1月の「おりたたみスマホ」にてガジェットを徹底的に手放していったことに始まり、およそ3ヶ月に渡って、身の回りのあらゆる「不要なモノ」から逃れていった。
3ヶ月も「いるモノ・いらないモノ」の選別を繰り返していると、自分も妻も「なにが必要で、なにが不要か」というものがすぐに判別できるように。
「手放す練習」の成果もあり、「買う段階」で不要なモノが判別できるし、「安易にモノを貰う」ことも少なくなった。
記事中ではモノを手放すことについて、かんたんに紹介するのみに留まっているが、「3ヶ月本気でやれば、生活はラクになる」ということを実感している。
そして、不要なモノを手放せば、
- 不要なモノを安易に買わなくなる
- 不要なモノを買うお金が必要なくなる
- 不要なモノを買うための労働が必要なくなる
という、好循環が発生。
「必要なお金の量」が減っていくため、そのために働く時間を削ることができ、自由が生まれる。
私の場合では持ち家だが、賃貸住まいならば「不要なモノを収納する空間」を少なくすることで「小さな部屋」に引っ越し、最大の固定費である「家賃を削って、経済的に解放される」ということも可能だろう。
さて、今回は、家を除けば「我が家の最大の大物」となる「金食い虫の自動車」を手放したり、複数台所有していた「梱包・発送が面倒な自転車」なんかも手放すことに成功した。
また、「請け負っていた仕事」なんかも引き継ぎしてもらうことができて、心の負担がなくなりスッキリ!
どれも「めっちゃくちゃ腰が重いもの」で、行動に移すのが本当に大変であった。
でも、 「もう、全部なくなった」のだ。


長年連れ添った自動車とお別れ。
軽自動車の年間維持費は?
我が家でこれまで所有していた軽自動車の場合、ザックリとした維持費は以下のような感じ。
費用/回 | 費用/月 | |
---|---|---|
車検(2年) | 35270円 | 1469円 |
税金(1年) | 12900円 | 1075円 |
保険(月) | 3000円 | 3000円 |
タイヤ交換(3年) | 30000円 | 833円 |
オイル交換(1年) | 5000円 | 416円 |
その他消耗品(1年) | 5000円 | 416円 |
ガソリン(月) | 5000円 | 5000円 |
駐車場(自宅) | 0円 | 0円 |
月間費用合計 | – | 12209円 |
大体、毎月12000円くらいが自動車の維持費という具合だ。
車検は安く済む「ユーザー車検」で通していて、駐車場は自宅のため、まだ費用は安い。
それでも、毎月12000円の出費はなくしたいし、維持費を稼ぐために仕事するのもイヤだ。
そして、「自動車が我が家にとって本当に必要なのか?」を考えてみた。
自動車の主な使用用途は、
- 買いもの
- 近くの海で釣り
- 雨の日の保育園送迎
という感じ。
買いものは普及した「ネットスーパー」への移行でクリア。
釣りも自動車でよくいっていたが、自転車でも十分に行ける距離。
雨の日の送迎は自転車であってもカッパがあればどうにかなるし、そんなに遠くもない場所。
車を手放せるかを知るため、あらかじめ「自転車生活」も実験。
そして、「車なしでもイケる!」という結果は十分に得られた。
また、安価に車を借りられる「カーシェア」がついに生活圏内に登場!
もはや「自動車を自分で所有する」ということはデメリットとも言える状況に。
でも、「便利なもの」に慣れているとなかなか手放せなかった…!
そして「超めんどくさい」のであった…!
さよなら!
今回手放したのは妻名義の4人乗りの車。
以前は自分の乗っていた2人乗りの車もあった。
こちらはサラリーマン退職と同時に、贅沢品だと思い、ひと足先にお別れ。
そして今回、自動車の所有をいよいよ「卒業」…!
自分の車の同様、たくさんお世話になった車で当然思い入れもある。
でも、過去に囚われていては前進できない。
込み上げるものを押し殺し、自動車に別れを告げた。
靴を徹底的に処分
靴についてもサクッとメスをいれた。
これまで使っていた靴はすでに大幅に減らし、以下の3足+写っていない革靴の4足に。
用途は、
- 普段用ランニングシューズ
- 自転車用ビンディングシューズ
- 夏用サンダル
- 冠婚葬祭用革靴
という具合で、出番の少ない革靴をどうにかしたかった。
そこで実行したのが「真っ黒なランニングシューズで革靴をやめる」ということ。
ソールまで真っ黒であるため、フォーマルでもOK。
これにてさらに靴をもう一足減らすことに成功!
靴箱にまたひとつ余裕ができたため、自転車用のヘルメットなども収納できるように。
おかげで備え付けの収納ですべて収まるようになった!

照明をシンプルに。
3月は駆け足で環境を変えていき、「照明」もチェンジ!
心身の負担を減らす「小型・軽量化」を計る一環として、超シンプルな照明に変更した。

これまでは「シーリングライト」なんかを使っていたが、一気にスッキリ。
薄暗いが、これはまたこれで気に入っている。
シンプルになって、またひとつモノから解放された感じがした。
ちなみに以前のリビングは…
スッキリしたリビングとなったが、以前はかなりヤバかった。。
以下はモノを減らす良さに気付く前のリビング。
なんでオフィスチェアがリビングにあるのか?
もはや意味不明すぎる…。
大型のソファとかもあって、めちゃくちゃ掃除が大変。
もちろん、大型テレビもあった。
このテレビもホコリと曇り取りの掃除が大変。
この頃も日々「やること」に追われていたように思う。
また、家に帰ってくると「とりあえずTVの電源オン」。
なんとなく適当な番組をみて、ダラダラ時間を浪費した(TVを手放してからもスマホ浪費で苦しんだけど)。

2018年頃にも一度大幅な片付けをしたことがあって、写真に写っているTVは友人に譲渡し、その他のモノは売却したりした。
でも、このときはまだモノを手放す技術が未熟で、何が必要で不要なのかがよくわかっておらず。
失敗と学習を繰り返し、ようやく自分に必要なモノが見えてきたのだ。
以前はこんなにもモノが溢れていたリビングだが、見違えるほどモノが減少。
とっても生活がラクになった。。
自転車をひとまとめに。
「3月中に一気に片付けてやる!」と意気込み、割りと大物の「自転車」も台数を減らした。
一人で自転車を3台所有していた
これまでは「必要だ」と思い込み、一人で自転車を3台も所有。。
これまで持っていたのは、
- 普段乗り電動自転車
- ちょっと遠出用クロスバイク
- サイクリング用ロードバイク
の3台。
ここからさらに妻用の、乗らなくなったロードバイクなんかもあった。
意を決し、手放す。
もう、めちゃくちゃめんどくさかったんだけど、ようやくフリマアプリで手放すことを決意!
サクッと売れたが、梱包・発送作業はとてつもなく面倒であった。
こんな感じで梱包して発送。
無事に乗らなくなった自転車と、多すぎる自転車を手放した。
自分用は「ミニベロロード」1台に
3台あった自転車を1台に絞り込むには、
- 普段乗りとして使える
- 趣味のサイクリングにも使える
という要件を満たす必要があった。
自動車を手放したため自転車の役割は大きく、「普段乗り」はどうしても必要。
また、サイクリングが趣味であるため、走行性能も重要だ。
これまでの「電動自転車」は小型で気軽だが、バッテリーやモーターがあるので重い。
そして、スピードも出ないので、サイクリングには使えない。
クロスバイクは、見た目が気に入らず手放した。
所有の「ロードバイク」は乗車ポジションがキツく、ビンディングペダルであることや、高額(諸々で80万円くらい…)であることなどから気軽には使えず、普段乗りには適さない。
ということは、
「軽量・小型で、走行性能が高く、価格が高すぎない」
という自転車にすればいいのだと気がついた。
行き着いた答えは「ミニベロロード」。
この自転車は「ライトウェイ」というメーカーの「グレイシア」というモデルで、「ロードバイク」にカスタマイズしたもの。
ハンドルは「ドロップハンドル」に、変速機やレバーなどの「コンポーネント」もロードバイク用に交換済み。
フロント1速・リア8速→フロント2速・リア11速になるなど、走行性能がアップしている。
また「グレイシア」は、雨の日や下り坂に強い「ディスクブレーキ」を搭載。
さらに「油圧化」カスタマイズをすると、少ない力で強力なブレーキング能力を得られる。
このカスタマイズについてもすでに済んでいて、ブレーキング能力も抜群であった。
グレイシアはノーマルの新車が8万円ほど。
私は中古のカスタマイズ済みを8万円にて購入した。
普通の自転車に比べると8万円はもちろん高額。
でも私にとって「サイクリングにも使えて、気軽に乗れる」という条件を満たしてくれているし、ロードバイクよりはかなり安価。
そして、「1台にまとめられる」ということがかなり大きい!
おかげでガレージもスッキリ♪
20年以上置いていたポケカを売却
手放しにくい思い出のポケカ
子供の頃、夢中になって集めた「ポケモンカード」。
今やとてもレアになっている。
でも枚数が多すぎて一枚ずつフリマアプリで手放すというのも面倒…。
ブックオフに持ち込んで一括処分!
悩んだが、「店舗に持ち込んで引き取ってもらう」という選択を取った。
持ち込んだ店舗はトレーディングカードが多数置いてあった「ブックオフ」。
店舗のスタッフさんは古いカードにやや驚いた印象。
そして、「しっかりチェックしたいので一週間ください!」との回答で、カード買取価格を見積もってくれた。
カードの買取価格は全部で4万7千円ほど。
専門店などに持ち込むともっと高額なのかもしれないんだけど、丁寧に対応してくれて、全部まとめて引き取ってもらえたので、十分に満足。
これでようやく、20年以上も保有していたモノも手放すことができ、モノの管理と心の負担が解放された。
心の重荷だった仕事も引き継ぎ
友人の紹介で請け負っていたWeb更新の仕事。
当初は、「請けているだけで気楽で定期的に収入になる」と思っていた。
しかし、
- 割安で受けていたこと
- 責任も負わなければならないこと
- 簡単に辞めれずずっと続くこと
などが負担になってしまった。
引っ込み思案な私にはなかなか「辞めたい」ということを言い出せず…。
だが、ついに切り込み。
直接面談の約束を取り付け、Web更新作業の引き継ぎを切り出した。
引き継ぎはWebを扱う友人で、話をしたところバトンタッチさせてもらえることに。
私の名義で取得していたドメインを引き継ぎ先に移管したり、サーバーの移転作業も大変だったけど、なんとか完了。
10年くらいは請けていたんだけど、ついに手放すことができて、また一つ自由になった!
おわりに
2023年1月から本格的におこなってきた片付け。
3ヶ月に渡って集中的におこなってきた。
その結果、自分に必要なモノ・不要なモノを見極める力が付き、一気に片付いた。
まだ少し残っているモノはあるが、ほぼ完了と言っていい状態だ。
人は、その気になれば3ヶ月くらいあれば環境をガラリと変えられるのだということを実感。
不要なモノ・コトからの解放。
やりたくないこと・やらなくていいことからの脱却。
自分で舵を取る主体的な生き方。
でも、心を忘れる「忙しい生き方」はしない。
ここからが「本当に人生を楽しむ時間になっていく」ように思う。