので注意したい。
▼下のリンクは「PPS」に対応した製品のレビュー。
Galaxy Z Fold2 5G でSIMの動作をテスト!

楽天モバイル
楽天モバイルのSIMは差し込んだだけで使用可能だ。
テザリングも何もせず利用可能で、以前のようにAPNタイプに「dun」を加えたりしなくても接続できた。
▼APNはSIMを差し込むと自動的に取得。
通信、通話共に問題なく利用可能。
楽天モバイルの小技
楽天モバイルは自社回線とau回線を借りて運用している。
自社回線である「楽天モバイルエリア」では、1日10GBという制限があるものの、低速モードになっても3Mbpsで使用でき、0時には解除されるという仕様だ。
ほとんどの人は1日10GBの高速通信使用できれば十分に満足できるだろう。
しかし「楽天エリア」となるBand 3は1.7GHz~1.8GHzという高周波のため、障害物に弱く、なかなか接続できない。
au回線となる「パートナーエリア」はBand 18の800MHzという低めの周波数なので障害物に強く、接続性に優れる。
そのため「楽天エリア」の Band 3には、楽天エリアであってもなかなか接続することが難しくなっている。
そこで登場するのが「Band 3 固定」という技で、Galaxyスマホであればかんたんにおこなえる。
上記の設定が済めば、楽天エリアをバッチリ固定できるようになる。
▼このように比較的弱目の電波であっても、Band 18を無視してBand 3に接続可能だ。

楽天モバイルのリンク
LINEモバイルをテスト
楽天モバイルに続いてLINEモバイルのソフトバンク回線をテスト。
▼APNは公式サイトにあるものを手動で入力する必要があった。APN入力後、一旦「機内モード」にすると無事通信を確認できた。
▼通話のテストでは、SoftBank系のSIMはこれまで通り3Gでの通話となることを確認。VoLTEは使用できないが、通話の使用は可能だ。
LINEモバイルのリンク
ドコモ5G動作を確認
▼香港版SM-F9160にて5Gの超高速通信を確認!

発売当初は動作しないと報告されていたドコモ5Gだが、アップデートで対応となり、5G通信を確認できた。
Galaxy Z Fold2はケース選びが難しい
いくつか試したが...いまいちだった
▼最初に試したのはSamsung純正レザーケース。

1万円もする高価なもので、上質な質感やレザーの香りが楽しめる。しかし、片側のみの保護で厚さもそこそこあるため、とてもアンバランス。
開いた状態でテーブルなどの平な場所におくととても気になってしまい、外してしまった。
▼次に試したのが背面側とカバーディスプレイ側の両側が保護でき、スタンドがあるケース。

スタンドは非常に便利で大画面のGalaxy Z Fold2をかなり快適に使用できる。しかし、実物の質感が恐ろしいほどチープで、とてもGalaxy Z Fold2には相応しいと思えなかった。
▼さらに購入したのがSpigenのケース。

ケースといえばこのブランド。USアマゾンで4千円ほどで購入したが、価格の割にとても残念な質感。
ブラックではかなり良さそうに見えたが、ブロンズの現物はとてもチープ。裏返すと塗装されていない安っぽいプラの素地が見える。
厚さもかなりあり、持った感触は随分と変わってしまう。保護能力はありそうだが、薄型ケースが好みの私には受け入れられなかった。
しかも日本で発売後は半額以下というオチまで。。
やっぱりアラミドケースがいい感じ
Galaxy Note20 Ultraや、BlackBerre Key2などでもアラミドケースを装着し、かなり高い満足感を得たことから、Fold2にもアラミドケースを装着したいと考えていた。
しばらくはアラミドケースが販売されていない状態だった(純正はあったが片面のみ)が、AliExpressで発見し、即注文。
▼4つめに購入したのはこちらのアラミドケース。これがとてもいい感じだった。

▼薄いがとても硬質で、傷からしっかりと守ってくれそうだ。

▼カメラの段差もすりつけられ、かなり「出っ張り感」が緩和される。カメラ横のマイク穴もしっかりと空けられていた。

▼イヤースピーカーや上部スピーカー、マイクのくりぬきもきれい。

▼もちろん下部ポート類も問題なく、充電ケーブルの差し込みも私が試したものは問題なかった。

▼厚いケースでは指紋センサーが操作しにくくなるが、このケースでは全く問題なし。

▼ヒンジはさすがに保護出来ないが、本来の感触をほぼそのまま味わえるためかなり満足。


やっぱりスマホケースはアラミドが鉄板です!
Galaxy Z Fold2 5Gイオシスの価格情報とリンク
イオシスでは香港モデルや韓国モデルなどの中古品入荷が確認できた。
しかし、入荷後まもなく売り切れとなってしまったようで、ほしい人はマメにチェックする必要がありそうだ。
※価格はすべて執筆時点。実際の価格はリンク先を確認のこと。
Galaxy Z Fold2 5G 香港モデル
▼本記事でレビューしているのはこちらの香港モデル。ROMが512GBなのが特徴。

Galaxy Z Fold2 5G 韓国モデル
▼こちらは中古Aランクの価格。韓国モデルはシャッター音が鳴るが少々安い。
Galaxy Z Fold2 5G ETORENの価格情報とリンク
ETORENではeSIMが使えるモデルの販売を確認できた。
香港モデルと違い、ROMは256GBとなっている。
Galaxy Z Fold2 5G 256GB
▼執筆時点ではeSIMが使えるモデルが販売されていた。eSIMが使えるのでグローバル版だと思われる。

Galaxy Z Fold2 5G EXPANSYSの価格情報とリンク
EXPANSYSでは各国のモデルが販売されていた。輸入消費税が本体価格の60%に8%掛かるので注意。
韓国モデル
▼5Gを満喫したいならこのモデルだが、韓国モデルはマナーモードでもシャッター音が鳴るので注意。

上記の金額であれば、およそ1万円ほどの消費税を後から振り込みなどで納めることになる。
グローバルモデル
▼eSIMが使えるグローバルモデル。

香港モデル
▼香港モデルはROMが512GBとなる。microSDが使えないので大容量が欲しい人はこちらになる。

Galaxy Z Fold2 5G のレビューまとめ!

最後にレビューを振り返ってGalaxy Z Fold2のいいところや、イマイチなところをおさらいしておこう。
- 高い処理能力
- 120Hzディスプレイ
- ゲームが恐ろしく捗る
- 大きく進化したデザイン
- 質感・高級感・完成度がとても高い
- カバーディスプレイの実用性が向上
- Flexスタイルで3脚いらず、動画も快適
- 持ち歩ける大画面 × キーボードが実用的
- 先代よりさらに大画面となったディスプレイ
- 読書、動画、ゲームなどで異次元の体験ができる
- Sペン非対応
- 本体価格が高額
- microSD非対応
- たたむとやや重く感じる
- カメラの出っ張りが大きい
- カメラの能力は高いが進化なし
おわりに:高いが納得のクオリティ

「Galaxy Z Fold2」に触れてみて、高い質感と完成度に驚き、大画面の折り畳みディスプレイに非常にワクワクさせられた。
特にキーボードとの組み合わせが素晴らしく、PCなしでも快適作業がスマホだけでできるというのが非常に気に入った。
ポケットからサッとスマホを取り出して作業できるなんてロマンがあり、それが十分に実用的なのが面白い。
カバーディスプレイはやや細いものの十分に実使用に耐え、LINE返信なども難なくおこなえる操作性を確保している。
大画面は作業や読書から動画・ゲームまで何をやっても快適で実用度はとても高く、スマホの進化系として完成されていると感じた。
普段はスマホ、いつでも必要な時にタブレット、キーボードと接続すればUMPCになり、モニターと接続すればDeXを使ってデスクトップPCにも変身する。
1台で何役もこなすGalaxy Z Fold2は、高額であるが十分な価値があるスマホだ。
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