【最強望遠】Xiaomi Mi 10 Ultra 外観 / カメラ / Good, Badポイント【レビュー】

10周年記念として発売されたハイエンドスマートフォン「Mi 10 Ultra(中国版)」を、日頃お世話になっている「まめこ MOBILE」より、レビュー用に貸与いただいた。この記事ではMi 10 Ultraの外観や、本機で撮影した写真、GoodとBadなポイントをレビューしたいと思う。

Mi 10 Ultraのスペックなど

基本スペック

Mi 10 Ultra
OSAndroid10
(MIUI12)
SoCSnapdragon865
RAM8GB
12GB
16GB
ストレージ容量128GB
256GB
512GB
重さ221.8g
高さ162.38 mm
75.04 mm
厚み9.45 mm
画面6.7インチ
有機EL
リフレッシュレート120Hz
解像度1080×2340
画面密度386ppi
バッテリー容量4,500mAh
充電能力有線 120W
無線 50W(逆ワイヤレス10W)
Wi-Fi802.11a, b, g, n, r, ac, ax
Bluetooth5.1
防水-
デュアルSIM
eSIM-
シムフリー
FeliCa-
SDカードスロット-
フルセグ/ワンセグ×/×
イヤホンジャック-
セキュリティ画面内指紋認証
顔認証
カラーブラック
シルバー
クリア

カメラスペック

Mi 10 Ultra
超広角20MP
ƒ/2.2
12mm相当
広角(標準)48MP
ƒ/1.8
1/1.32"
25mm相当
光学手ぶれ補正
望遠(2倍)12MP
ƒ/2.0
50mm相当
望遠(5倍)48MP
ƒ/4.0
120mm相当
光学手ぶれ補正
ズーム性能光学5倍
ハイブリッド10倍
デジタル120倍
動画時最大15倍
ToF-
フロントカメラ19.7MP
ƒ/2.25

▼参考 DXOMARK

対応バンド

対応バンドについて

対応バンドは情報元を参考に日本で必要なものをまとめている。入念にチェックしているが、漏れや誤記、情報元の誤記や更新もあるので、取り扱いには注意いただきたい。

表記
  • D(docomo)
  • A(au)
  • S(SoftBank)
  • R(Rakuten)

Mi 10 Ultraの4G LTE対応バンド

Mi 10 Ultra
中国版
BAND 1
(2100)
(D・A・S)
BAND 3
(1800)
(D・S・R)
BAND 8
(900)
(S)
BAND 18/26
(800)
(A・R)
-
BAND 19
(800)
(D)
-
BAND 21
(1500)
(D)
-
BAND 28
(700)
(D・A・S)
-
BAND 41
(2500)
(A・S)
BAND 42
(3500)
(D・A・S)
-

国内キャリア別LTEバンド重要度

バンド重要度
  • ◎ : 重要
  • ○ : できれば欲しい
  • △ : あればいいがなくてもOK
docomoauSoftBankRakuten
Band 1
(2.0GHz)
-
Band 3
(1800MHz)
-
Band 8
(900MHz)
---
Band 18/26
(800MHz)
--
Band 19
(800MHz)
---
Band 21
(1.5GHz)
---
Band 28
(700MHz)
-
Band 41
(2.5GHz)
--
Band 42
(3.5GHz)
-
【PR】事業者別SIM

docomo系SIM

au系SIM

SoftBank系SIM

楽天

※ここに掲載している事業者によるSIMを使って、端末の動作を保証するものではないのでご注意いただきたい。

Mi 10 Ultraの5G対応バンド

Mi 10 Ultra
中国版
n77
(D・A・S・R)
-
n78
(D・A)
n79
(D・A)
n257
(D・A・S・R)
-

国内キャリア5Gバンド割り当て

Sub6

n77docomo
au
Rakuten
SoftBank
n78docomo
au
n79docomo

ミリ波

n257docomo
au
SoftBank
Rakuten

ベンチマークスコア

ベンチマークではMi 10 Ultraは大変優秀なスコアを出した。比較にはSnapdragon865+を搭載した「Galaxy Note20 Ultra」のスコアを掲載している。

スマートフォンの快適性はベンチマークスコアのみでは決まらないものの、この高スコアはやはり素晴らしいものだ。

Antutu Ver8

▼AnTuTuベンチマーク公式サイト

Geekbench 5

AndroBench

バッテリーベンチ

写真で見るMi 10 Ultra

内容物一覧

付属品
  • ケース
  • SIMピン
  • 充電器(120W)
  • A to Cケーブル
  • イヤホン変換ケーブル
  • クイックスタートガイド

▲Xiaomi 10周年記念のBoxは美しいシルバーで、縦長形状となっている。特筆的なものは充電器で、最大120Wもの出力をもつ。

正面(ディスプレイ)

▼ディスプレイは6.7インチの有機EL。全体的に丸みを帯びており、優しい印象だ。

ディスプレイ点灯状態

▲フロントカメラは「パンチホール型」で、左上に小さなホール状で設置され目立たない。ディスプレイに食い込むノッチ型では動画やゲームなどでやや映像の妨げになるが、パンチホール型は気になりにくく没入感が向上する。

顔認証を使ったセキュリティは甘くなってしまうが、画面内に埋め込まれた指紋認証センサーによってロック解除が可能だ。

背面

▼カラーは「クリア」で、内部構造が目視できる。バックパネル内部にはNFCやワイヤレス充電のコイルなどが描かれており見た目でも楽しめる。

メインカメラ部

カメラ構成
  • 超広角
  • 広角(48MP)
  • 望遠(光学2倍)
  • 望遠(ペリスコープ光学5倍)

上部

上部
  • スピーカー
  • IRセンサー
  • マイク

▼上部に備わるIRセンサーでは「IR remote」アプリにより、TVやエアコンの操作が可能だ。

下部

下部
  • SIMトレー
  • USB Type-C
  • マイク
  • スピーカー

本体下部にはSIMトレーやスピーカーなどが備わる。スピーカーは上部と下部に1つずつあり、ステレオ仕様となっている。

SIMトレー

▲SIMスロットはナノSIMが2つ入る物理デュアルSIM。残念ながらmicroSDには非対応。

右側

▼ボリュームボタン、電源ボタンは本体右側に集約される。

左側

▼左側面にはボタン類はなし。

四隅及び、側面は丸みを帯びており、気持ちよく手にフィットしてくれる。

Mi 10 UltraとGalaxyのカメラ比較

「Mi 10 Ultra」とGalaxyのUltraシリーズである「Galay S20 Ultra」と「Galaxy Note20 Ultra」を遠くが見渡せる山頂へ持ち込み、撮影能力をテスト。

Mi 10 Ultraは素晴らしい遠景撮影能力を発揮してくれた。超広角や広角カメラではMi 10 Ultraは自然な味付け、Galaxyは色鮮やかな味付けの写真となった。

山頂から家屋へズーム

超広角

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

広角

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 5倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 10倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 20倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 50倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 100倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra

望遠 120倍

Mi 10 Ultra

山頂からビルへズーム

超広角

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

広角

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 5倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 10倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 50倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 100倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra

望遠 120倍

Mi 10 Ultra

鉄塔でズーム比較

デジタルズームを用いた状態でも、3機種とも鮮明に鉄塔の構造を記録することができた。中でもMi 10 Ultraは一歩リードという印象だ。

それでもさすがに50倍や100倍となると、かなり厳しい画質となってしまう。キレイに残すなら「Ultra」も10倍までに留めたい。

記録用であれば高倍率ズームは便利で面白い。遠くの構造物や、接近すると逃げてしまう動物、昆虫の観察に使っても楽しめる。

▼画面中央にある遠くの鉄塔にズームし、性能を比較する。

▼こちらは以前撮影した光学2倍ズーム機で10倍ズームしたもの。なお、この写真と今回撮影した写真と天候が異なるのでご注意いただきたい。

望遠 10倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 20倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra

望遠 50倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

望遠 100倍

Mi 10 Ultra
Galaxy S20 Ultra

望遠 120倍

Mi 10 Ultra

SIMの動作テスト

Mi 10 Ultraの対応バンドに適した、「LINEモバイル」の「ソフトバンク回線」をテスト。

VoLTE通話はそのままでは不可

SIMをセットし、APN設定をすることで4Gのアンテナピクトが立ったが「VoLTE」が有効にならない。通話をすると3Gに切り替わってしまい、従来品質の音声通話となってしまう。

*#*#86583#*#*をダイヤル

以前、同じXiaomi機であるMi 9T Proでは以下の方法でVoLTEを有効にできた。

今回も同じ方法を試してみたところ、無事成功。ステータスバーには「HD」のアイコン表示、設定には「Use VoLTE」の項目があらわれた。

GMSのインストール

Mi 10 UltraにはPlay StoreなどGoogleサービスがインストールされていないが、標準搭載の「GetApps」より簡単にインストールができるとのことで試してみた。

アカウントに設定あり

設定の「Accounts & sync」には「Basic Google services」という項目があり、Googleサービスを簡単に使えるようにできそうな項目があった。Googleアカウントの追加も可能だ。

Play Storeを使えるように

Basic Google servicesを有効にしただけでは「Play Store」はあらわれなかったが「GetApps」にてPlay Stotreの更新をおこなうと、ホーム画面にあらわれた。

なぜか検証時は「Chrome」のインストールがうまくいかず「Chrome Beta」はインストール可能だった。

他機種ではGMSのインストールに苦労したが、本機ではかんたんに導入できるようだ。コメントくださった「皿洗い」氏に感謝したい。

Mi 10 UltraのGood / Badなところ

Good / Badなところ

Goodポイント

ここがGood!
  • 高性能で安価
  • セカンドスペース
  • 多彩な撮影モード
  • 低倍率ズームも搭載
  • 120Hz対応ディスプレイ
  • 付属ケースの感触が良好
  • バッテリーが長時間駆動
  • 120W有線 / 50W無線充電
  • コンパクト感があるボディ
  • 心地いい触覚フィードバック

高性能で安価

Snapdragon865を搭載し、ベンチマーク結果からもわかるように、Mi 10 Ultraは間違いなくハイスペックなモデル。高い処理性能はもちろん、ペリスコープ望遠カメラや超急速充電機能を備えるなど機能が盛りだくさん。

そんなMi 10 Ultraの中国本土での価格は以下。

価格バリエーション
  • 8GB / 128GB:5299元(約82,000円)
  • 8GB / 256GB:5599元(約87,000円)
  • 12GB / 256GB:5999元(約93,000円)
  • 16GB / 512GB:6999元(約108,000円)

最安モデルであればなんと8万円代、最上位モデルのメモリ16GB、ストレージ512GBのものでもそこまで高額ではない。ハイエンドスマートフォンとしてはコストパフォーマンスに優れた製品だと言える。

セカンドスペース

Xiaomi機ではおなじみ「セカンドスペース」はもちろん本機でも搭載されている。「設定」から有効にしてやるとホーム画面にショートカットアイコンが配され、ワンタップで新たなホーム画面があらわれる。

新たな「スペース」にあるアプリやデータはメインで使用する「スペース」と共有されることがない。パスワードで保護もされるのでプライバシー面でも安心だ。

様々なアプリをインストールした専用スペースや、他人に知られたくないものの保管場所など、人によっては便利に使えるものとなるだろう。

多彩な撮影モード

暗い場所を明るく撮影できる「Night」や背景をボカした撮影ができる「Portrait」はもちろん、YouTubeなどに使える「VLOG」や月を綺麗に撮れる「Supermoon」など、多彩な撮影モードを備える。

その中でおもしろいなと感じたのがマクロ撮影。

マクロカメラを持たないMi 10 Ultraだが、上記の「Macro」を有効にすることで接写ができるようになっていた。どのカメラを使っているのか指で塞いで確認すると「超広角カメラ」をクロップして利用していることがわかった。

それならGalaxyでもできるのではと思って試してみても、Galaxyの超広角カメラでは被写体の近くでピントが合わないが、Mi 10 Ultraの超広角カメラはかなり近くまでピントを合わせられるものになっているのがおもしろい。

▼花やミニカー、昆虫などの撮影で威力を発揮する。

ただ、自身で「Macro」を選択したときと、自動判定により接写モードとなったときの仕上がりが異なる点には注意したい。

「Macro」選択
自動判定による接写モード

「Macro」 では明るく補正されるが、やや精細感が失われる。自動判定による接写モードでは暗めになることがあるが、画面をタップして露出調整すればまた違った結果を得られることができた。

これらを使い分けると好みの写真を撮影することができそうだ。

ただ、自動判定のマクロモードは、なかなか有効になってくれないところが少々もどかしいところ。

低倍率ズームも搭載

右から2番目が光学2倍のカメラ

スマートフォンのカメラは構造上倍率の変更ができず(一部除く)、ズームはデジタルズームによっておこなわれる。そのため、倍率の違うカメラが複数搭載されているのだが、カメラ間の倍率があまり開いてしまうとデジタルズームによる画質劣化が起きやすい。

ペリスコープの望遠カメラを搭載したスマホでは、1倍カメラの次が5倍カメラになるものがあるが、その場合、1.1倍から4.9倍までデジタルズームを使用する。当然この間の画質劣化が大きくなってしまうが、Mi 10 Ultraには間を埋める光学2倍カメラも搭載。

2倍から4.9倍まではこの2倍カメラが撮影を担当するため、3~4倍など少しだけズームを使いたいようなシーンでは、一気に高倍率カメラとなる機種より画質劣化が少なく済む。

120Hz対応ディスプレイ

ハイエンドスマートフォンのトレンドである高リフレッシュレートの対応。Mi 10 Ultraも当然ながら秒間120回の画面書き換えとなる「120Hz」のリフレッシュレートに対応する。

ホーム画面でのページ移動をはじめ、ブラウザでのWEBページや、SNSでのタイムラインでのスクロールなど、動きのあるシーンでは「スルスルッ」と滑らかに気持ちよく動作する。この動作を一度体感すると以前の60Hzはガクガクとした動きに感じられ、以前の60Hzでは耐え難くなる。

もちろん処理が多くなってしまうのでバッテリー駆動時間に影響が出るが、本機はバッテリー駆動時間が長いことも特徴だ。

付属ケースの感触が良好

付属するケースは一般的なTPUケースとは違い、程よい硬質感のあるものとなっている。表面は細かな点状の加工が施されており、滑りにくくベタつかないのが好印象だ。

加工は表面だけでなく内面にも施されており、本体と付着して発生するモアレを防ぐ。手触りがよく、デザインを損なわない配慮もあり、細かなところも手を抜かず仕上げられている。

バッテリーが長時間駆動

バッテリー容量は4,500mAhとなっており、十分な容量がある。しかし、容量が大きくても機種によって特性があるため「PC Mark」にて残量100%から20%へのバッテリーベンチマークをおこなってみた。

テスト条件は画面輝度50%、リフレッシュレート120Hzとし、比較対象には同じくバッテリー容量4,500mAhとなる「Galaxy Note20 Ultra」を用いた。

▼検証の結果、なんとMi 10 Ultraは約12時間持続。Galaxy Note20 Ultraは約9時間となった。

ただし、Galaxy Note20 Ultraはディスプレイサイズが6.9インチと大きく、バッテリー消費が大きくなるGMS入り。また、輝度を両端末ともに50%にしたときはGalaxyの方が明るい表示となり、完全に同一条件とは言えない。

あくまでも参考程度にしてほしい。

120W有線 / 50W無線充電

バッテリーライフテストではかなりいい結果となり、なかなか楽しませてくれた。そして、急速充電のテストでも「Ultra」ぶりを発揮してくれた。

バッテリーの駆動時間も魅力だが、本機は「超高速」で充電できるのも大きな魅力で、120Wの有線充電と、50Wの無線充電に対応する。残念ながら、無線充電は専用のワイヤレスチャージャーが必要なので試すことができないが、120Wの高出力充電器が付属しているので「超高速充電」を体験することができた。

▼充電テストには、付属の120W充電器と「株式会社CIO」からレビュー用に提供いただいた「LilNob 2C1A MAX65W」を使用。

▼スマートフォンではこれまでLilNobの能力を引き出せるものはなかったが、Mi 10 Ultraでは約50Wもの高出力を引き出すことができた。

▼そしてMi 10 Ultra付属の120W充電器を試したところ、なんと計測不能となってしまった。

▼仕様を確認すると、この充電器は最大で6Aもの電流を流せるようだ。上記のチェッカーは5.1Aまでの対応となるため、エラーになってしまった。

100Vのコンセントでは11V / 6Aと20V / 4.8Aの出力が最大なので、66W〜96Wほどで動作するとみられる。

充電速度テスト

次に付属する120Wの充電器で、バッテリー残量0の状態から5分ごとに充電量を計測してみた。この充電器は付属するケーブルがType AからType-Cとなるタイプのもの。

本当に高出力が出せるとかと疑っていたが、しっかりと超高速で充電された。

経過時間充電量
5分14%
10分47%
15分66%
20分85%
25分99%
26分22秒100%

計測の結果、10分で約半分30分も掛からず100%へと到達した。うっかり充電し忘れて時間がない時でも、10分あれば半分を充電できる。

さらにロングライフバッテリーとあわせて、バッテリーに関してはとても満足できるスマホとなっている。

コンパクト感があるボディ

本体サイズや厚みは決して小さいわけではないのだが、実機に触れてみるとコンパクト感があり、ギュッと纏まったボディとなっている。全体に丸みを帯びているため、よく手に馴染み握りやすいのも特徴だ。

この感覚に似た機種があったなと振り返ってみると、AppleのiPhone 11 Proが近い感覚だと思い出した。四辺や側面の適度な丸みと程よい厚さは手に優しく、フィット感がとても良好。

片手で縦に持っても、両手で横に持ってもよく手に馴染み、使い心地の良さを堪能することができた。

心地いい触覚フィードバック

認証時も動作

iPhoneをはじめ、Galaxyなどの上位機種で搭載されている高性能なバイブレーターを搭載し、本機は「Haptic feedback」に対応。「Haptic feedback」はナビゲーションバー操作、設定のトグルスイッチ、キーボードをタイプ、カメラズームなど、タッチパネル上でおこなわれる感覚のない操作を、触覚によりわかりやすくしてくれる機能。

これまでレビューしたXiaomi機では一般的なバイブが搭載されており、触覚フィードバックに「安っぽさ」が感じられた。しかし、本機では、他社ハイエンド製品と同じ感覚を得られることが確認できた。

さらに、Mi 10 UltraのUIでは、指紋認証時や、スクロールが上端下端に達するなどで停止したときにも知らせてくれる。細かな部分まで配慮がなされており、使い心地は良好だと感じた。

Badポイント

ここがBad...
  • 防水非対応
  • やや緩慢なUI
  • microSD非対応
  • 低照度撮影が苦手
  • 200gオーバーの重量
  • ややピント合わせが苦手
  • 動画撮影時のカメラ変更不可

防水非対応

以前当ブログでレビューしたMi 9T ProMi 10 Youth Editionなども同じであったが、IP防水には非対応となる。防水対応のスマホであれば濡れた手で触ったりしても平気だが、本機はどこから浸水してしまうかわからない。

急な雨や、うっかり水場に落としたり、飲み物を溢してしまったりなど、スマホが水に濡れるシーンは突然やってくる。そのため、普段から気をつけて使う必要がある。

やや緩慢なUI

ホーム画面の操作やアプリの起動、終了に生じるアニメーションが少々野暮ったく、他機種と比較すると動作が緩慢に感じた。ただこれはAndroidスマホを使い慣れた方であればお察しの通り「開発者オプション」で解決可能。

設定の「My device」→「All specs」にある「MIUI version」をカウントがなくなるまで連続タップし「Developer options」を有効に設定。「Additional settings」内に同項目が出現するので3つのアニメーションスケールを「.5」に設定。

この操作によってキビキビした操作感を得られるようになる。他のAndroidスマホでも有効なので、お好みで設定してみよう。なお、他の端末ではMIUI versionではなく「ビルド番号」など、表記が異なるため注意してほしい。

microSD非対応

優秀なカメラが備わっている本機では、たくさんの写真撮影や動画撮影をしたくなる。そうなると気になってくるのが、ストレージ容量。

高画質で写真や動画を撮影すると、どうしても本体容量が圧迫されてしまいストレージの節約を余儀なくされる。microSDに対応していれば、写真や動画に関わらず様々なデータを逃して本体ストレージの節約が可能であるが本機は非対応となる。

しかし、本体ストレージは最大512GBまで選択肢があり、あらかじめ大容量のものを選択すれば容量問題はクリアできる。写真や動画はGoogleフォトなどに保存して、本体ストレージを空けておくことも有効な手段だ。

低照度撮影が苦手

Mi 10 Ultraは状況に応じて長時間露出をする、いわゆる「ナイトモード」を自動適用してくれる機能が備わっている。しかし、室内の薄暗い照明下では動作しないことがあるようで、同じ状況で撮影したGalaxyと比較するとやや薄暗い写真となってしまった。

メインカメラには解像度48MP、センサーサイズ1/1.32のものを採用しており、Samsungの108MPカメラより低照度下での撮影にも期待できそうだったのだが、残念ながら暗い場所は苦手のようだ。

Mi 10 Ultra
Galaxy Note20 Ultra

オートで明るい写真にならなかったのは残念だが、このようなシーンで明るく撮影したい場合は、自身で積極的に「More」から「Night」を選択してやることで回避しよう。

「More」内にある「Night」

200gオーバーの重量

Mi 10 Ultraの重量は221.8gと重量級。厚さも9.45mmとなり、厚く重いスマホとなる。

ケースを含めた実重量は246g

持ってみると、もちろんズシっとくる感覚はあるが、前述のコンパクト感や握りやすさのおかげで程よく緩和されている。そのため、扱いにくさを感じないのが本機の魅力だ。

ややピント合わせが苦手

ガジェットに詳しい人であれば、初期のGalaxy S20 Ultraがオートフォーカスを繰り返す現象が発生していた事を知っていると思うが、Mi 10 Ultraでも似たような現象がみられた。

うまくピントを合わせられない時は、ガクガクと混乱したような動作を見せる時がある。だが、これもアップデートで改善するかもしれない。

動画撮影時のカメラ変更不可

動画撮影時は予め選択した倍率のカメラを使用することとなる。1倍のカメラで撮影をはじめてズーム比率を変更しても、超広角カメラや望遠カメラに切り替わらない。

▼メインカメラでズームした例。デジタルズームのみで、カメラが切り替わらない。

そのため、カメラを切り替えするには一旦撮影を終了し、カメラを切り替えてから撮影を再開する必要がある。また、2倍ズームのカメラは、動画撮影に使用できないようだ。

おわりに:素晴らしいがメイン使用は厳しいかも

望遠カメラや超高速な充電、処理能力の高さにバッテリーの長時間駆動など、素晴らしい性能を見せてくれたMi 10 Ultra。しかし、中国版は日本語に非対応、バンド18/19に非対応という問題がある。

そのため、メインで一台運用できる人は上記をクリアできる人となる。それ以外の人が使いたいなら、安定したメインスマホとの併用がおすすめだ。

また、バンドの問題がない「グローバル版」は販売される見込みが薄いようなので、どうしても試してみたい人は中国版を入手するしかなさそうだ。「我こそは」という人は、今回、端末を貸与いただいた「まめこ MOBILE」にぜひ、問合せ願いたい。

また、Galaxyの「Ultra」もレビューしているので一度チェックしてみて欲しい。

2 COMMENTS

皿洗い


非常に良いレビューだと思いました。
ただ、最初から入っているGetAppsからPlayストアを簡単にインストール出来るので
GSM禁止というのは少しオーバーかなと思います。

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かずのり


皿洗いさんコメントありがとうございます。

GMSのインストールについて更新しました。
コメントいただいたおかげでより良い情報にできました。ありがとうございます!

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