完全ワイヤレスイヤホンといえば、Appleの「AirPods」だ。そのAirPodsに「Pro」が付いたものが発売され、高いノイズキャンセリング性能が話題となっている。
AirPodsはiPhoneと組み合わせることを想定したイヤホンであるが、なんとAndroidとペアリングしても使えるのだ。ただし、バッテリー残量が表示されなかったり、外した時に音楽が自動停止しないなどの問題がある。
しかし、有志が制作したアプリを使えばiPhone同様にバッテリー残量確認や自動停止・再開などの機能も利用可能。
この記事では「AirPods ProとAndroidスマホのペアリング方法」から「AirPods Pro」の操作方法、「バッテリー残量確認アプリ」、「購入先リンク」まで網羅した。
AndroidでAirPods Proを使ってみたい人のお役に立てば幸いだ。
AirPods ProとAndroidスマホをペアリングする

ペアリング手順① AirPods Proをペアリング状態にする
ペアリング手順① Androidスマホで検出し選択する
Androidスマホのペアリングを解除すればiPhoneでも利用可能となる。
AirPods ProをAndroidスマホで使うときの操作方法

AirPods Proのイヤホン下部にあるくぼみには「感圧センサー」が設けられる。このくぼみを押し込む時間や回数によってノイズキャンセリング機能の切り替えや曲送りなどがおこなえる。
プレイ・ポーズ
左、または右側のイヤホンをつまむと「カチッ」と音が鳴る。音楽や動画の再生は一旦停止され、もう一度つまむことで再開される。
ノイズキャンセリングオン・オフ
左、または右側のイヤホンをつまんだままにしておくと「ポーン」と効果音が鳴り、ノイズキャンセリングのオンオフを切り替えできる。
歩行中などの移動時など、周囲の音に気を配る必要があるときはノイズキャンセリングをオフ。電車での移動中やカフェなどで集中したいときはノイズキャンセリングオンという具合に切り替えできる。
ここでは「オン・オフ」と表現しているが、実際は「オン」と「外部音取り込みモード」の切り替えになる。
歩行中などでうっかりノイズキャンセリングをオンにしたままにしてしまうと、自動車や自転車などの接近に気が付かず思わぬ事故につながりかねない。ノイズキャンセリングを使うときは気を付けよう。
曲送り・戻し
曲送りは感圧センサーを二回押し。曲戻しは三回押しとなる。
電話に出る
着信中に感圧センサーを一回押すと電話に出られる。通話中に感圧センサーを一回押すと通話終了となる。
着信中に感圧センサーを二回押すと着信を拒否して留守電になる。
AirPods Proのバッテリー残量をAndroidスマホで確認する

AirPods ProをiPhoneで使うときは、両イヤホンをケースにセットした状態でケースを開くとそばにあるiPhoneでケースとイヤホンのバッテリー残量を確認できる。
Androidスマホにはこの機能が備わっておらず、AirPods Proのバッテリー残量を確認することはできない。しかし、アプリを利用することでAirPods Proのバッテリー残量を確認可能だ。
バッテリー残量を確認できるアプリを入手
Google Play ストアにて「AirPods」と検索すればバッテリー残量を確認できるアプリを多数見つけることができる。
▼筆者が使っているのはこちらのアプリ。
iPhoneでAirPods Proを使用した時ほどスムーズにはいかないが、取り外した時の自動停止や再生などもおこなえるアプリだ。無料では広告が表示されるが機能はすべて利用可能で、広告が嫌なら300円の寄付で解除することも可能だ。
バッテリー残量を確認
AirPods Proのバッテリー残量はアプリの設定を済ませば、接続時の表示や通知からいつでもすぐに確認できる。
うまく動作しない場合は作者が推奨しているように再起動をおこなってみたり、省電力機能によりアプリが最適化されてしまっていないか確認しよう。(最適化されている場合は除外に設定)
自動検出も設定可能
▼設定には「装着時の自動再生」と「非装着時の自動停止」が用意されている。
私は上記のように設定。好みの動作に設定できる素晴らしいアプリで、製作者に感謝だ。
ファームウェアアップデートにはiPhoneかiPadが必要

AirPods ProのファームウェアアップデートにはiPhoneやiPadが必要だ。アップデート手順は以下となる。
- 両イヤホンを充電ケースにセット
- ケースを充電状態にする
- iPhone or iPadのインターネット接続
- AirPods Proを近くに置いておく
少々わかりにくいがアップデートが利用可能な場合、iPhoneやiPadを使って上記の方法で更新可能となっている。
フル機能じゃないがAndroidでもバッチリ楽しめる!

アプリの助けなどもあり、一部の調整機能を除いてAndoridスマホでも基本的な機能は利用できることがお判りいただけただろうか。この記事が「スマホはAndroidだけどイヤホンはAirPods Proを使いたい!」という人のお役に立てば幸いだ。
製品リンク
新品をお得に購入しやすいのは「Amazon」。時々セールの対象になり、安く購入できることも。
後に紹介している「イオシス」は中古品ながら一万円台で購入できるものもあり、新品の3万円弱の値段からグッと手の届きやすい価格で購入できる。
AirPods Pro
iPhoneやiPad、AirPods Proの掘り出し物を狙うなら
エンタメ兼アップデート用にiPadを用意したい場合や、手ごろなiPhoneを購入したい場合は国内通販サイト「イオシス」をチェックしてみよう。AirPods Proを含めて掘り出し物に出会えるかもしれない。