【Mini RCカー】ミニッツバギーをオフロード走行させるためにやった防塵処理のアレコレ。

ご案内:当ブログではアフィリエイトリンクにより維持運営のための収益を得ることがあります。

ガジェットみたいな小型ラジコン「ミニッツバギー」を購入し、カバンひとつででかけて公園やオフロードのサーキット走行を楽しんでいる。

ミニッツバギーは砂地を走れそうな見た目で十分な走行性能があるが、屋内用に設計されたもの。

そのためステアリング周りやギアなどが砂に弱く、なにも対策しないまま走行させるとすぐに動かなくなってしまうのだ。

筆者は「小さなラジコンでなんとかオフロードを楽しみたい!」と、試行錯誤。

その結果、完璧な防塵とまではいかないものの、ガンガンオフロード走行を楽しむことができるようになった。

というわけで、防塵処理の記録を残しておきたいと思う!

【Mini RCカー】「ミニッツバギー」を購入!オフロードを走らせてみた! 【Mini RCカー】ミニッツバギーに装着 & 交換したオプションパーツなどのまとめ

フロント周りをテープやスポンジで塞ぐ

ミニッツバギーのフロント周りはオープン状態。

走行すると石が飛び込み、ステアリング操作がきかなくなる。

そこで筆者はテープや食器洗いのスポンジを使って穴を塞いでみた。

はじめの頃に試したのは「ビニールテープでぐるぐる巻き」。

小石の混入は少なくなったが、まだステアリングが操作不能になる。

原因を調べてみると「ステアリングプレートホルダー」とプレートの間に小石が噛み込んでいた。

そこで石の噛み込みを少なくするにはどうすればいいかと、いろいろ実験。

プレートホルダーをオプションの「アンダーガード」の形状を参考にしたスポンジに置き換えてどうなるかテストしてみた。

この形状だと前から飛んできた石を受け流せそうな気がしたのだ。

結果、小石の噛み込みは軽減。

「この形状ならイケる」と、オプションのアンダーガードを購入した。

つづいてステアリング周り防塵の仕様変更。

ステアリング周りのテーピングをシンプルにするため、スポンジとマスキングテープに変更した。

ビニールテープだと曲面に貼り付きにくく、時間が経つとベタベタの粘着剤が残る。

だが、マスキングテープなら曲面も貼りやすかった。

大穴をスポンジで埋めてマスキングテープで留め、最後は細いラインテープで一周。

この上からアンダーガードでテープを覆ってしまえば、走行時にめくれてしまうこともない。

ひとまずはこんな感じで石の混入は大幅減となったが、もっと簡易に脱着できるようなカバーとかあれば。。

3Dプリンターがあれば、好きなパーツを自分で作れるんだろうか。

ホイールの交換で噛み込み防止

ミニッツバギーの操縦系にはもう一つ弱点が。

それはホイールで、ハブとホイール内側のクリアランスが狭すぎる。

そして狭すぎるスキマに石が噛んでホイールがロックしてしまい、操縦不能に。

そこでホイールを流用できそうなものに交換してみることに。

このホイールはシャフトの長さは合わないが、軸の形状はミニッツバギーやミニッツAWDと同じ。

リムは標準ホイールの表面はフラットだが、用意したホイールは表面にリムがあり、うらがわにはほぼリムがない。

ホイール真ん中のでっぱりをルーターで削り落とし、裏側も1.5mm程残してシャフトの頭が出るよう調整。

そして取り付けると以下のようになった!

ワイドになったことで見た目がワイルドに。

走りの方も良好♪

そしてホイールとハブのクリアランスが確保されたことで石の噛み込みが大幅減。

逆にスポークとハブに噛み込むことはあるものの、純正ホイールとくらべると頻度はかなり少なくストレスも減った。

難点はタイヤホイールがセットで売られているので、タイヤ交換の度にホイールの加工をしなくてはいけないところだろうか。

ホイールの問題も3Dプリンターがあれば解決できるのかな?

穴やつなぎ目をコーキングでうめる

はじめはテープで巻いたりスポンジを詰めたりしておこなっていた砂対策。

試行錯誤の結果、大体どのあたりから砂が入ってくるかわかってきた。

そこで次のステップとして「コーキング」をやってみることに。

調べてみると、オフロード車では「バスボンド」という、風呂場などの水回りに使うコーキング剤が有効とのことであった。

というわけで「バスボンド」を購入!

筆者は黒にしたけど、安い「クリアー」で良いかと思われる。

ギア周りをコーキング!

バッテリーカバーの中にあるピニオン&スパーギア直通の大穴と周囲にある穴をコーキングでカバー!

スパーギア上部にあるリヤマウント部分もしっかりコーキング。

モーター下部の丸見えシャフトもしっかり保護。

ここは先端と後端をコーキングすることができなかったので、後にペットボトルを切って蓋を作り、その上からコーキングした。

ピニオンギア周囲・モーターホルダーもコーキングで固める。

バッテリーの裏側もシャフトに通じる道ががら空きになっていた。

筆者は「アルミテープ」で型枠をつくり…。

アッパーカバーを外して上からコーキングで埋めた。

だいたいこんな感じでコーキングしてやると、シャフト部から飛び込んだ小石があとからピニオンやスパーギアにたどり着いて異音を発生させるなんてことがなくなった。

ペットボトルでつくった防塵カバーを装着

普通サイズのオフロードラジコンの場合、専用の防塵カバーなんかも用意されていることを知った筆者。

「そうか。カバーすればええんか」と思った筆者は、ミニッツバギーに防塵カバーを装着してみることに。

もちろんミニッツバギーに専用品は存在しないので、自分でどうにかしなければならない。

そこで「ペットボトル」を利用してカバーをつくってみた。

よく洗ったペットボトルをカットして、シャシーにあてがい、サイズやイメージをチェックしていった。

とりあえず装着してみたけど、これだとボディとシャシーのスキマががガッツリ空いてるので、上から入ってくるか。。

500mlのペットボトルだと面積が小さかったので、もう少し大きいペットボトルを用意して切り出し。

今度はシャシーとボディの隙間なく作れた。

フロント部のカバーも追加して実装テスト!

完璧にカバーするのはやっぱり難しいけど、保護はそれなりにできている感じ。

砂埃は入っているけど、動作に不具合を起こす原因となる小石はかなり少なめ。

ステアリング周りも起毛の隙間テープを使って石から保護。

しかし、ペットボトルなので、しばらく走行させると徐々に穴が空いてきた。

そこで、ペットボトルのアンダーカバーを金属で作れないかと、アルミ板でも作ってみた。

耐久性を考えると1mmくらいあったほうがいいんだろうけど、加工が難しそうなのでまずは0.3mmでトライ。

大まかに寸法と曲げる位置を決めて切り出し!

シャシーにあてがって、形を調整していった。

今回はフロントもワンピースで制作。

ダンパーやステアリングの動作に異常が出ないことを確認しながら調整。

ボディとの固定はマジックテープで。

最終的には以下のような形状になった。

砂の混入はペットボトルより弱いが、保護と耐久性は少し高いという感じだろうか。

それでもさすがに0.3mmだと穴があいてきそうなので、もう少し厚みのあるものに交換したい。

それなりに厚みがあれば樹脂でも耐えるだろうし、3Dプリンターで作ってみてもいいのかも。

ラバーシールドベアリングに交換

ラジコンをオフロード走行させるとベアリングに砂が入り込んで回転が渋くなる。

回転が渋くなるとモーターに大きな負荷がかかって、スピードが出ないことに加えて、異常発熱が発生。

そのためオフロード走行後はベアリングのメンテナンスや、場合によってはベアリングの交換が必要だ。

「ベアリングのメンテめんどくさいな〜」と思った筆者は「砂に強いベアリングはないか」と調べてみたところ「ラバーシールドベアリング」というものがあることを知った。

というわけで、ミニッツバギーのベアリングをラバーシールドに交換!

ミニッツバギーの足回りは「630」ベアリング。

ここは「GFORCE」のベアリングを採用。

オプションの「ユニバーサルスイングシャフト」を装着しているので、内側の薄いベアリングには使えないが、外側は全部交換。

でも内側がいちばん砂の影響を受けやすかったりするw

デフギアの左右にあるベアリングも外に露出しているので砂の影響を大きく受ける。

特に後輪側は砂で動きが悪くなりやすい。

デフギアのベアリングは「1060」というサイズが使われていて、筆者は「タミヤ」のラバーシールドベアリングを採用した。

ラバーシールドにしても結局メンテはしないといけないんだけど、トラブルは減ったように思う。

コメントを残す