GameSir「X3 Type-C」レビュー:スマホ冷却と快適操作を両立したハイエンドコントローラー

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ゲームプレイ中は処理が大きくスマホはフル稼働となる。

フル稼働のSoCからは大量の熱が発せられ、その熱によって保護が働き処理能力の低下が発生…。

そしてゲームのパフォーマンスは大きく低下してしまう!

また、暑い日に「アッツアツのスマホを手に持ってゲーム」をすると「不快感MAX!」となる。

そんな悩みを解決し「アッツアツ」スマホを冷却しながらゲームができる「冷却グリップ」を以前のレビューでご紹介した。

GameSir「F8 Pro SNOWGON」レビュー:スマホが冷え冷え♪ゲームも快適維持。

ただしこの製品は「グリップ」でありコントローラーではない(その分安いんだけど)。

なので「冷却装置付きのコントローラーがあれば最強なのにな〜」なんて思っていた。

するとメーカーから「コントローラーと冷却装置を合体した製品GameSir X3が出るヨ~!」なんてレビュー依頼が来たではないか!!

ということでさっそく「GameSir X3 Type-C」を紹介しよう。

GameSir X3 Type-Cの特徴

クーラー付きでスマホを冷却しながらプレイできる!

従来機種の「X2シリーズ」から大きくパワーアップしているのが背面に装着された4,000mm²の「大型冷却装置」だ。

X3にはスマホとの接触部分に熱伝導率が高く柔らかい「シリコンパッド」がある。

その背面には更に熱伝導率が高い「銅板」や「ペルチェ素子」があり、熱を伝達していく。

そして、更に先には128本もの円柱を備えた「ヒートシンク」と7500rpmの高速回転ながら32dbと静音性に優れた「7ブレードファン」がある。

これらが組み合わさって一気に熱を奪うという仕組みだ!

ABXYボタン配列変更やD-Padが変更可能に

「X2」と比べてもう一つの大きな相違点が、

  • 「ボタン配列の変更」
  • 「ダイレクトパッドの変更」
  • 「スティックの交換」

ができるようになっていること。

ボタン配列は初期状態だと「Xboxレイアウト」だ。

しかしプレイするゲームやエミュレータによっては表記通りにならないものがある。

従来機の「X2」では脳内変換するしかなかったのだが「X3」ではパワーアップ。

なんと「配列の入れ替え」に対応したのだ!

また、カスタマイズできるのはボタンだけではない。

なんとなんと、スティックやダイレクトパッドまで交換に対応!

高さが違う付属スティックに交換したり、形状の異なるダイレクトパッドに変更したり…

さらにスティックのキャップも指のフィット感を好みのものに交換できるというこだわりまくりの仕様となっている。

GameSir X3 Type-Cの外観

それではまず開封してX3の付属品や外観をチェックしてみようかと思う!

パッケージや付属品

X3のパッケージはこれまでよりかなり紙が少ないものに変更されている。

しっかりと環境への配慮がおこなわれているようだ。

コントローラーの専用ケースが付属となっているのだが、それをそのままパッケージとしても活用するというアイデアがナイス!

ロゴ入り専用ケースを開けるとX3コントローラーとご対面!

ケースの上部のネットには、とても柔らかい素材で取り回しのしやすい「Type-Cケーブル」が入っていた。

こういった付属品はコストダウンのため低品質なものが付属することが多い。

しかしX3の付属品は良好な品質だ。

一緒に入っていた赤色の箱を開けてみた。

箱からは、

  • 取説
  • 交換用スティック・パッド
  • GameSirロゴ入りステッカー

などがお目見え。

取説をチェックしてみるとバッチリ日本語に対応していた。

この取説は日本語のほか、英語や中国語にも対応している。

またゲームアプリのインストールやアンインストール、アップデートなどを一括管理したり、ゲームコミュニティに参加できる「TapTapアプリ」のダウンロードリンクが付属していた。

興味のある人は一度使ってみてもいいと思う。

それではコントローラー本体をチェックしてみよう!

コントローラーの外観

正面

コントローラー正面には操作スティックやボタン類が左右に並ぶ。

X2同様にレイアウトなどはニンテンドースイッチによく似たものとなっている。

中央には大型の冷却パッドがありスマホから熱を吸収

コントローラーとスマホの接続はType-C。

iPhoneのLightningには対応していないので注意。

交換できるようになったボタンについてもチェックしてみよう。

ボタンは左側にあるミゾに爪を引っ掛けるなどして持ち上げると外すことができる。

中にはマグネットが仕込まれていて、磁力でくっついている

スティックも引っ張ると外れて交換できる。

スティックには付属のキャップを装着可能
キャップをつけたところ。好みの形状を選ぼう

ちなみにスティックは耐久性に定評のある日本の「アルプスアルパイン社」のもの。

押し込むことでクリック操作も可能だ。

本体左側にはキャプチャーボタンも装備。

押すと一発でスクリーンショットを記録できる。

ゲーム画面の記録や共有が用意となっていて非常に便利だ。

背面

続いてX3のウリである冷却装置が付いた背面をチェック!

本体重量は270g

この背面にある7本ブレードの静音ファンが空気の流れを作ってくれる。

そしてヒートシンクや冷却パッドを伝ってスマホを強制冷却!

ファンは底部にある「Type-Cポート」に「5V2Aを給電」してやることで動作する。

動作中は冷却ファンが変色しながら発光してゲーミングな雰囲気!

なのだが、背面なのでプレイ中は自分から見えない。

誰得仕様なのは「ゲーミング製品あるある」だッ!

上部・下部

上にはLRボタンが合計4つ搭載される。

本体下部にはType-Cポートが2つ。

中央にあるのが冷却ファンへの給電用で、右側にあるのはスマホへの給電用。

コントローラーを介してスマホの充電ができるのはすべてのスマホではなく、一部製品のみとなる。

GameSir X3 Type-Cとスマホを接続!

接続はType-Cコネクタで

ではスマホを装着してみよう!

X3は今の所Type-Cのみと。

Type-Cコネクタを持ったスマホを以下のように差し込み装着する。

クーラーのないX2にはLightningやBluetooth接続のモデルもラインナップされていて、今後X3でも発売するのかも。

ということで以下が装着状態。

左側にあるLEDが点灯していれば接続完了!

X2より重い感じはするがグリップが大きくなっていてしっかりと握り込めるので安定感がある。

対応するスマホのサイズは「110mm ~ 179mm」。

大型スマホの「Galaxy S22 Ultra(163.2mm)」や「Xperia 1 IV(165mm)」なども取り付け可能だ。

ただし、ケースをつけたまま装着するとコネクタが届かず使えない場合がある。

認識しない場合はケースを外してスマホを装着しよう。

また、スマホによってパッドと本体の間にややスキマできてしまうのが気になった(サーマルパッドなんかで埋めればいいのかも)。

クーリングファン始動。暑い夏を涼しく乗り切れ!

コントローラーにスマホを装着して冷却なしでゲームをプレイしたときと冷却ありでの発熱具合をチェック。

コントローラーにセットしてプレイするゲームはとっても快適♪

冷却ありなしではCPU温度の上がり方が全く違う!

X3の冷却能力の高さが伺えた。

冷却なしだと1レースで45℃くらいに上昇
冷却ありだと数レースプレイしても37℃程度と低く抑えられた

X3があれば操作の快適性とともに発熱を抑えた快適性プレイが楽しめる!

「ファンの音が気になる」という場合はイヤホンなどを装着してゲームをプレイするのがおススメ。

ノイズキャンセリング付きなら快適だ。

GameSir X3 Type-Cのレビューまとめ

X2と比べてファンを搭載した分やや重さは感じた。

しかし高い冷却効果による快適プレイが可能であった。

また、グリップについてもX2から大型化しているのでホールド性が向上している。

ボタンの配置変更が可能になったり、スティックの交換対応なども進化しているポイント!

ただ、Type-CポートはX2の左からX3では右側になった。

それにより「Galaxy Z Fold3 5G」などのフォルダブルスマホの装着時は画面が「下側に開く」ことになってしまうが気になった。

なるべく小型のものが欲しい人やフォルダブルスマホを使っている人は併売されているX2 Type-C。

iPhoneを使っている人はX2 Lightning。

ガンガンゲームプレイを楽しみたいならX3がオススメだ!

GameSir-X3 Type-C

GameSir-X2 Type-C

GameSir-X2 Lightning

GameSir-X2 Bluetooth

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