「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」より2022年11月23日に「Mini Pro HS」が発売!
SOUNDPEATSは、これまでも自社サイトやAmazonなどで、高性能で高コスパなワイヤレスイヤホンを中心に展開しているブランド。
そんなワイヤレスイヤホンを得意とする「SOUNDPEATS」より、LDAC対応の新作である、完全ワイヤレスイヤホン「Mini Pro HS」をレビューする機会をいただいたのでご紹介したいと思う!
インフレしまくりの現在であるが、今回の新製品も例に漏れず「高コスパで高性能」だ。
またAirPods Proといった高額な製品とも比べてみたので、ぜひ読み進めていただきたい!
SOUNDPEATS「Mini Pro HS」ってどんなワイヤレスイヤホン?
Mini Pro HSの製品仕様
Mini | Mini Pro | Mini Pro HS | |
---|---|---|---|
価格 | 3,980円 | 6,680円 | 7,980円 |
Bluetoothバージョン | 5.2 | 5.2 | 5.2 |
対応プロファイル | HSP, HFP, A2DP, AVRCP | HSP, HFP, A2DP, AVRCP | HSP, HFP, A2DP, AVRCP |
対応コーデック | SBC, AAC | aptX-Adaptive, aptX, AAC, SBC | AAC, SBC, LDAC |
通信範囲 | 10m | 10m | 10m |
ケース寸法(L*W*H) | 56.9*41.7*25mm | 60*24*45 mm | 60*22.5*48 mm |
重量(イヤホン片側 / ケース込) | 4.6g / 32.6g | 4.97g / 37.5g | 4.97g / 37.5g |
防水規格 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
ノイズキャンセリング | cVc | ANC cVc | ANC ENC |
バッテリー容量(イヤホン / ケース) | 40mAh / 400mAh | 45mAh / 300mAh | 45mAh / 300mAh |
再生可能時間(単体) | 約7時間 | 7時間(ANC OFF) 5時間(ANC ON) | 8時間(ANC OFF) 6時間(ANC ON) |
イヤホン充電時間 | 1~2時間 | 約2時間 | 約1.5時間 |
充電ポート | Type-C | Type-C | Type-C |
ハイレゾやLDACコーデックに対応!
Mini Pro HSは「ハイレゾ対応」となっており、高音質な音源を忠実に再現できる能力をもつ。
一般的な製品では、再生周波数帯域が人間の可聴周波数に応じた「20Hz~20KHz」の製品が多いが、Mini Pro HSは「20Hz~40KHz」をカバー!
より高い、音の解像感を感じられる製品となっている。
また、SONYが開発したBuletoothの接続コーデック「LDAC」に対応!
LDACは96kHz / 24bitまでの音質伝送に対応するなど、「高音質な音源を高音質なまま聴く」ことができるコーデックとなる。
完全ワイヤレスイヤホンとしてはSONYの「WF-1000XM4」などが挙げられるが、3万円程する高価な製品だ。
しかし安価な「Mini Pro HS」がLDACに対応しちゃったので驚き!
アクティブ・ノイズキャンセリングに対応!
Mini Pro HSは7,980円という低価格であるが、バッチリ「アクティブ・ノイズキャンセリング」に対応している。
カフェや電車内などで音楽や動画に没頭したいときや、集中したいときに、周りの雑音を大幅カットしてくれる。
そして、ノイズキャンセリング能力は「Mini Pro」の-35dbから-40dbにパワーアップ!
SOUNDPEATS Mini Pro HS の付属品やデザインをチェック!
開封!付属品をチェック
それではまず、パッケージを確認。
パッケージは製品の性能に直接影響するものではないが、製品のイメージや開封時の気分を盛り上げてくれるという要素がある。
安価な製品では、コストダウンのためチープなパッケージであることが多いが、SOUNDPEATSのパッケージは…!
とってもカッコいいパッケージで、質感もイイ感じ!
開封時の気分をバッチリ盛り上げてくれるパッケージとなっていた。
パッケージ背面にはMini Pro HSの写真がプリントされている。
下部には「Hi-Res」と「LDAC」のロゴマークも記され高性能であることがわかり、これまた気分をアゲてくれる!
では、いよいよ開封して中身をチェックする。
開封してまず出てくるのはイヤホン本体を充電できるケース。
こちらは次項で詳しく外観をチェックする。
続いて付属品をチェックしていきたい。
まずは「イヤーピース」が出てきた。
付属するイヤーピースはS・M・Lとなっており、Mサイズはイヤホン本体に装着されている。
耳のサイズに合わせてイヤーピースのサイズをチョイスすれば、最適な音質を得られるようになる。
ちなみに私の場合は、Sサイズにしてみると丁度いいフィット感を得られた。
また、「ウレタンフォームのイヤーピース」に交換することで、更なるフィット感と音質の向上を体感できたので、別記事もチェックしてもらいたい。
【ダイソー】低反発イヤーピースを試す!100円でノイキャンと音質が改善!そして次は充電ケーブル。
充電ケーブルはType-AからType-Cとなるもの。
ケーブルが付属なので、iPhoneを使っていてType-Cケーブルを持っていなくてもOK。
ただ、長さはとても短めなので、長いものが必要な場合は別途用意する必要がある。
短いケーブルは、モバイルバッテリーとの組み合わせで邪魔にならず重宝しそうだ。
最後は説明書をチェックしてみよう。
説明書は多言語に対応するもので、英語や中国語、そして日本語にもバッチリ対応する。
これを見ればスマホとのペアリング方法や、各種インジケーターの意味を把握でき、ストレスなくMini Pro HSを利用できる。
説明書のほか、専用アプリについての案内書も添付する。
専用アプリではファームウェアのアップデートもおこなえるので、インストールしておこう。
シンプルでイイ。チープ感もなし
付属品はひと通りチェックし終わった。
さて、それではいよいよイヤホン本体の外観や質感をチェックしてみたいと思う!
まずは300mAhのバッテリーを内蔵した充電ケースをチェック。
本体カラーはMini Pro同様に質感高いマットブラック。
Mini Pro HSのケースはさらにペンキが散ったような模様が入り、おしゃれな仕上がり!
表面に指紋は付着しやすいが、サッとふき取れた。
ケース中央部には「SOUDPERTS」ロゴが彫り込まれ、下部にはバッテリー残量などを示すインジケーターがある。
ケースの背面をチェックしてみよう。
ケース背面には汎用性の高い「Type-C」の充電ポートがある。
次はケースをオープンしてイヤホン本体を見てみよう!
ケースの上蓋をオープンしてMini Pro HSとご対面。
ゴールドのロゴマークがナイス!
ロゴマークのカラーはMiniが無色、Mini Proがシルバー調、Mini Pro HSはゴールドになる。
ロゴが描かれたイヤホン表面はタッチセンサーになっていて、軽くタッチするとボリュームや再生・停止、曲送りなどを操作できる。
また、左側のイヤホンを1.5秒長押しすると、「ノーマルモード」、「ANCオン」、「外部音取り込み」と、順番に切り替え可能だ。
操作方法は説明書に日本語でバッチリ記されているので、難なくマスターできるだろう。
イヤホンの背面部には充電用の端子が見える。
この端子がケースと接触すると、自動的に電源はオフになるが、イヤホンを操作して自分で電源をオンオフすることもできる。
イヤーピースの中ものぞいてみた。
内部のメッシュもなんとゴールド!
見えないところなのだが高級感があり、気分も上がる。
細かい部分もチェックしてみよう。
Mini Pro HSはイヤホン本体にもインジケーターLEDが備わっていた。
インジケーターでは、バッテリーの状態やペアリング状態などを確認可能だ。
イヤホン本体の背面には「L・R」の文字が見える。
「このイヤホンは右?左?」とわからなくなっても、背面を確認すればOK。
下の画像はケースのインジケーターLED。
インジケーターの色はバッテリー残量が100~50%までは「緑」、50~10%になると「黄」、10%以下になると「赤」となる。
どのくらい残量が残っているのかわかりやすく、充電するタイミングをつかみやすい。
私は非常に親切な設計だと感じた。
手持ちの「Apple AirPods Pro」と「SOUNDPEATS Mini Pro HS」を比べてみた!
ご存知「Apple」といえば、地球一といっても過言ではないほどの大企業。
そんなAppleが製造する3万円オーバーのワイヤレスイヤホンと、安価なMini Pro HSを比べたらどんな感じなのか?
ということで、普段わたしが愛用しているAirPods Pro(第1世代)とくらべてみた!
バッテリーのスペックをくらべてみると?
まずはバッテリー周りのスペックを、公式サイトの情報から私が気になっている部分を抜粋して比べてみた。
AirPods Pro (第1世代) | MIni Pro HS | |
---|---|---|
バッテリー容量 (イヤホン / ケース) | 43mAh / 519mAh | 45mAh / 300mAh |
連続使用時間 | 4.5時間(ANC ON) 5時間(ANC OFF) | 6時間(ANC ON) 8時間(ANC OFF) |
ケース併用時の 駆動時間 | 18時間(ANC ON) 24時間(ANC OFF) | 21時間(ANC ON) 28時間(ANC OFF) |
電池残量 インジケーター | 充電回数1回 未満時に橙点灯 | 100~50%「緑」 50~10%「黄」 10%以下「赤」 |
充電端子 | Lightning | Type-C |
ワイヤレス充電 | 〇 | – |
Mini Pro HSのバッテリー容量はイヤホンが2mAh多く、ケースは少なめとなっているが、駆動時間ではMini Pro HSが大きく上回っている。
ノイズキャンセリングを切った状態ならMini Pro HSは8時間もの連続駆動が可能で、ケースを併用すれば28時間駆動!
AirPods Pro(第1世代)とくらべると、かなり頼もしい駆動時間で、これまでの「ちょっと電池切れ早いな~」と感じていたのも解消されそうだ。
ちなみに私はiPhoneではなくAndroidにてAirPods Proを愛用している。
そこで困ったのが「充電ケーブル」の問題だ。
AirPods Proは「Lightning」端子を備えたケースとなってしまい、別途ケーブルを用意する必要があり、これがとても煩わしい。
また、AirPods Proのケースはワイヤレス充電には対応しているものの、私は普段、有線での充電しかおこなわないため、ケーブル問題を回避するのは難しい。
そのため、ケーブル問題を解消してくれるMini Pro HSの「Type-C対応」はとてもありがたい!
見た目の違いはどう?
イヤホンは身につけて使うものなので、機能だけでなく「見た目の良さ」も重要な要素だ。
ということで、AirPods Proと見た目を比べてみた。
イヤホンの見た目はこんな感じで、AirPods Proは「ツル」の部分があり、ひと目見て「AirPodsだ」と分かる形状だ。
対するMini Pro HSは、出っ張りがなくシンプル!
装着状態でも、とてもシンプルで気に入った。
また、質感に関してもMini Pro HSは良い出来で、何倍もの価格となるAirPods Proに劣らないと感じた。
ケースについてもMini Pro HSのものはなかなかオシャレな感じ♪
ノイズキャンセリングはどう?
Mini Pro HSには「アクティブノイズキャンセリング」が備わっていて、マイクから拾った音を打ち消してくれる。
そのため機能を有効にしていると、うるさい環境でもかなり静かな状態となり、 音楽や動画に集中することができる。
この「ノイズキャンセリング」の能力を、4倍近い価格のAirPods Proと比べるとどのくらい違うのか、確認してみた。
両者のノイズキャンセリング能力はどちらも優れていたが、「ここは違うな」と感じたのは「風切り音」と「無音時のホワイトノイズ」。
Mini Pro HSでは、風切り音の「高音」がやや気になったが、AirPods Proでは気にならないレベルまで低減された。
これは、風が強い屋外を歩いたりするときは気になるシーンがあるかもしれないが、電車内やカフェなどでは気にならないかと思う。
また、無音時での「サー」というホワイトノイズについては、Mini Pro HSが僅かに大きく感じられたが、もちろん、音楽や動画を楽しんでいるときは全く気にならない。
いずれも、価格差を考えれば、十分に許容できるくらいのものだと思う。
まとめ!
- 安価で高性能!
- ハイレゾ対応!
- 高音質のLDACに対応!
- アクティブノイズキャンセリング対応!
安価ながら高性能かつ、シンプルでオシャレなデザインのMIni Pro HS。
わずかばかりの投資で、高性能なノイズキャンセリング機能により、快適な通勤環境や作業環境を入手できる。
また、高音質にこだわる人にも嬉しい「ハイレゾ」や「LDACコーデック」対応も見逃せないポイントで、ノイズキャンセリングによる静寂と相まって、「音楽の世界に没頭できる幸福感」を得られることだろう。
ちなみに私は、子供の叫び声や妻の怒鳴り声を、Mini Pro HSの高性能なノイズキャンセリングでシャットアウトしてみたが、めちゃくちゃ快適(笑)
自宅内でも個人スペースをお手軽に確保できた。
「安価で高性能なイヤホンが欲しい」という人は、ぜひ手に取ってみてほしい。