2023年8月に「ミニッツバギー」を購入し「どこにでももっていけるちいさいラジコンカー」にハマった筆者。
【Mini RCカー】「ミニッツバギー」を購入!オフロードを走らせてみた!それからは毎日のように操作やカスタムをたのしみ、9月には「ミニッツ4×4」も購入!
【Mini RCカー】Mini-Z 4×4を購入!家でも外でもあそべる小型ラジコン♪ミニッツバギーと4×4で、室内でも屋外でも、もっとたのしめるようになった。
しかしそろそろ「スタンダードなミニッツも試してみたい」と思うように。
というのも「室内サーキット」にはじめて遊びにいったとき、常連のお客さんの「ミニッツRWD」を操作させてもらい、おもしろさを知ってしまったのだ。
また、たまたま訪れたRCショップで「ミニッツバギー」を走行させようとしたところ「走行不可」と言われたこともあり、連れてきた息子氏とそのまま帰るのも…てなわけで「ほんならRWD買ったるわい!」となってしまったw
ということで、それからどっぷりたのしんでいる「ミニッツRWD」について記事にしておこうかと思う!
ミニッツRWD ってどんな製品?
「ミニッツ」は手のひらサイズの本格ラジコン。
小型ながら精密な操作ができ、ボディは精巧なディティール。
いわゆる、おもちゃの「トイラジ」とはちがい「ホビー」を思いっきりたのしむための製品だ。
「ホビーラジコン」というと、一般的には「1/10サイズ」という大きなものになるが、ミニッツは
ミニサイズであるため一般的なスケールのラジコンとは違って、広い場所や専用サーキットが必要なく、家の中でもたのしむことができるというのがミニッツ特徴となっている。
また、走行に必要なものが単4電池以外はそろった「レディセット」であっても、一般スケールのラジコンより比較的安価で2~3万円ほど。
「ミニッツ」には「タイプ」がいくつか存在し、代表的なものは以下のようなかんじ。
- グリップ走行が得意な「RWD」
- ドリフトが得意な「AWD」
- ジャンプ走行ができる「バギー」
- 障害物を乗り越える「4×4」
RWD
最もスタンダードなのは後輪駆動の「RWD(リアホイールドライブ)」で、サーキット走行でも人気だ。
小さいことにくわえて小回りがきくので、狭いスペースでも楽しめる。
前輪駆動の「FWD(フロントホイードライブ)」も存在し、ボディと実車の駆動方式を合わせて楽しむこともできる。
ミニッツといえば「RWD」という感じ♪
今回レビューするのはこのタイプ!
AWD
プラスチックのドリフトタイヤが装備された四輪駆動の「AWD(オールホイールドライブ)」。
グリップタイヤに交換すれば通常のグリップ走行も楽しめるようだがグリップさせるのは少数派のようだ。
でもドリフト走行もいずれやってみたい!
4×4
最も新しいシリーズの「4×4」も四輪駆動。
スピードは出ずゆっくりと走行するが、大きく柔らかいタイヤで障害物を乗り越える走行が楽しめる!
【Mini RCカー】Mini-Z 4×4を購入!家でも外でもあそべる小型ラジコン♪バギー
バギータイプは「RWD」や「AWD」にくらべて少し大きいが、四輪駆動で四本の「独立オイルダンパー」が装備された本格仕様。
グリップ走行にくわえてアクティブなジャンプ走行も可能!
しかし、シリーズ中で最も人気がないが、筆者はバギーが大好き。
【Mini RCカー】「ミニッツバギー」を購入!オフロードを走らせてみた! 【Mini RCカー】ミニッツバギーをオフロード走行させるためにやった防塵処理のアレコレ。 【Mini RCカー】ミニッツバギーに装着 & 交換したオプションパーツなどのまとめミニッツRWD の付属品をチェック!
ボディ・シャシー本体
ミニッツRWDののサイズはとてもちいさく、ごらんのような手のひらサイズとなる。
しかしこまかな部分も作り込まれた本格的な「ホビーRCカー」!
筆者が購入した「ミニッツRWD」は「メルセデスAMG GT3」のボディが装着された「レディセット(コントローラー付属で単四電池だけ買えばOK)」もの。
筆者は「マクラーレン」のボディにしようかと思ったが、息子氏が「ぜったいこれがいい!!!!」と譲ってくれずw
でもAMG GT3もカッコいい!
ボディにはサイドミラーやGTウイングといった細かいパーツもついていてリアル感満載♪
思いのほか細かいパーツは、ぶつけまくったにもかかわらずこわれていないが、フロントバンパーは破損して補修w
ちなみにボディはこわしてしまっても単体でも購入可能だ。
ただミニッツバギーとちがってしっかりしたボディなので、6000円ほどと、価格はそこそこする。。
こちらは未塗装のボディで、自分で好きなカラーリングを施せるというもの。
こっちは三千円くらいで買える。
ボディは凝ったつくりになっていて、なんと「LEDヘッドライト・テールライト」を装着可能!
さらにヘッドライトはコントローラーにある「CH4」というダイヤルをまわすことで低速~高速で点滅させることも可能♪
赤色のテールランプもバッチリ!
そしてミニッツは本格ラジコンなので「ブレーキ操作」ができ、すごいのはLEDランプもしっかりブレーキに対応していること!
ブレーキング時は上のように、いちだん明るさが増す!!
このようにとても凝った製品なのだ♪
ボディをはずすと下のようにベースとなる「シャシー」があらわれる。
シャシーは「MR-03」というタイプ。
ややこしいのは搭載するボディのサイズに合わせて「ナロー」や「ワイド」があること。
そして上のシャシーである「ワイド」のなかに、さらに「MM」や「HM」と細かくわかれているw
ちなみにRCショップの常連さんによると、とりあえず初心者は「ワイドが操作しやすくておすすめ」とのことで、今回「ワイド」のボディの中から選んだ。
サイドのホルダーをとりはずすと単四電池をセットでき、左右に2本ずつの合計4本で走行する。
プロポや説明書などの付属品
「ミニッツRWD」の「レディセット」には本体の他に、操作に必要な「プロポ(コントローラー・送信機)」が付属。
そのほか分解図やパーツリストが記された詳細な説明書、練習用三角コーン、ボディ変更用パーツ、ピニオンギアなどがセットになる。
「ピニオンギア」は6T, 7T, 8T, 9Tからえらぶことができ、コースの広さなどにあわせてセッティング可能。
9Tがもっとも速度がでるが、高負荷になるので加速が少し悪くなり、バッテリーもはやく消耗する。
ホイールナットなど、なくしやすいこまかなパーツは下のようにいくつかスペアも付属するので安心だ。
細かい説明書をよまなくても、下のようなクイックマニュアルをみればすぐに走行することもできる。
電池を入れてプロポとマシンの電源を入れればすぐに準備完了!
電池は単四電池がプロポとマシン本体にそれぞれ4本ずつ必要となる。
マシン用の電池には充電式の「ニッケル水素電池」がコスパが良い。
ミニッツRWDの場合、1回の充電でおよそ50分の走行が可能だ。
充電器はなんでもいいが、充電容量がみえるものがつかいやすく、以下のものは45分~1時間程度で満充電可能な筆者愛用品。
ほかにも以下のような付属ボディや対応するシャシータイプ、付属タイヤの型番が記された用紙やオプションパーツリストなども同梱されていた。
オプションパーツリストにはスポーツ走行に重要な「ハイグリップタイヤ」などのパーツが掲載される。
後述の動画ではノーマルタイヤでの走行と、以下の「ローハイトスリックタイヤ」、「レーシングラジアルタイヤ」を装着後の走行を確認できる。
ミニッツのプロポ(送信機)KT-531Pの各部の役割と操作方法は?
それでは実際に操作する前に、コントローラーである「プロポ」の使い方をチェックしておこうかと思う。
あらかじめ本体底部のカバーを外して単四電池を4本セットしておこう。
電源スイッチは送信機の後部にある。
マシンと送信機の電源を入れるときは順序があり、まず送信機、つぎにマシンの順となる。
電源を切るときはマシンが先だ。
どちらが先でも動作はするが、不意の動作を防ぐことができる。
①スロットル
スロットルは前進や後進を制御できる。
手前に握るとマシンは前進し、反対に奥へ押しやると後進する。
トイラジコンとは異なり少し握るとゆっくり進み、握った量に応じてスピードが上がる。
そのため、リアルな動作と微調整が可能で、より楽しめるのだ。
また、前進中にスロットルを後進方向へ押しやるとブレーキとなる。
一度ブレーキを解除してもう一度後進方向へスロットルを押しやるとマシンが後退する。
後退中は逆に前進がブレーキになり、スロットルを握りなおすとマシンが前進する。
②ステアリングホイール
ステアリングホイールは右に回すとホイールが右に向き右に曲がれる。
反対に左に回すと左にホイールが向き、左に曲がれる。
ステアリング操作もスロットル操作同様に操作量に応じて微調整でき、小回りをきかせたり、大きく曲がったりすることが可能。
自分の思い通りに操作できる。
③ステアリングトリム
ステアリングトリムはマシンがまっすぐ進まないときに操作する。
ステアリングホイールを操作していないのにマシンが左に曲がる(巻くというらしい)ときはツマミを右に回して少し走らせて確認。
反対に右に曲がってしまう場合は、ツマミを左に回して調節する。
ステアリングトリムの前に、ホイールの回転に異常がないかもチェック。
たとえば、左に巻く場合は左側のタイヤが外れかかっていたり、ベアリングなどに異常が発生しているかもしれない。
各部がスムーズに動作するか確認する。
ときどき車体側をホイールをまっすぐにした状態で、車体のペアリングボタンを長押ししてセンターをリセットするといい。
このとき、プロポのステアリングトリムはセンターに戻し、プロポの電源を切って車体のみ電源が入った状態でおこなう。
④CH4トリム
別売りのLEDライトの点滅スピードを調節できる。
右いっぱいに回すとゆっくり点滅し、左に回すにつれて点滅スピードが早くなる。
左に目いっぱい回すと点灯状態となる。
⑤ステアリングデュアルレート
ステアリングの「切れ角」を制限できる。
通常は右いっぱいに回した状態でハンドルが全開に切れるようにして操作する。
慣れないうちなどは切れ角を少し小さくすると練習しやすくなる。
⑥スロットルトリム
スロットルトリガーの前進・後進位置を調節できる。
中立位置は真上ではなく、少し左側に寄っているので注意する。
トレーニングモードとノーマルモード
プロポの初回起動時はスピードがゆっくりの「トレーニングモード」となっている。
トレーニングモード時は動作LEDが点滅してトレーニングモードであることが確認できる(電池が少ないときも点滅して知らせてくれる)。
トレーニングモードでは最高速度が制限されるため、操作が初めてだったり久しぶりにラジコンを操作する場合などに最適だ。
感覚をつかんで慣れてきたらノーマルモードに。
プロポの電源を切って、スロットルを全開に握ったまま電源を入れるとノーマルモードに変更可能。
これで速度制限が解除され、全開で走行できるようになる。
逆にスロットルをバックにして電源を入れると、再びトレーニングモードに変更できる。
ミニッツRWD の走りが変わる「タイヤ交換」!
ノーマルのタイヤでしばらくミニッツRWDを走行させてみたが、速度を上げようとするとすぐにスピンしてしまった。
また、カーブでは遠心力で大きく膨らんでしまう。
これはコースに応じたタイヤを選択することで解消できた。
タイヤを購入!
標準でついているタイヤは以下のような感じの溝がないスリックタイヤ。
RCショップで相談すると溝つきの「ラジアルタイヤ」とやや薄い感じの「ローハイトスリックタイヤ」を使うことを教えてくれた。
ちなみに本来「ラジアルタイヤ」とは溝があるということではなくて「タイヤの構造」のことなのだが、ミニッツのタイヤでは溝つきのタイヤをラジアルと呼ぶ。
実車だと「バイアス」という構造のものもある。
また、実車では溝がない「スリックタイヤ」が高グリップでレースに用いられるが、ミニッツでは溝があるほうがコースに引っかかって食いつきが良くなる。
タイヤはこんなパッケージで販売され、600~800円ほどで4本入りのものが買える。
タイヤはフロントに幅の細い「ナロー」、リアに幅のひろい「ワイド」を使用する。
以下の左がラジアルで、交換時は溝の向きが進行方向に向くのが正しい装着方法だ。
タイヤ内側には段差がありホイールと嵌め合いになる。
内側と外側を間違えないよう、装着時は注意しよう。
リヤサスプレートも交換!
タイヤ交換と同時に「リヤサスプレート」が折損したため、FRPのものとカーボンのものを購入!
和室の段差を気にせず走行させたためかボッキリ折れてしまい、走行不能にw
まずは「FRPソフト」を装着!
そして「カーボンハード」をテスト!
このパーツを装着することで「フロントタイヤにどれだけ仕事をさせるか」を変化させられるのだとか。
やわらかいとコーナーでしなってグリップを上げ、硬いと下げられるという感じ。
硬さの違うものがバラ売りとセット売りのパッケージが用意されていて、筆者はセットをチョイス。
素材に「FRP」と「カーボン」があり、FRPのソフトからカーボンのハードと、順に固くなっていく。
セッティングの幅を知るには「自分ですべて試す」ことが重要で、自分にあったものを選択できるようにということでFRPとカーボンの両方をいちど試しておきたい。
まずはやわらかいFRPのソフトを試し、次に一番硬いカーボンのハードを試した後、好みのほうから固いほう・やわらかいほうにかえていくと良いとのことだ。
自分が変化を体験することで「自分のセッティングの引き出しを増やす」。
これがミニッツのおもしろさなのだろう。
ちなみにカーボンの硬さはFRPとちがってプレートに書いていない。
説明書を見てもぜんぶ一緒w
実物をよくみると太さがちがう。
太いほうが固くなる。
ミニッツRWD を6畳間の自作コースで走行!
「自宅でおもいっきりミニッツを楽しみたい」。
安価かつ、限られたスペースで。
というわけで、100円ショップのジョイントマットとロープをつかって、6畳間に「ミニッツRWD」がガンガン走れるコースを作成!
100枚ほど必要だったため、こちらはダイソーのセット単位で「まとめ買い」ができるウェブストアを利用した。
息子氏といっしょに作業♪
「自分でコースを作成する」というのも、小型ラジコンの魅力のひとつ!
考えて工夫する作業がこれまたたのしいのだ。
できあがったコースはこんなかんじw
なるべく全長をのばすためにタイトになってしまったが、小回りのきくミニッツRWDならめっちゃたのしめることがわかった。
上の動画のように、せまくて簡易なコースであってもエキサイティングな走行ができる。
さらにタイヤ交換をおこない、高速でカーブをクリアできるようになると、手に汗握る操作が6畳間でできるようになる。
また、動画では「ノーマルモーター」のままなので、ここからさらにスピードアップさせるともっと刺激的な走行も可能かもしれない。
こんなワクワクと刺激をあたえてくれるのが「ミニッツ」という小型ラジコン。
「ミニッツRWD」があれば、きっと毎日がたのしくなる。