「GamaSir(ゲームサー)」からAndoridスマホを「挟み込んで使用するタイプ」のコントローラー「X2 Pro-XBOX」をレビューする機会をいただいたのでご紹介したい。
X2 Pro-XBOXはスマホの挟み込みタイプとして高品質で人気のある「X2」の高機能版と言えるモデルで、XBOXの正規ライセンスを受けたデザインの製品だ。
通常のX2と比較して、トリガーが「アナログトリガー」式になっていたり、「ABXY」ボタンの物理的なレイアウト変更、マッピングできる「背面ボタン」などが備わった。
さらに、XBOXユーザーにはうれしい「Game Pass Ultimate」が1年間付属している。
さて、そんなGameSirの「X2 Pro-XBOX」を実機にてご紹介していこうと思う!
「GameSir X2 Pro-XBOX」の仕様と購入先リンク

X2とX2 Proの比較
X2 Type-C | X2 Pro-XBOX | |
---|---|---|
通常価格 | 9,200円 | 12,300円 |
XBOX Game Pass Ultimate 1年付属 | なし | 〇 |
カラー | ホワイトのみ | ホワイト ブラック |
対応機器 | Android | Android |
接続端子 | USB Type-C 本体左側 | USB Type-C 本体右側 |
トリガースイッチ | マイクロスイッチ | アナログトリガー |
ABXYボタン レイアウト | Switch レイアウト | XBOX レイアウト |
背面ボタン | なし | 〇 |
X2 Pro-XBOXの購入先リンク
X2 Pro-XBOXの価格は「12,300円(税込)」となっている。
だが、執筆時点ではAmazonにて「9%オフ」の「11,182円」となっていた。
さらに、「クーポン」を適用することで「8%オフ」の「10,287円」にて購入可能なので、忘れずチェックを入れてクーポンを適用しておきたい。

クーポンを適用しても10%のAmazonポイントは割引前の価格に適用されて、そのままもらえる。

ポイントは1ポイント1円で使うことができるので、1,118円分の買い物ができておトクだ。
「GameSir X2 Pro-XBOX」を開封!付属品をチェック

ではX2の高機能モデル「X2 Pro-XBOX」のパッケージを開封していこうと思う!
パッケージ正面にはXBOXのライセンスを受けていることや、Game Passが1年付属していることを示すアイコンが記されている。

パッケージ右側面にはコネクタがType-Cであることや、接続できるスマホのサイズなどが記される。

続いて左側には会社概要やモデル名称など。

背面を見ると、X2 Pro-XBOXのボタンなどの仕様が記載されていた。

個人的にこういった細かい部分の仕様をチェックするのが好きなので、各ボタンの仕様などが記載されているとワクワク感がアップするのでうれしいポイントだ。
さて、封を開けて、中身をチェックしてみよう!

箱の中からは「GAMESIR X2 PRO」のロゴ入りキャリーケースが出現!

1万円ほどの高価なコントローラーなので、しっかりと保護できるケースが付属しているのは好ましいと思う。
キャリーケースを開けてみると、いよいよX2 Pro-XBOXが出てきた!

コントローラー本体を触りたくて仕方がないが、まずは赤い箱の中身をチェックしていこう。

赤い箱の中に入っていたのは説明書や XBOX Game Passのコードが記された用紙に、GameSirロゴステッカーなど。
ほか、ジョイスティックの操作性を向上させるジョイスティックキャップも付属する。

ジョイスティックキャップは「凸型」と「凹型」があり、感触が好みのタイプをチョイスし、プレーの快適度をアップできる。
説明書も少し確認してみよう。
説明書は多言語対応のもので、日本語でも詳しい解説が記載されており、好感が持てる。

このページでは各種ボタンの役割や、インジケーターLEDの意味などをチェックしておくことができ、あらかじめチェックしておくと戸惑うことがなさそうだ。
X2 Pro-XBOXの大きな特徴である「背面ボタン」のマッピング(キー割り当て)方法は以下の通り。

文字だと難しく感じたが、実際にやってみると、かんたんだった。
登録は、後述のGameSirアプリでもおこなえるのだが、筆者の環境ではなぜか登録できず。
上記のボタンを組み合わせて登録する方法では、問題なく背面ボタンに機能を割り当てすることができた。
また、ジョイスティックやトリガーキーも補正がおこなえる。

「GameSirアプリ」のダウンロードリンクがあるページ(公式サイト)へのQRコードもあるので、ここからアプリをゲットしておこう。
「GameSir X2 Pro-XBOX」の外観とボタンをチェック!

それでは「X2 Pro-XBOX」のコントローラー本体をチェックしていく!
レビュー機の本体カラーは「ブラック」。
正面から背面まで、統一感がありカッコイイカラーとなっていた。

標準のABXYボタン配置はXBOXタイプなのだが、ボタンはマグネットで装着されていて、配置変更が可能だ!

配置換えの方法はとてもかんたん。
ボタンの左側に「切り欠き」があり、指の爪を引っ掛けて持ち上げると、以下のように外すことができる。

ボタンを外して入れ替えすれば、Switchなどのニンテンドータイプに配置換えができ、もちろん、そのままだと見た目が変わっただけなのだが、後述の「GameSirアプリ」で内部も配置換え可能となっている。
ABXYボタンは一般モデルのX2より大型化されていて押しやすく、比べてみるとクリック感も良質なものになっていたが、カチカチ音が高い音になった感じがした。
本体左側にはジョイスティックや十字キーが並ぶ。

ここも、一般モデルのX2と比べると全体が「黒一色」に統一されているので、シックでカッコイイ印象だ。
十字キーは、一般的なコントローラーと比べるとやや浅めかもしれない。
ジョイスティックはもちろん、高品質な「アルプス製」だ!
上部にもX2とX2 Pro-XBOXには大きな違いがある。

「LT / RT」キーが「アナログトリガー」になっていて、無段階で深く押し込めるタイプになっている。
アナログトリガーはレースゲームでは、アクセルやブレーキの加減を調節したりするのに必要な機能で、よりリアルな体験をや楽しみ方をするのに欠かせない機能だ。
「LB / RB」のボタンは、ややカチカチ音が大きいので、気になる人は気になってしまうかも。
本体下部もチェック。

本体下部は、USB Type-Cポートが備わっている。
すべての機器で使えるとは限らないのだが、スマホ本体にパススルー充電しながらの使用が可能。
ちなみにX2 Pro-XBOXにはバッテリーは搭載されておらず、スマホからの給電で動作するので、電池切れの心配は無用だ。
パススルー充電を試してみたところ、SONYのスマートフォン「Xperia 5 IV」で試したところ、問題なく充電しながらの使用が可能であった。
さて、最後は背面を見てみよう!

ここにもX2 Pro-XBOXの大きなアドバンテージである「背面ボタン」がある。
背面ボタンは、本体を握ると指がちょうど自然と触れる位置にあり、とても押しやすい。

よく使うキーをココに登録しておけば、ラクにボタンを押せるのでプレーが捗る♪
細かい部分だが、背面のラバーグリップも、「背面パネルと一体成型」になっているのは見逃せないポイント。
樹脂部分とラバー部分が、段差や継ぎ目のないきれいな一体となっている。
「GameSir X2 Pro-XBOX」をスマホに接続する

110mm~179mmのスマホに対応
X2 Pro-XBOXは、本体を左右に引っ張ることで、スマホを装着できる。
対応するスマホのサイズは110mm~179mmで、薄型のスマホケースなら付けたままでも装着可能だ。

ちなみに、この「スライドした時の感触」は、一般モデルのX2より好感触なものになっていて、「おもちゃっぽさ」がかなり消えている。
接続はUSB Type-Cで、このコネクタは可倒式となっており、装着しやすい設計になっている。

それではスマホを装着してみよう。
今回は薄型のスマホケースを付けたままコントローラーに装着しているが、問題なく使用できた。
装着時は、以下のようにスマホをUSBコネクタに差し込んで…。

コントローラー本体を引き伸ばしてスマホを落とすイメージで、超かんたん装着♪

XBOXボタンの上にあるインジケーターLEDが「白色点灯」すれば正常接続完了!

あとは好きなゲームで遊んだり、1年間付属のゲームパスで、クラウドプレーを楽しむのみ!
「GameSirアプリ」でカスタマイズやファームウェアアップデートが可能
GameSirアプリをスマホにインストールすれば、「ABXY」ボタンのレイアウト変更やM1 / M2のマッピング、ファームウェアアップデートなどがおこなえる。
GamSirアプリを立ち上げ、X2 Pro-XBOXを接続すると、さっそくファームウェアアップデートの案内がポップアップされた。

画面に表示された「To Update」をタップすると、ファームウェアの更新画面に移行。

「Update firmware」をタップすると、ダウンロードとインストールがおこなわれ、X2 Pro-XBOXと再び接続された。
アプリ内下部メニューの「Devices」から「Key Settings」に入ると、「ABXY」ボタンのレイアウト変更や「M1 / M2」のマッピング画面があらわれた。

レイアウト変更やマッピングをおこない、右上の「Use」で保存すれば設定は保存される。
ただ、筆者が試したときはM1 / M2はアプリからだとうまく登録できず、本記事の「付属品チェック項」にある方法では登録をおこなえた。
Google Playストアのリンク
X2 Pro-XBOXだとSwitchエミュレータ「Egg NS」は動作せず…
GameSirのX2やX3では、Switchエミュレータの「Egg NS」を使用できる。
X2 Pro-XBOXも同じ「X2」だから使えるかな?と思ったのだが…。


高機能でカッコイイ「X2 Pro-XBOX」でEgg NSが遊べたら、さぞかしいい気分でプレイできるだろうと思うのだが、残念ながら執筆時点(2022/12)では、X2 Pro-XBOXは非対応となっていた。
もしアップデートで対応できるならば、ぜひお願いしたい…!
現状はEgg NSで遊びたいなら一般モデルのX2かX3をチョイスするしかなさそうだ。
「GameSir X2 Pro-XBOX」レビューまとめ!

- 真っ黒でカッコイイデザイン
- マッピング可能な背面ボタン
- ABXYボタンの良好な押し心地
- ABXYボタンの配置換えができる
- アナログトリガーでち密なコントロール
GameSir X2 Pro-XBOXは、マッピング可能な背面ボタン、配置換え可能なABXYボタン、アナログトリガーといった高機能ボタン類が大きな魅力!
また、一般モデルのX2とくらべてみると、全体的に「確かなビルドクオリティ向上」も見られ、「機能・性能が確実に向上している」と感じることができた。
そして、全体が引き締まったカラーデザインとなったことで、より、「プレーしたい!」と思わせる製品となった。
スマホでのゲーム体験を一段上げてくれる。
そんなコントローラーが「X2 Pro-XBOX」だ!






