100倍ズームを体験するため、Galaxy S20 Ultra「SM-G988B」を海外通販サイトEtorenにて購入した。
Galaxy S20 Ultraは、日本でもauから2020年7月3日に発売となる。
この記事ではGalaxy S20 Ultraの、
- 外観
- カメラ性能
- よかったところ
- いまいちだと感じたところ
などを紹介しようと思う!

Galaxy S20 Ultraのスペックなど

Galaxy S20 Ultraと先代モデルのスペック比較表
基本スペック比較
Galaxy S10 | Galaxy S10+ | Galaxy S20 Ultra | |
---|---|---|---|
OS | Android 9→10 | Android 9→10 | Android10 |
SoC | Exynos 9825 Snapdragon855 | Exynos 9825 Snapdragon855 | Exynos990 Snapdragon 865 |
RAM | 8GB | 8GB 12GB(1TB) | 12GB |
ストレージ | 128GB 256GB(5G) | 128GB 512GB 1TB | 128GB 256GB 512GB |
重さ | 157g | 175g | 220g |
高さ | 149.9mm | 158mm | 166.9mm |
幅 | 70.4mm | 74mm | 76.8mm |
厚み | 7.8mm | 7.8mm | 8.8mm |
画面サイズ | 6.1インチ 有機EL | 6.4インチ 有機EL | 6.9インチ 有機EL |
解像度 | 1440×3040 | 1440×3040 | 1440×3200 |
画面密度 | 551ppi | 523ppi | 511ppi |
バッテリー容量 | 3,400mAh | 4,000mAh | 5,000mAh |
充電能力 | 有線 22.5W 無線 12W | 有線 22.5W 無線 12W | 有線45W 無線15W |
Wi-Fi | 802.11a, b, g, n, r, ac, ax | 802.11a, b, g, n, r, ac, ax | 802.11a, b, g, n, r, ac, ax |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
防水 | ○ | ○ | ○ |
デュアルSIM | ○ 国内モデルは× | ○ 国内モデルは× | ○ |
FeliCa | ○ 海外モデルは× | ○ 海外モデルは× | × |
SDカードスロット | ○ | ○ | ○ |
フルセグ/ワンセグ | ○/× 海外モデルは× | ○/× 海外モデルは× | ×/× |
イヤホンジャック | ○ | ○ | × |
セキュリティ | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
カメラスペック比較
S10 | S10+ | S20 Ultra | |
---|---|---|---|
超広角 | 16MP f/2.4 | 16MP f/2.4 | 12MP f/2.2 |
広角 | 12MP f/1.5, 2.4 | 12MP f/1.5, 2.4 | 108MP f/1.8 |
望遠 | 12MP f/2.4 | 12MP f/2.4 | 48MP f/3.5 |
ズーム性能 | 光学2倍 デジタル10倍 | 光学2倍 デジタル10倍 | 光学ハイブリッド 10倍 デジタル100倍 |
フロントカメラ | 10MP f/1.9 | 10MP f/1.9 8MP f/2.2 | 40MP f/2.2 |
Exynos 990とSnapdragon 855をベンチで比較
ここでは前世代のSnapdragonである855と、私が入手した「SM-G988B」に搭載されている「Exynos 990」を比較し処理能力がどのくらい上がっているか確認してみた。
AnTuTuベンチマーク
▼左がGalaxy Note10 SD855、右がGalaxy S20 Ultra Exynos 990。


SD855の458046点に対し、Exynos990でのスコアは「511540点」となった。処理能力は順当にアップしている。
Snapdragon 865だと56万点ほど出るようなので、スコア性能が気になるなら「SM-G9880」などを購入しよう。
Geekbench
▼左がGalaxy Note10 SD855、右がGalaxy S20 Ultra Exynos990。


Geekbenchのスコアでも、普段使いに影響が出やすいシングルコアスコアで約200ほど差をつけた。
ストレージ速度を比較


左側はGalaxy Note10、右側がS20 Ultra。Note10に引き続き、読み込み / 書き込み能力が高速なストレージとなっている。
Galaxy S10ではシーケンシャルリードが約800MB/s、シーケンシャルライトが約200MB/sほどのスコアとなるようだ。
CPU温度を比較


CPUに高い負荷のかかる「アスファルト9」というレースゲームで5レースほどプレイした時の温度。S20 Ultraのディスプレイは120Hzに設定。
測定の結果「Snapdragon 855」と比較して「Exynos 990」は発熱がやや低く抑えられている。
▼計測したアプリ

Galaxy S20 Ultra 5G の外観をレビュー
正面
▼S20シリーズはエッジディスプレイではあるが、ほぼ平面になった。

有機ELディスプレイはこれまでのGalaxy同様とても美しい表示。S20シリーズでは120Hz駆動にも対応し、動画やゲームなどで滑らかな表示が可能だ。
フロントカメラ

Galaxy Note10 Liteなどとおなじく、Galaxy S20 Ultraのフロントカメラは小型 / 高画素化されている。
S20 Ultraでは40MPのカメラを搭載し、S20, S20+より少し大きなパンチホールとなる。
カメラの周囲や画面の縁をご覧いただくとわかるが、Galaxy S20シリーズは最初からフィルムが貼り付けされている。
Galaxyシリーズに当初から貼り付けされているフィルムは評判が良く、手触りや防指紋効果もいいものとなっている。
日本未発売のS20 Ultraでは分からないが、Galaxy Halajukuのようなストアでは無償で貼り替えサービスを受けることもできる。
ディスプレイON

6.9インチと大型で発色の良い有機ELディスプレイは撮影した写真の表示や動画、ゲームプレイなどにも最適。
解像度変更やリフレッシュレート変更も自分好みに設定変更できる「楽しめる要素」となっている。
背面
▼背面はツルツルテカテカのガラスボディ。

大変美しいボディではあるが、指紋がべったりとついてしまう。保護はもちろんのこと、指紋の防止にもケースは必須だ。
メインカメラ

Galaxy S20 Ultraの背面には超広角、広角、望遠、深度の4つのカメラとLEDライトが備わる。
▼高性能なパーツをふんだんに盛り込んだためか、出っ張りが大きい。

上部
▼SIMスロット、マイクが並ぶ。

下部
▼下部にはスピーカー、USB、マイク。

S20シリーズでは、イヤホンジャックが廃止となってしまった。
有線イヤホン派の人には残念だ。
右側
▼操作ボタンは右側となった。

左側
▼左側はフラットになっている。

Galaxy S20 Ultraの付属品

- 説明書2部
- TPUケース
- USB C to Cケーブル
- USB Type-Cイヤホン
- SIMトレー取り出しピン
- Super Fast Chaging充電器(25W)

S20シリーズの本体サイズ感を比較
S20シリーズを並べて比較
▼ディスプレイサイズはS20 Ultraの6.9インチが最も大きい。

ゲームプレイや、動画、写真、Webの閲覧などはディスプレイサイズの大きいスマホが向いている。
▼本体背面はカメラ部の大きさが際立つ。

Galaxy S20 Ultraのカメラはメインカメラに108MP、望遠カメラには「ペリスコープ」という構造で、なるべく薄くズーム倍率を高めた48MPのカメラを搭載する。
S20とS20+の望遠カメラは64MPとなるが、ほぼデジタルズームとなる。
S20、S20+は3倍までロスレス、S20 Ultraは10倍までロスレスの「ハイブイッドズーム」が可能となっている。
手に持って文字入力
Galaxy S20
▼S20は細身でしっかりと握り込める。

S20はテキスト入力を快適にこなすことができた。
親指から一番遠いキーも難なく入力可能であった。
Galaxy S20+
▼S20+は少々握り込むのが難しくなる。

一番遠いキーをタイプしようとすると、S20に比べて横幅が大きいS20+ではしっかりとホールドすることが難しくなった。
「片手キーボード」や「片手モード」を活用して操作性を上げたい。
Galaxy S20 Ultra
▼S20 Ultraでは、遠いキーの入力は難しく感じる。

1番画面サイズが大きなS20 Ultraでは文字入力がつらく、片手キーボードにしないときつい。自身の用途をよく考えて選びたい。

Galaxy S20 Ultraで撮影した写真
S20 Ultraのカメラで感じたこと
- ナイトモードが進化
- 10倍ズームが実用的になった
- 100倍ズームは遠くを確認するのに便利
- 近づくと逃げる動物を離れた場所から撮影できる
メインカメラ
Galaxy S20 Ultraの望遠カメラはとても楽しく、いろんな被写体を撮影したくなった。
さすがに100倍まで拡大するとかなりぼやけるが、遠くの被写体を拡大できるのは楽しい。
鳥①






鳥②






遠くの飛行機






遠くのビル



望遠(10倍)



遠くの鉄塔






108MPモードとの切り出し比較

Galaxy S20 Ultraでは「108MP」モードが用意され、試してみると多くの情報を一枚の写真に収めることができた。
上記の赤丸部分を通常モードで撮影した写真とくらべてみよう。
▼左側が通常モード、右側が「108MPモード」となる。

比較すると情報量の違いがよくわかる。
その分データ容量が大幅に増加してしまうので常用するのは好ましくないが、広範囲を詳細に記録したいときに使ってみよう。
- 通常モード:約3MB
- 108MPモード:約22MB
記録するスピードについては、Galaxy S20 Ultraではストレージへのアクセススピードが高速なためか108MPモードでも高速で写真を保存することができるのが好印象だった。
保存にかかる時間は体感で、通常モードより少し時間が掛かるかなといった程度。
ズーム性能を確認
下の動画では、鉄塔にズーム操作している様子を動画に収めた。
この距離感が伝わるだろうか。
S20 Ultraのズームとズームレンズで遊べ!


Galaxy S20 Ultraのズームは遠くにあるものをとても大きく拡大でき、かなり楽しめるカメラになっている。
そんな高性能望遠カメラに「クリップ型12倍ズームレンズや単眼鏡」を装着して遊んでみた。






超高倍率での撮影は手振れしやすくかなり難しいが、面白い写真や動画が撮影できる。よければ以下の記事もご覧いただきたい。

なお、Galaxy S20 Ultra単体で月を撮影した写真も掲載した。
単体で月の模様を撮影する方法は「Galaxy S20 Ultraで月を撮る」項をご覧いただきたい。
ナイトモードをテスト
Galaxy S20シリーズでは、暗い場所での撮影機能がより強化されている。暗い場所でカメラを起動すると「ナイトモード」の使用をユーザーに促したり、露光時間が画面に表示されるなど、ユーザーに優しくなっている。



Galaxy S20 Ultra単体で月を撮る!
ズームと単眼鏡の使用で鮮明な月を撮影できるGalaxy S20 Ultraのカメラ。
当初は単体撮影しようとするとスクリーンショットを使わないとうまく撮影できなかった。
だが、アップデートにより、通常撮影でも月をうまく撮れるようになっている。
▼まずは撮影モードを「プロモード」に設定して月を撮影。

感度と絞りを調節して撮影すると月の模様を撮影することはできるものの「プロモード」では望遠カメラが使えない。
▼次に30倍や100倍ズームを試すと以下のようになった。

この状態ではただの光の玉だ。いろいろ試してみると「スクリーンショット」では模様を捉えることができた。

何故か保存時に変な補正がかかってしまうようで、プレビューでははっきり写っていても保存後は模様が消し飛んでしまう。
しかし、スクリーンショットで保存すれば模様を残すことができた。
▼上のスクショをトリミングしたもの。

▼動画モードでは普通に記録できる。
S20 Ultraで月の模様を見る手順は以下のような感じ。
- 月にズーム
- 月をタップ
- 露出を下げる
上記の方法で月の模様を観察できた。
Galaxy S20で試すと光の玉から変化がなく、Galaxy S20 Ultraでのみ観察可能だ。
アップデートで通常撮影可能に
2020年4月のアップデートで、スクリーンショットでの保存ではなく通常通りシャッターを切って保存しても模様を確認できた。


スマートフォン単体で月を撮影できるというところに面白さを感じる。

Galaxy S20 Ultraの充電能力やバッテリーをチェック
標準充電器で計測
▼まずは標準の充電器でGalayx S20 Ultraを充電。

25W前後の出力で、5000mAhのバッテリーを1時間ほどで充電できるようだ。
十分な能力なのだが、標準充電器では最大45W充電に対応するGalaxy S20 Ultraを最大速度で充電できない。
高出力充電器で計測してみた
▼次に最大65Wを出力できる「BS-C915」を接続してみた。

少し高速で充電できるが、残念ながらGalaxy S20 Ultraでは標準の充電器とあまり変わらず。
ほかにも45W出力ができるACアダプタを試したが、大きな出力を得ることはできなかった。
しかし、5,000mAh容量を1時間で充電できるので、充電能力としては十分だ。
この後分かったことだが、Galaxy S20 Ultraを最大能力で充電するには「PPS対応」の45W以上出力ができる充電器と「5A」の電流に対応したケーブルが必要だった。
また充電が進むにつれて最大の45Wから徐々に出力が低くなっていく。
バッテリーの使用状況
我が家では固定回線を廃止しており、テザリングを多用している。スマホバッテリーには過酷な環境だ。
様々なレビューやクチコミなどでGalaxy S20シリーズのバッテリーはもちが悪く、特に「Exynos」を搭載したモデルの評判が悪い。

スマホの使い方は人それぞれだが、私が使用してみた限りではGalaxy S20 Ultraのバッテリー持続時間は問題ないと感じた。
「S20のバッテリーは持ちが悪い」「Exynosはさらに悪い」と言われているが、朝8時ごろから使い倒して9時ごろまで使えている。
ゲームはしておらず、Twitter、カメラ、ブラウザ、YouTubeなどの用途だが、120Hz駆動 / 5G ON / 最適化モードにて画面ON時間が8時間でこのような具合だ。
一般的な会社に勤めている方であれば十分に使えるのではないだろうか。
Galaxyは使い始めの1週間程度はシステム最適化のためかバッテリー消耗が早い。
また、3Dゲームで遊べば高速処理が必要になるので大きくバッテリーは消耗する。
バッテリーは5000mAhと大容量ではあるが、使い始めのや、ゲーマーはモバイルバッテリーを用意しておくと安心だ。

Galaxy S20 Ultra のいいところ・いまいちなところ

いいところ
- eSIMに対応
- DeXが使える
- 8K動画が面白い
- 120Hz表示に対応
- 搭載メモリが大きい
- ズーム性能が実用的
- パンチホールが小さい
- エッジディスプレイがほぼ平面に
eSIMに対応
▼入手したSM-G988Bは、デュアルSIMに加えてeSIMに対応。

日本ではまだまだ利用できる通信業者が少ないeSIM。
海外へよく渡航する人にとってはSIM入れ替えの手間が省けてよさそうだ。
DeXが使える

GalaxyをモニターやPCに接続することでPCのように使える機能「DeX」に対応。
PCがなくてもExcelやWordなどのOfficeソフトを使ったり、大画面で動画やゲームを楽しめる。
8K動画が面白い
Galaxy S20, 20+, 20 Ultraでは「8K動画」の撮影に対応している。
1ファイルの容量が4GBまでの制限があるのと、フレームレート(fps)が若干低いのには注意が必要ではあるが高画質な映像を撮影することができる。
ディスプレイは8K解像度ではないが、GalaxyのディスプレイでもFull HDと8Kの違いを確認することができた。
また、動画からは7680 × 4320の静止画を切り出せる。


思い通りにいかない小さな子供の撮影では、高画質録画からピントの合った瞬間や、カメラ目線になった時の写真などを作り出せて便利だった。
OneUI2.1で追加になった「シングルテイク」も短い動画撮影から写真の切り出しやAIによるベストショット判定などが使用でき面白い。
120Hz表示に対応
Galaxy S20シリーズは全て120Hzの表示に対応している。
通常のディスプレイでは1秒間に60回の画面書き換えがおこなわれるが、S20では120Hzに変更することができる。


デフォルトの60Hzから120Hzに変更して設定画面などでスクロールしてみると、違いをすぐに体感することができた。
消費電力が大きくなってしまうのがネックではあるが、しばらく120Hzで使ってみると60Hzには戻れなくなった。
搭載メモリか大きい
Galaxy S20 Ultraの搭載メモリ(RAM)は128GBモデルが12GB、512GBモデルは16GBもの大容量となる。
省電力機能があるため必ずしも高速になるとはいえないが、搭載メモリが多いと控えアプリを多数置けるようになり、よく使うアプリを高速に起動することができる。
▼12GBもあれば、大量にアプリを控えさせることができる。

ズーム性能が実用的
Galaxy S20 Ultraのズーム性能には「10倍ハイブリッドズーム」とあり、3倍光学ズームと48MPカメラを組み合わせて、12MP程度の解像度をもった写真を10倍ズームまで撮影可能となっているようだ。
実際に撮影してみると10倍ズームではきれいに撮影することができ、少し離れた被写体でも通常の画質とかわらず撮影できた。
パンチホールが小さい
Galaxy Note10と比較して、画質がいまいちな感じではあるがパンチホールが小さいのは表示の邪魔にならずGood。
小さいパンチホールカメラのおかげで、ステータスバーの幅も少し小さいのがさらにGood。
▼左がGalaxy Note10, 右がS20 Ultra。


エッジディスプレイがほぼ平面に
Galaxy S20シリーズ全般の大きな特徴ともいえるのがほぼ平面となったディスプレイ。
両端は相変わらずラウンドしてはいるが、かなり緩和された。
デザイン、見やすさともに好感触。便利な「エッジパネル」はもちろん健在。

いまいちなところ
- 大きく重い
- 価格が高額
- 接写が苦手
- スピーカーの低音が弱い
- カメラの出っ張りが大きい
- 100倍ズームを持ち上げすぎ
- 108MPカメラを持ち上げすぎ
大きく重い
高性能カメラや大容量バッテリーを搭載するため、本体は大きく重い。
しかし、高性能カメラと使い勝手のいいGalaxyがひとつになり、6.9インチの大画面を楽しめるというメリットを得ることができる。
操作性の悪さは「片手モード」や「片手キーボード」のほか「One Hand Operation+」というアプリもインストールしてカバー。
「NavStar」もインストールし、ナビゲーションバーにスクリーンショットボタンを追加して操作性を改善できた。
価格が高額
私がGalaxy S20 Ultraを購入した金額は約16万円。
とても性能がいいとはいえ、そう簡単には手が出ない価格だ。
高性能なカメラをビジネスに活かせるような人や、趣味に活かせるといった人にはいいかもしれない。
周囲の様子や建築物の劣化具合などを108MPカメラで高画質記録したり、危険個所にあるものを少し離れた場所からズームで観察したり、近づくと逃げてしまう動物の撮影などにも使えるのではないだろうか。
接写が苦手
Galaxy Note10とGalaxy S20 Ultraで被写体に寄っていくと、Note10の方がより被写体に近いところで撮影することができた。
これは絞り値が影響しているようだ。
スピーカーの低音が弱い
Galaxy Note10と音楽を聴き比べしてみると、低音が若干弱いように感じる。よく言えば高音が聞き取りやすいといえる。
内蔵スピーカーはGalaxy Note10のほうが迫力がある。
さらに、Galaxy Note10とiPhone 11 Proを比較した時は、iPhone 11 Proのほうがしっかりと低音が出力されていた。
ステレオスピーカーなのは◎。
カメラの出っ張りが大きい
外観写真にもあるように、大きなカメラユニットが本体から飛び出ている。保護ケースなどで緩和しておきたい。
100倍ズームを持ち上げすぎ
発表会では「100倍」ズームの凄さが語られていたが、正直なところ100倍の画質はいまひとつ。
ただ、10倍ズームではとてもきれいに撮影できたり、30倍でもそこそこの画質で撮影できるので、Galaxy S20 Ultraのズームが優秀なことは間違いない。
108MPカメラを持ち上げすぎ
108MPは容量も大きくなってしまい、保存にも少し時間がかかる。
データ量が数倍に膨らむが、画質は数倍とはいかないようだ。
とはいえ、写る範囲全てを高画質で記録する必殺技として、いざという時に使える機能だ。
Galaxy S20 Ultraは大きく重いスマホではあるが、スマホの範囲内。
もちろんポケットに入れて持ち歩ける。
準備なしでいつでもサッと取り出し、気になったものを撮影。
実際に使ってみて「気軽に高性能」を楽しめる端末であることがわかった。
テクノロジーの楽しさを体験できたことをうれしく思う。
Galaxy S20 Ultra のレビューまとめ
- 望遠カメラが超高性能
- エッジが緩和された大画面
- 120Hz・有機ELディスプレイ
価格がネックであるがGalaxy S20 Ultraの高機能による満足度は非常に高いものだった。
特にディスプレイと望遠カメラの満足度は高く、美しい表示と抜群の望遠性能に感激。
「高くても高性能を体験したい!」という人は「Galaxy S20 Utra」をぜひチェックしてみてほしい。













