SOUNDPEATS(サウンドピーツ)より音質を追求した完全ワイヤレスイヤホン「Opera 05」のレビュー機会を得たのでご紹介したい。
※一般販売は7月9日から!
当ブログでは小型軽量モデルの「Mini Pro HS」もレビューさせてもらっているので、「小型で使い勝手が良いのも気になる!」という人は、あわせて記事をチェックしてもらいたい。

Mini Pro HSは、扱いやすさと音質の良さからAirPods Proに代わり、筆者愛用の品となっている。
さて、今回の「Opera 05」はMini Pro HSと趣向が違って「音質や高級感」がグッと高まったモデルだ。
Mini Pro HSと比較して、音質を追求した結果、ひとまわり大きく・重い。
しかしその分、「とてもパワフルなサウンド」を奏でてくれる製品で、なおかつ、高級感溢れるモノとなっていた。
それではご紹介したいと思う!
SOUNSPEATS Opera 05 はどんな製品?どこで買える?
Opera 05 は高級感と音質を追求した完全ワイヤレスイヤホン
ドライバーを追加し、音質を追求
音質を大きく左右するイヤホンの部品である「ドライバー」。
ドライバーには、
- BA型(バランスド・アーマチュア型)
- DD型(ダイナミック型)
の2つがあり、それぞれ得意とする音域が異なる。
BA型ドライバーは主に高音域が得意で、DD型は全域をカバーするが、中低音域が得意。
一般的なのはDD型のみを備えたイヤホン。
だが、音質を追求したモデルにはBA型とDD型の両方を搭載し、クリアな高音域と豊かな低音域を兼ね備えた「ハイブリッド型」のイヤホンも存在する。
SOUNDPEATの「Opera」は、まさにその「ハイブリッド型」なのである。
そして、今回レビューする「Opera 05」では高音域に優れたBA型ドライバーが、前作「Opera 03」から、さらに1基追加されて2基となった。
つまり、Opera 05は、大口径12mmのDD型ドライバーによる「豊かな中低音域」の再生能力に加え、2基のBA型ドライバーにより、「一層音がクリア」になったというわけだ。
アクティブノイズキャンセリング対応
ハイエンドなワイヤレスイヤホンに欲しい物といえば「ANC(アクティブノイズキャンセリング)」機能だろう。
ANCがあれば、イヤホンが周囲の雑音を解析し、打ち消すことで静寂性が得られ、電車やカフェといった場所でも音楽や動画に集中できる。
Opera 05は、もちろんANC機能を搭載していて、機能を有効にすると雑音を最大-30dbほど低減してくれる。
また逆に「パススルー(外部音取り込み)」機能もあり、イヤホンをつけたまま周囲の音を取り込むこともできる。
例えば、お店のレジで会計を済ませる場合などに便利な機能だ。
Opera 05では、イヤホンの操作やアプリからの操作で、
- ANCオン
- ANCオフ(通常モード)
- 外部音取り込みモード
という具合に切替可能となっている。
高音質LDACコーデックに対応
Bluetoothイヤホンで音質に重要な要素である「コーデック」。
Bluetooth接続には「コーデック」という接続規格がいくつかあり、音質や遅延などが異なる。
このコーデックについても製品によって対応するものが異なり、あまり安価な製品だと対応コーデックが少なかったりする。
コーデックの例としては、「SBC」は使える機器が多いが音質や遅延はいまいち、「AACやaptX」は割と高音質で低遅延という具合。
また、SONYが開発した「LDACコーデック」は、対応する端末やイヤホンが限られるもののイヤホンへのデータ転送量が大きく異なり、音質に有利となる。
より原音に近い「リアルなサウンド」を楽しむためにはLDACコーデックは必須機能だろう。
そしてもちろんOpera 05では、この「LDAC」にも対応していて、LDAC対応の端末と組み合わせることで、高品質な音声を楽しめる。
ちなみにLDACに対応する端末は、スマホであれば、XperiaやGalaxy、PixelといったAndroid端末となり、iPhoneはAACまでの対応となるので注意したい。
Opera 05 は「13,999円」、Amazonで購入可能!
「Opera 05」は、2023年 7月9日に一般販売開始となる。
また、一般販売開始にあわせて、期間限定で特別価格で販売される!
価格は通常「13,999円」のところ、15%ほど安い「11,899円」となる。
期間は7月9日(日)0:01から7月12日(水)23:59まで。
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ぜひ、おトクな価格でOpera 05をゲットしてほしい。
SOUNSPEATS Opera 05 を開封!外観と付属品をチェック
開封と付属品チェック
外箱も気分を盛り上げてくれる要素のひとつ。
Opera 05の箱は、反射した光が虹色に輝く豪華な仕様!
パッケージ背面には、製品のイラストとハイレゾやLDAC対応製品であるロゴが入る。
輝くパッケージやイラスト、ハイレゾ・LDACロゴなどは、開封時の気分を盛り上げてくれる要素となった。
では開封してみよう!
パッケージ内には、
- Opera 05本体
- 充電用USBケーブル
- イヤーピースS, M, L
- 取扱説明書(多言語)
などがコンパクトにまとめられる。
イヤーピースはパッケージの隙間に入っていて、サイズ調整に使用する。
説明書は2種類で、ひとつはOpera 05のペアリングや操作方法が書かれたもの。
もうひとつは、音質調整やファームウェアアップデートに必要なアプリのダウンロードについてが書かれている。
説明書は英語や中国語など多言語対応で、もちろん、日本語にも対応だ。
ペアリングの方法や、タップでの操作方法や役割などは、説明書でしっかりと確認しておきたい。
操作方法をマスターすると、ボリューム調節やプレイ・ポーズ、曲送りにノイキャン調節などができて、便利になる。
では、Opera 05本体の外観をチェックしてみようと思う!
外観デザインや操作系をチェック
ケース
ケースは黒いボディに、おしゃれなゴールドのラインが入る。
ゴールドは少し赤みがかっていて、「ローズゴールド」という感じだろうか。
個人的には男性より女性が好みそうな色合いに思う。
本体横にはボタンが備わる。
このボタンはケースのフタを開けて3秒間長押しすると「ペアリングモード」になる。
また、ケースのフタを開けて10秒間長押しした場合は「リセット」となり、うまくペアリングができない場合などは試してみよう。
本体背面には充電用USB Type-CポートとSOUNDPEATSのロゴがあしらわれる。
ケースのバッテリー残量は、ケース正面にあるLEDの色でわかる。
バッテリー残量と色の意味は以下の通り。
- 緑:100%~50%
- 黃:49%~10%
- 赤:10%未満
ちなみに、イヤホンのバッテリー残量は後述の専用アプリにて確認できる。
フタを開けるとイヤホンの電源は自動的にオンに。
イヤホンをセットし、フタを閉めることでイヤホンはオフになる(イヤホン側面を10秒長押しでもオフ可)。
イヤホンは耳から外しても自動で再生停止されず、停止してから外すか、ケースにセットしてフタを閉めることでオフにする必要があるのはAirPodsなどと違うポイントだろう。
続いてはイヤホンをチェックしてみよう!
イヤホン
なんともゴージャスな印象のOpera 05 イヤホン本体!
正面・側面にまばゆいゴールド、また、ブラックのツートンで引き締められる。
金色に輝く側面のパネルはタッチセンサーになっていて、右側のイヤホン側面をタップすれば「ボリュームアップ」、左側は「ボリュームダウン」といった操作がかんたんにおこなえる。
また、左側のイヤホン側面に1.5秒間タッチすると、ノイズキャンセリングモードの切り替えができ、現在の状態は音声アナウンスや、アプリで確認が可能となっていた。
イヤーピースは圧迫感なく耳にフィットするシリコン製だ。
こちらのイヤーピースも悪くないが、後述のウレタン製に交換することで、一層パワフルなサウンドを楽しむこともできる。
同社製イヤホンの「Mini Pro HS」と、サイズをくらべてみた。
内蔵されるドライバーサイズが異なり、Opera 05は、ひとまわり大型。
Opera 05では12mmのDD型ドライバーに、BA型ドライバーが2基。
Mini Pro HSは10mmのDD型ドライバーとなる。
これは「高音から低音まで、Opera 05のサウンドに期待できそうだ」と、心が躍る!
また、サイズとともに搭載バッテリーも大きくなっているのか、Opera 05はMini Pro HSの「最大8時間」を上回る、「最大9時間」となっている。
ケースを併用すれば「最大33時間」というロングライフ設計で、電池切れの際も「10分の充電で1時間再生可能」というのも、急な使用が必要になったときに心強い。
さらに、SOUNDPEATSのこだわり部分だというノズルにも注目。
音質追求モデルともあり、ノズルは「不要な振動をさせない」という「金属製」だ。
普段は、イヤーチップで隠れて見えない部分も、しっかりこだわっていると感じられる。
では、スマートフォンとペアリングをしてみようと思う!
SOUNSPEATS Opera 05 をペアリング!
スマホとペアリング
ここでは、筆者愛用の「Galaxy Z Fold2 5G」と「Opera 05」をペアリングした手順を紹介したいと思う。
Opera 05をペアリングモードにする
まずはOpera 05のイヤホンをケースにセットし、蓋を開けたままケース側面にあるボタンを3秒間長押しする。
ケースのLEDは「白色」で点滅したら「ペアリングモード」の状態となる。
スマホでBluetooth機器をスキャン
スマホ側のBluetooth設定にてペアリングモードのOpera 05を検出。
「SOUNDPEATS Opera05」を選んでタップすれば、ペアリングできた。
LDACを有効にする
続いてペアリングしたOpera 05の横に出てきた歯車マークをタップ。
そして「LDAC」の右側にあるスイッチをオンにすればLDACでの接続が可能だ。
音質を優先させたいときなどにはLDACにて接続しよう。
Nintendo Switchとペアリング
Switchとの接続コーデックは「SBC」となってしまうので、音質や遅延にはやや不利である。
しかし、Opera 05のパワーで迫力のあるゲームサウンドを楽しんだり、ノイズキャンセリングで、よりゲームの世界に没頭できるんじゃないかと思い、Switchとも接続してみた。
まずはスマホなどと接続するときと同様、Opera 05をケースにセットした状態で、蓋を開けたままケースの横にあるボタンを3秒押し。
するとOpera 05はペアリングモードになる。
続いてSwitchの「設定」→「Bluetoothオーディオ」→「登録する」でスキャン。
Switchに検出された「SOUNDPEATS Opera 05」を選択すればペアリング完了」!
Bluetoothオーディオを使用中は、無線接続できるコントローラーが最大8台から2台になってしまうので注意が必要だ。
SwitchとOpera 05を接続した結果、目論見どおり迫力あるサウンドが得られ、ノイズキャンセリングで周りの雑音をかなり低減することができた。
そのため、ゲームのサウンドはより迫力あるものに。
そして、邪魔な雑音が減って、一層、ゲームに没頭できるようになってしまった。。
うーん、快適になってゲームにのめり込んでしまう…。
ちなみにスマホに再び接続する場合は、SwitchのBuletooth設定で「このデバイスとの接続を切る(登録を解除ではなく)」を選択するか、Switchをスリープし、スマホ側のBluetooth設定でOpera 05を選択。
スマホからSwitchに切り替えするときは、スマホ側のBluetooth設定でOpera 05を切断するか、Bluetooth機能をオフにして、SwitchのBluetooth設定でOpera 05を選択することで切り替えできた。
自動再接続は、最後に接続していた機器に接続してくれるようであった。
SOUNSPEATS Opera 05 で音楽を試聴♪
しっかりとした「パワフル」なサウンド!
それではいよいよ、スマホとペアリングしたOpera 05にて、音楽を試聴してみようと思う。
単体での視聴だと能力がわかりにくいので、比較に同社製小型モデルの「Mini Pro HS」を用いた。
両者を聴き比べてみると、Opera 05は「非常にパワフルなサウンド」であると感じた。
高音域も、もちろん良いんだけど、特に比べてみて「低音域のパワフルなサウンド」が筆者には大きな魅力に思えた。
ロックなどでは、ベースやドラムといった楽器の低音がとても豊かなものになり、ジャズではオルガンやヴァイオリンの高域にツヤ感、低域は迫力増。
ダンスミュージックでは「ズン・ズン♪」と、迫力のサウンドで、一層、ノれるように。
低域の迫力はOpera 05のドライバーが12mmであり、Mini Pro HSの10mmより大型であることが要因だろう。
正直、2mm程度でそんなに変わると思っていなかったが、「こんなに違うんだな…!」と驚かされた。
筆者は、Opera 05なら、どんな音楽でもこれまで以上に楽しめてしまうということがわかった。
これまで「Mini Pro HS」でも特に不満を感じてはいなかったが、「Opera 05」のパワフルな低音域を体感してしまうと…もはや戻るのが困難に。
最初は「Opera 05は大きいし、Mini Pro HSのままでいいかな」と、思っていたのだが、この迫力あるサウンドは、サイズを凌駕するメリットがあった。
これから筆者がメインで使うイヤホンは、どうやら「Opera 05」となってしまいそうだ。
イヤーピースはできたら交換したい
個人的に絶対やっておきたいと考えるのが「イヤーピースの交換」。
フィット感に好みはあると思うのだが、ウレタン製は遮音性が高く、ドライバーから発せられるサウンドが「しっかり鼓膜に届く」といったイメージに。
そのため、イヤーピースをウレタン製に交換し、耳孔にピタッとフィットするようイヤホンを挿入すれば、ANCの効果が上がり、低音域もグッと感じられるようになる。
筆者はMini Pro HSにてウレタン製イヤーピースを使い、大きな効果を感じていたが、Opera 05でもやはり、ウレタン製イヤーピースは「効果大」であった。
商品例としては以下のような感じ。
100円ショップでも売っているのでお試しあれ!

専用アプリ「SOUNDPEATS」で音質調整やアップデート
Opera 05には音質調整やファームウェアアップデートなどがおこなえる専用のアプリが用意されているので入手しておきたい。
ここでは専用アプリ「SOUNDPEATS」にておこなえることの一部を紹介する。
イヤホンのバッテリー残量確認
アプリを起動すると、ホーム画面にてイヤホンのバッテリー残量が確認できる。
残量は右・左それぞれが表示され、「どちらのイヤホンがどれくらいのバッテリー残量なのか」がわかる。
ケースのバッテリー残量については、前述のLEDインジケータにて3段階で確認可能だ。
ファームウェアアップデート
アプリでは不具合修正などの「ファームウェアアップデート」もおこなえる。
都度、修正アップデートがメーカーが配布され、キッチリサポートしてくれているので安心だ。
イコライザー・ノイズキャンセリング設定
アプリの重要な機能である音質調整。
「プリセット」では、「ロック」や「ジャズ」、「クラシック」といった曲調に最適な設定が選択できる。
難しい設定をしなくとも、かんたんに自分好みの音質をチョイスできるので、ぜひとも触れていただきたい機能だ。
また、「カスタマイズ」のほうは、自身で周波数帯域をチョイスして±6dbの範囲でレベル調節が可能。
イコライザー設定はやや難しいかもしれないが、「自分が気に入った音を得るためには必須」な知識だと思うので、ぜひ、いじくり倒してみてほしい。
イコライザー設定については以下のようなサイトが参考になる。
アプリのダウンロードリンク
専用アプリのダウンロードはiPhoneは「AppStore」、Andoridは「Google Play」から。
アプリを入手し、音質を調整すれば、Opera 05をもっと楽しめる。
おわりに:Opera 05レビューまとめ。
- 本体はやや大きめ
- 着脱検知機能がない
- 操作を覚えるのがちょっとむずかしい
- 質感・高級感が非常に高い
- 圧倒的にパワフルなサウンド
- 専用アプリによるカスタマイズ
本体はやや大きめ
「Opera 05」は、筆者がこれまで愛用してきた「Mini Pro HS」とくらべ、ひとまわり大きい。
そのため、初見では大きさに抵抗があった。
だが、大きなボディ内に内蔵される「大型ドライバーのパワフルなサウンド」を体感したことで、デメリット以上に得られるものが大きく、使っているうちにすごく気に入ることができた。
着脱検知機能がない
イヤホンを取り外すと再生を自動的に一時停止してくれるなど、あれば便利な着脱検知。
筆者がこれまで使ってきた同社製イヤホン「Mini Pro HS」同様、Opera 05も検知機能は付いていなかった。
惜しい部分ではあるが、なければないで、慣れるかな〜という感じ。
操作を覚えるのがちょっとむずかしい
タッチセンサーによるさまざまな操作がおこなえるOpera 05。
使いこなせば非常に便利なんだけど、覚えるまでが結構手こずって、「えーと、ANC切り替えはどうすんだっけ?(左側センサー1.5秒タッチ)」みたいなことがあった。
操作方法は説明書をみればひと目でわかるが、説明書を出すのがメンドイ。
アプリで操作方法を確認できたり、あわよくば、カスタマイズできればウレシイ。
質感・高級感が非常に高い
Opera 05を実際に手にとって感じたのは、質感の良さと高級感の高さ。
ケースやイヤホンの各所には、ローズゴールドの高級感があるパーツや、質感の良い金属製のパーツなどが散りばめられていた。
音の良さだけでなく、外観にも満足できる製品だと思う。
圧倒的にパワフルなサウンド
試聴して感じた、高音から低音まで全域に渡って豊かなサウンド。
とくに、比較機とくらべて、低音域がとてもパワフルなのがすごく気に入ったポイント。
さらに、イコライザーでカスタマイズし、イヤーピースもウレタン製にしたことで、かなりパワフルなサウンドに。
ANCの効きもアップして、音楽はもちろん、動画やゲームに至るまで、迫力あるサウンドを楽しめ、没入感も高まった。
専用アプリによるカスタマイズ
「自分の満足する音を楽しみたい」のなら、イコライザー設定はぜひやってほしい。
専用アプリ「SOUNDPEATS」イコライザーでは、
- ロック
- ポップ
- クラシック
- 低音 or 高音強調
などなどの、予め用意された「プリセット」による音質調整と、自身で細かく調整できる「カスタマイズ」のモードが用意されている。
Oprea 05を入手されたならば、イコライザーも楽しんで欲しい。
というわけで、実際にOpera 05を使ってみて、大きさなど、気になる部分もいくつかあったけど、パワフルなサウンドに魅了され、すっごく気に入った。
これから音楽や動画、ゲームなどなど、いろんなシーンで楽しく使っていこうと思う。
もし、ワイヤレスイヤホンを検討中で、
- 質感がいいもの
- 音質がいいもの
- 価格が高すぎないもの
を、探している人は、「Opera 05」をチェックしてみてはどうだろうか♪