前回までの記事では準備編、取付編、発電量について書いた。
予算20万でソーラー発電:資材準備編 予算20万でソーラー発電:設置に挑戦編 予算20万でソーラー発電:100W 8枚の発電量と動作する家電は?前回の記事で問題だったのがバッテリーの片減り。
2個並列で接続したバッテリーの片方が消耗し、均等に電力を使用することができない状態となっていた。
バッテリー片減りの解決方法を探した
接続方法については間違っていないと思ったのだがうまく動作しない。
いろいろ情報を探す中で一つの記事が見つかった。
こちらの方の記事を確認するとこの方もバッテリーの片減りがあったようで、片方のバッテリーにインバーターの「+」と「ー」を接続していたとのこと。
正しいやり方は片方のバッテリーにインバーターの「+」、もう片方のバッテリーに「ー」を接続するのだと解説してあった。
接続方法は問題なかった
だが、配線方法については既に同じようにしており、私のシステムは問題がないようだった。
記事をもう少し読むとバッテリー間の並列ケーブルを変更していた。
もともとが14sq(スケア)のケーブルを2本ずつ28sqで接続接続してあり、これを38sqに交換したというもの。
インバーターには38sqのケーブルが接続されており、同じ太さのケーブルに交換されたようだった。
なぜ太いケーブルなのか
自分のものを確認すると5.5sqを2本つないであり、11sqだった。
バッテリー間を流れる電流は11sqのだとおそらく70Aくらいが許容範囲なのだろうと思っていたが、ここに間違いがあったようだ。
おそらく、
- 1500W/100Vの電力を12Vのバッテリーから取り出すと
- 1500W÷12V=125Aの電流が流れる
ということではないだろうか。
38sqのケーブルは許容電流が160A、WCTというタイプなら170Aあるそうで、これだけの大電流が流れるならケーブルも太いものにしておかないといけない。
早速ケーブル交換を実施
Amazonでも並列接続用ケーブルは販売されているのでこちらを使うと手間がなく便利そうだ。
ONE GAIN(ワンゲイン) バッテリー増設用並列ケーブル 電気機器用ビニル絶縁電線/KIV線ケーブル 38SQ KIV(0.5m 赤黒セット)+丸型圧着端子(R38-10)×4 HEIRETSU-KIV-38SQ新品価格 |
私は参考サイトと同じくホームセンターに材料を買いに行った。
ケチなので少しでも安くあげたいからだ。
いつも行くホームセンターには38sqのケーブルは販売されておらず、少し遠くまで行く必要があったが無事に入手し配線を作成することができた。
材料費
- 38sqケーブル 1m 980円
- 丸型裸端子1つ68円
で販売されており、全部で税込み1,352円だった。
接続と電圧確認
ケーブルが作成できたのでバッテリーに取付する。
念の為、2つのバッテリーはあらかじめ満充電にしておいた。
ただ、比重計を覗くと片方は緑、片方は赤となっている。
充電電圧を図ると2台とも13.7Vほどになっていたのでしっかりと充電されているはずなのだが、比重計は赤いままだった。
バッテリーについている比重計は、あてにならないという情報もあったので、とりあえずそんなものだと思うことにして、作業を進める。
配線を組み替え、無事に作業完了。
極太の38sqで接続でき、これで大電流でも安心だ。
おわりに
極太の38sqケーブルに交換したことで、おそらくうまく電流が流れてくれるだろうと期待する。
これで解決したように思うが、他にもまた問題がでてくるのかもしれない。
一つ一つ勉強しながら、システムを完成させていこうと思う。
この過程は大変だが楽しい。
おなじように困っていた人が情報を公開してくれていたおかげで大変勉強になり助かった。
この記事もだれかの役にたてば幸いだ。