「GamaSir(ゲームサー)」から2022年12月に発売となる有線タイプのゲームコントローラー「G7」をレビューする機会をいただいたので、ご紹介したい。
GameSirは、ここ数年で急成長しており、「低価格ながら高品質なゲームコントローラー」のメーカーとして、ECサイトなどでも大きな存在感を示している。
今回の新製品も例に漏れず、「低価格と高品質」を両立した、コスパのいい製品となっている。
さて、G7は、XBOX及び、Windows PCに対応するコントローラーで、ワイヤレスタイプではなく有線タイプ。
有線タイプは、遅延がなく、バッテリー切れがないため「ゲームにのみ集中できる」のが特徴だ。
G7はほかにも、
- 比較的安価
- ボタンカスタマイズ
- 高品質なボタンスイッチ
- 手元でオーディオコントロール
- 付属着せ替えパネルよるイメチェン
といったことも大きな特徴となっている。
それでは、
- G7実機の各部詳細
- 購入先リンクや価格
- カスタマイズソフトの入手先
といったことをご紹介していこうと思う!
「GameSir G7」の仕様と購入先リンク
G7の仕様
G7 | |
---|---|
公式価格 | $44.99 |
対応機器 | XBOX X, S, One Windows 10 / 11 |
接続端子 | 3.5mmジャック USB Type-C |
サイズ | 152 * 103 * 63 mm |
重さ | 256g |
G7の購入先リンク
購入先リンクは以下で、Amazonでは「6,499円」だ。
また、執筆時点では500円引きのクーポンが適用できるようになっていたので、忘れずにチェックしておこう!
「GameSir G7」を開封!付属品には着せ替えパネルが同梱!
それではさっそく「G7」のパッケージを開封し、中身をチェックしてみよう!
パッケージは製品イメージがプリントされたしっかりとしたものとなっていて、安物感は感じない。
G7はXBOXのライセンス品となっており、パッケージ正面には「GAME PASSが1年付属」することや、ライセンスのロゴが記される。
続いてパッケージ右側面をチェックしてみよう。
パッケージ右側面には、
- 有線タイプ
- イヤホンジャック搭載
- マイクミュートボタン
- 3mのUSBケーブルが付属
といったことなどが記されている。
さらに続いては左側面をチェック。
左側面にはGameSirの会社情報などが記されていた。
最後はパッケージ背面を見てみた。
パッケージ背面には着せ替えパネルが同梱であることが記され、「手書きの落書きをサポート」とある。
絵が得意な人は、「大好きなゲームキャラクターを描いて、気分を盛り上げる」なんてことができそうだ。
それではパッケージを開封してみよう!
「パカッ」と上部を開けると、そこにはミシン目で「GAMESIR」のロゴが!
細かい部分なのだが、こういったところは気分を盛り上げてくれる大事な要素だと感じる。
では、内容物を取り出してみよう。
中からは大と小の2つのパッケージがあらわれた。
大きい方はコントローラーが入っているのだが、なぜかうまくとりだせない。
どうやら、先にケーブルを出さないといけないようだ。
ケーブルを先に取り出して、箱のへこみ部分をまっすぐに戻す。
すると無事にG7とご対面!
もう一つの小さいパッケージには、着せ替え用の白いフロントパネルと説明書が付属となっていた。
ちなみに黒い方のパネルは、コントローラーに装着された状態となっている。
説明書を見てみると、バッチリ日本語対応。
説明書は多言語対応のものになっているのだが、なんと、英語の次のページに日本語が掲載されていた。
なんだがちょっぴりうれしい。
付属するケーブルは3mのType-A to Type-Cのもの。
最近はType-Cポートを搭載したPCも多いので、AではなくCがよかった。
また、Type-A側のコネクタが特大サイズなのがネック。
さて、付属品をひと通りチェックし終わったので、肝心のコントローラー本体をチェックしてみよう!
「GameSir G7」の外観とボタンをチェック!
まずはコントローラーの正面をチェックしてみた。
正面にはXBOX配列の「ABXY」ボタンや左右ジョイスティック、十字キーなどが並ぶ。
下部に見える「M」マークのボタンとともに十字キーを操作すると、縦でマスターボリューム上下や横でボイスチャットの音量上下を手元で変更できる。
ジョイスティックはG7の非常にこだわりのあるものになっていた。
GameSirによると、G7のジョイスティックはアルゴリズムによって最適化され、誤差なく動作するという。
また、内部に設けられた「アンチフリクション・ガイドリング」によって、ち密な操作を可能とし、FPSゲームなどに威力を発揮するとのことだ。
実際にスティックをグリグリ回してみると、程よい抵抗感を感じることができた。
ジョイスティックも非常に良好な感触であったが、個人的にすごく気に入ったのは「ABXY」ボタン。
このABXYボタンは、0.6mmという最小限の動作幅によって「高速動作を実現」としながらも、「しっとりとした」とても感触のいい押し心地となっている。
何度も押す部分であるボタンにおけるこの素晴らしい感触は、G7の最も優れた部分ではないかと感じた。
G7の底面には、大きな特徴の一つである「3.5mmオーディオジャック」と「マイクミュートボタン」が備わる。
PCにヘッドセットを接続せずとも、手元のコントローラー下部に接続すればヘッドセットを利用できるため、ケーブルの取り回しをスマート化するのに大きく貢献してくれることだろう。
また、手元でマイクをミュートできるので、煩わしい操作も最小限のものになり、大事なプレイに集中しやすくなりそうだ。
コントローラーの上部もちぇっくしてみよう。
上部には「LRボタン」やType-C接続ポートが備わっている。
また、着せ替えパネルを外すためのミゾも上部に設けられる。
コントローラーの使用時は上部のType-CポートからXBOXやPCに接続することとなる。
実際の接続については後述。
上部に設けられたボタンのうち、「LT / RT」ボタンは無段階の押し込み式アナログトリガー。
押し込み幅は以下のようなイメージとなる。
LT / RTボタン内部には「振動モーター」が埋め込まれ、リアルなフィードバックが得られるのも特徴だ。
振動モーターはLT / RTのほか、コントローラー下部にも内蔵されており、合計4つのモーターによって、リアルな体験を得られる仕組みとなっている。
さて、上部のミゾからパネルを外してみよう。
着せ替えパネルはマグネットにより吸着されている。
爪を掛けて手前に引いてやればパネルは外れてくれる。
パネルが外れたので、白いパネルを装着!
おおっ!これはカッコイイ。
お気に入りのデザインに手描きできれば、かなり愛着が湧くことかと思う!
最後はG7の背面をチェックしてみた。
背面のグリップ部は、もちろん滑り止め加工が施され、ち密なプレイをサポートしてくれる。
また、背面には「M1 / M2」のボタンが備わっている。
G7は専用ソフトでのボタンカスタマイズに対応しているが、「オンザフライマッピング」にも対応していて、ソフトなしで「A/B/X/Y/LB/RB/LT/RT/L3/R3/Dパッド/メニュー/Xbox/表示/共有ボタン」などのマッピングをM1 / M2ボタンでロードできるとしている。
「GameSir G7」をPCに接続する
Windows PCと接続
付属するUSBケーブルにて実際にPCと接続してみよう。
付属のケーブルは先にご覧いただいたA to Cのタイプ。
筆者のPCの場合、Type-Cポートしか備わっておらず、下記のようにUSBハブを用いる必要があった。
コントローラー側は下の画像のように、Type-Cコネクタを差し込んで接続する。
「手持ちのものも使えるかな?」と思い差し込もうとしてみると、差し込み部分の穴がかなり小さく、手持ちのケーブルに使えるものはなかった。
もし、別途ケーブルを用意する場合は、相性に気をつけねばならないかと思う。
今回接続したPCのOSはWindows 11で、G7を接続するとすぐさま認識して使用を開始することができた。
さらにボタンのカスタマイズなどを行う場合は、専用ソフトの「NEXUS」をインストールする。
専用ソフトウェア「NEXUS」でカスタマイズ!
G7をカスタマイズできるソフト「NEXUS」はWindows 11の場合「Microsoft Store」から入手できる。
ご覧のようにG7はGameSir Nexusソフトウェアによって多彩なカスタマイズができる。
プレイするゲームのジャンルに合わせたカスタマイズなど、熱心なプレイヤーに真剣に寄り添った機能となっている!
ぜひ、使いこなして、「自分なりの完璧なスタイル」を作り上げてほしい。
「GameSir G7」レビューまとめ!
- マッピング可能な背面ボタン
- ABXYボタンの良好な押し心地
- 着せ替えパネルで容易にイメチェン
- イヤホンジャック搭載・手元でコントロール
GameSIr G7は、「高品質なボタン類」や、「マッピング可能なボタン」、「専用ソフトウェアによる高度なカスタマイズ」などが可能でありながら、低価格を実現したコントローラーとなっていることが分かった。
「自分なりのカスタマイズを実現したい!」というユーザーの期待に、多様なカスタマイズと、着せ替えパネルまで対応して、「どこまでも応えてくれる」製品となっている。
ライトユーザーはもちろん、ハードにプレイする人にも試してみてほしい製品だ!