小型で高性能なRCカー「京商 ミニッツ」。
小型で高性能なものが大好物な筆者はバギータイプのミニッツである「ミニッツバギー]にハマり、家や公園であそびまくった。
だが、ミニッツバギーは防塵設計ではなく、砂への対策や走行後のメンテナンスが大変であった。
そこで「もっと気軽に、こどもと外遊びできる小型RCカーがほしい!」と、買ってみたのが「ミニッツ4×4」という製品。
ミニッツ4×4はバギーのように高速走行はできないが、車高が高くて障害物に強いうえ、ギアは密閉構造なので砂にも強い。
そのため公園で遊んでも大丈夫だし、速度がでないので、こどもといっしょにあそびやすい。
また小型ゆえ、運搬はカバンひとつでOKだし、なにより通常サイズの1/10ラジコンのような仰々しさがないので、どこでもあそびやすい。
そんなメリットがたくさんつまった「ミニッツ4×4」で、あそんだりカスタムもやってみた!
Mini-Z 4×4 ってどんな製品?
「ミニッツ」は手のひらサイズの本格ラジコン。
小型ながら精密な操作ができ、ボディは精巧なディティール。
いわゆる、おもちゃの「トイラジ」とはちがい「ホビー」を思いっきりたのしむための製品だ。
ミニサイズであるため一般的なスケールのラジコンとは違って、広い場所や専用サーキットが必要なく、家の中でもたのしむことができるというのがミニッツ特徴となっている。
また、走行に必要なものが単4電池以外はそろった「レディセット」であっても、一般スケールのラジコンより比較的安価。
「走行場所をえらばず、比較的安価にあそべる本格ラジコン」として絶大な人気を誇るのが「ミニッツ」だ。
「ミニッツ」には「タイプ」がいくつか存在し、代表的なものは以下のようなかんじ。
- グリップ走行が得意な「RWD」
- ドリフトが得意な「AWD」
- ジャンプ走行ができる「バギー」
- 障害物を乗り越える「4×4」
RWD
最もスタンダードなのは後輪駆動の「RWD(リアホイールドライブ)」で、サーキット走行でも人気だ。
小さいことにくわえて小回りがきくので、狭いスペースでも楽しめる。
前輪駆動の「FWD(フロントホイードライブ)」も存在し、ボディと実車の駆動方式を合わせて楽しむこともできる。
ミニッツといえば「RWD」という感じだ。
AWD
プラスチックのドリフトタイヤが装備された四輪駆動の「AWD(オールホイールドライブ)」。
グリップタイヤに交換すれば通常のグリップ走行も楽しめるようだがグリップさせるのは少数派のようだ。
でもドリフト走行もいずれやってみたい!
4×4
最も新しいシリーズの「4×4」も四輪駆動。
スピードは出ずゆっくりと走行するが、大きく柔らかいタイヤで障害物を乗り越える走行が楽しめる。
今回えらんだのはこのタイプ!
バギー
バギータイプは「RWD」や「AWD」にくらべて少し大きいが、四輪駆動で四本の「独立オイルダンパー」が装備された本格仕様。
グリップ走行にくわえてアクティブなジャンプ走行も可能!
しかし、シリーズ中で最も人気がないが、筆者はバギーが大好き。
【Mini RCカー】「ミニッツバギー」を購入!オフロードを走らせてみた! 【Mini RCカー】ミニッツバギーをオフロード走行させるためにやった防塵処理のアレコレ。 【Mini RCカー】ミニッツバギーに装着 & 交換したオプションパーツなどのまとめMini-Z 4×4 の付属品をチェック!
筆者が購入したのは「ランドローバー ディフェンダー90 アドベンチャー」というルーフラックやシュノーケルマフラーが装着されたタイプ。
ちなみに、ちいさいこどもと遊ぶなら、こわれやすいルーフラックなどのアクセサリー付きは避けたほうがいいかもw
いちばんこわれやすそうなドアミラーは、やわらかい素材なので案外ぶつけても大丈夫。
本体のほか、以下のようなものが付属する。
説明書は操作方法のほか、製品分解図やパーツリストも掲載されている。
部品が破損した場合は、パーツリストの型番を参考にRC取扱店やネットショップでさがしてみよう。
プロポ(送信機)は「フルプロポーショナブル」という、精密なステアリング操作やスロットル操作がおこなえる本格タイプ。
なおかつ軽量でコンパクトなのでとてもあつかいやすい。
そのほかギヤ比を変更できる「ピニオンギア」が付属。
装着済みの10Tと、12, 14, 16, 18, 20Tが付属し、走行スピードを高めた走行も可能だ。
組み立て済みで送信機などの必要なものはそろっているが「単4電池」は自分で用意する必要がある。
単4電池は本体に4本、送信機に4本の計8本が必要となる。
電池は使い捨てのアルカリ乾電池も使えるが、充電式が経済的だ。
以下は京商の純正ニッケル水素電池。
京商の純正充電器もある。
ハイテックの充電器は充電量を数値で確認でき、充電スピードもはやくて筆者も愛用♪
ミニッツのプロポ(送信機)KT-531Pの各部の役割と操作方法は?
それでは実際に操作する前に、コントローラーである「プロポ」の使い方をチェックしておこうかと思う。
あらかじめ本体底部のカバーを外して単四電池を4本セットしておこう。
電源スイッチは送信機の後部にある。
マシンと送信機の電源を入れるときは順序があり、まず送信機、つぎにマシンの順となる。
電源を切るときはマシンが先だ。
どちらが先でも動作はするが、不意の動作を防ぐことができる。
①スロットル
スロットルは前進や後進を制御できる。
手前に握るとマシンは前進し、反対に奥へ押しやると後進する。
トイラジコンとは異なり少し握るとゆっくり進み、握った量に応じてスピードが上がる。
そのため、リアルな動作と微調整が可能で、より楽しめるのだ。
また、前進中にスロットルを後進方向へ押しやるとブレーキとなる。
一度ブレーキを解除してもう一度後進方向へスロットルを押しやるとマシンが後退する。
後退中は逆に前進がブレーキになり、スロットルを握りなおすとマシンが前進する。
②ステアリングホイール
ステアリングホイールは右に回すとホイールが右に向き右に曲がれる。
反対に左に回すと左にホイールが向き、左に曲がれる。
ステアリング操作もスロットル操作同様に操作量に応じて微調整でき、小回りをきかせたり、大きく曲がったりすることが可能。
自分の思い通りに操作できる。
③ステアリングトリム
ステアリングトリムはマシンがまっすぐ進まないときに操作する。
ステアリングホイールを操作していないのにマシンが左に曲がる(巻くというらしい)ときはツマミを右に回して少し走らせて確認。
反対に右に曲がってしまう場合は、ツマミを左に回して調節する。
ステアリングトリムの前に、ホイールの回転に異常がないかもチェック。
たとえば、左に巻く場合は左側のタイヤが外れかかっていたり、ベアリングなどに異常が発生しているかもしれない。
各部がスムーズに動作するか確認する。
ときどき車体側をホイールをまっすぐにした状態で、車体のペアリングボタンを長押ししてセンターをリセットするといい。
このとき、プロポのステアリングトリムはセンターに戻し、プロポの電源を切って車体のみ電源が入った状態でおこなう。
④CH4トリム
別売りのLEDライトの点滅スピードを調節できる。
右いっぱいに回すとゆっくり点滅し、左に回すにつれて点滅スピードが早くなる。
左に目いっぱい回すと点灯状態となる。
⑤ステアリングデュアルレート
ステアリングの「切れ角」を制限できる。
通常は右いっぱいに回した状態でハンドルが全開に切れるようにして操作する。
慣れないうちなどは切れ角を少し小さくすると練習しやすくなる。
⑥スロットルトリム
スロットルトリガーの前進・後進位置を調節できる。
中立位置は真上ではなく、少し左側に寄っているので注意する。
トレーニングモードとノーマルモード
プロポの初回起動時はスピードがゆっくりの「トレーニングモード」となっている。
トレーニングモード時は動作LEDが点滅してトレーニングモードであることが確認できる(電池が少ないときも点滅して知らせてくれる)。
トレーニングモードでは最高速度が制限されるため、操作が初めてだったり久しぶりにラジコンを操作する場合などに最適だ。
感覚をつかんで慣れてきたらノーマルモードに。
プロポの電源を切って、スロットルを全開に握ったまま電源を入れるとノーマルモードに変更可能。
これで速度制限が解除され、全開で走行できるようになる。
逆にスロットルをバックにして電源を入れると、再びトレーニングモードに変更できる。
Mini-Z 4×4 をカスタムしてみた!
そのまま走らせてもたのしい「ミニッツ4×4」。
しかし自分好みにカスタムすることでもっとたのしくなる!
筆者は「LEDライト」や「大径タイヤ」、「オイルダンパー」などを装着してみた。
LEDライトを装着!
まずはやっぱり?「見た目を楽しみたい!」ということでLEDライトを装着!
装着はわりとかんたん。
もとからついているダミーのヘッドライトバルブをひっこぬいて、LEDライトをさしこめばOK。
抜ける場合は接着剤などを使用する。
配線はマスキングテープなどでとめてやるとGood。
テールランプには赤色のLEDをさしこむ。
LEDをとりつけたら専用コネクタに接続!
ボディをかぶせて完成!
ライトがつくとやはりめっちゃカッコいい!
そして、テールランプはナント「ブレーキランプ」も動作!
1000円もしない部品なので、これはぜひとも装着したい!
XSPEED V モーターでパワーアップ!
標準搭載されるモーターは低回転の「トルク型」モーター。
これをオプションの「XSPEED Vモーター」にしたらどうなるのかと思い、試してみたw
モーターの交換もむずかしくなく、モーターカバーをはずしてピニオンギアを装着したモーターをセットし、プラスドライバーで端子のネジをつけるだけ。
XSPEED Vモーターを装着すると。。
ちょっとバックしてからスロットルをにぎると、大パワーによって前輪が浮き上がり「ウイリー走行」してしまうようにw
これはヤバいw
大径タイヤ・オイルダンパー・アルミアクスルで足まわりを強化!
標準のタイヤ・ホイールもカッコいいんだけど、走破性や安定性をもう少し上げたい。
そこで大径タイヤに交換して走破性をアップさせてみた。
ユニバーサルシャフトセットを装着!
モーターを交換して大パワーであそんでいると、前輪のシャフトが破損してしまった。
大径タイヤに交換するとさらに力が掛かりそうなので、金属ジョイントの強化パーツを使うことに。
破損したパーツから「イーグル模型」の強化パーツに交換!
ホイールをはずすとベアリングがあらわれ、ネジを3つはずすと交換できる。
リアは指でくるくる回せるキャップでとまっているのでもっとかんたん♪
オイルダンパーを装着!
さらに「オイルダンパー」を装着!
標準のものはバネだけで「バインバイン」と跳ね返るため、どうにも「おもちゃな動き」になる。
そこで、よりリアリティに動作するオイルダンパーで跳ね返りを低減!
この製品は「ショックマウント」を純正ショックから外して使うが、オプションパーツがあると作業がラクになる。
また、ダンパーオイルは付属していないので、用意しておく必要があった。
説明書には「やわらかめのダンパーオイルを推奨」とあったので、番手の低いものがベターだろう。
ダンパーオイルをいれて「エア抜き」作業!
ゆっくりピストンを上下させ、説明書の通り30分くらい放置。
キャップを締めてショックマウントを純正ショックから拝借!
専用工具はもっていないので、ラジオペンチにテープを巻いてシャフトのネジを回した。
傷を予防するため、専用工具を用いるのがベターだろう。。
付属のネジ類をとりつければくみたて完了!
あとは車体に装着するだけ。
大径タイヤを装着!
そしていよいよ大径タイヤ・ホイールを装着!
ほいーるのリム色はブラックとレッドがあり、今回は車体にあわせてレッドを選択♪
装着には以下のような「六角ハブ」も必要だ。
ノーマルのタイヤをとりはずし、大径タイヤと比較!
サイズが大幅にアップし、走破性アップが期待できる!
タイヤは「クローラータイヤ」らしいプニュっとしたソフトなタイヤで、食いつきがよさそうだ。
六角の変換ハブを装着!
そして大径タイヤをネジで固定すればとりつけ完了♪
ただ、このままだとタイヤがボディに干渉してしまうので、ボディを上に持ち上げる「リフトアップ」が必要だ。
リフトアップパーツを装着して完成!
大径タイヤを装着してボディを被せるには「ボディのリフトアップ」が必要だ。
京商の純正オプションパーツにディフェンダー用リフトアップパーツが販売されていて、そちらを購入することにした。
キットには3Dプリンターで出力されたパーツが入っていて、4mmアップと8mmアップパーツがある。
今回は「8mmアップ」パーツを使用!
上の画像はバンパーの8mmアップパーツで、標準のパーツと入れ替えするとバンパー位置が上がる。
そしてボディのリフトアップ。
ボディの留具は標準パーツから抜き取って、リフトアップパーツに差し込めばOK。
これでボディリフトアップパーツの装着は完了♪
ついに「オイルダンパー」、「ボディリフトアップ」、「大径タイヤ・ホイール」の装着すべてが完了!
ワイド&ワイルドなディフェンダーが完成!!
それでもこんなにちっちゃくってかわいいw
Mini-Z 4×4 を家や外ではしらせてみた!
ミニッツ4×4で実際に家や外で走行させてみた様子は以下の動画に!
ゆっくり走ってもたのしいし、ハイパワーモーターで駆けまわってもこれまたたのしい!
公園でも気がねなくあそべるサイズがスバラシ〜!!
「なんかたのしいことやりたい」なんておもってる人は「ミニッツ4×4」を手にとってみてはいかがだろうか。
ランドクルーザー300系も新発売♪