ノートPC型 14インチ ディスプレイ「Dopesplay DR148」をレビュー!スマホのPCモードやSwitchのディスプレイにも使える!

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Dospesplayというメーカーの「DR148」という製品を購入した。

この製品は「MiraBook」や「LapDock」といった製品と同じく「ノートPC型」のディスプレイで、「PhoneBook」という製品名としても知られている。

今回は「Nintendo Swich」のゲーム用ディスプレイとして使ったり、「Galaxyスマホ」のPCモードである「DeX」をより快適に利用することを目的に入手した。

特にDeXでは、これまでの、

  • 電源
  • マウス
  • キーボード
  • ディスプレイ

の、セットを持ち運ぶのを一台で済ませられるのが大きなメリット。

というわけで、

  • DR148の特徴や価格は?
  • Swichのディスプレイとして使い勝手はどうか?
  • スマホのPCモードでの使い勝手はどうか?

といったことを中心にレビューしていきたいと思う!

DR148 はどんな製品?どこで買える?

オール・イン・ワンのクラムシェル型ディスプレイ

DR148は「見た目はノートPC」だけどディスプレイとして利用するという製品で、

  • キーボード
  • トラックバッド
  • 7.6V 5000mAhバッテリー
  • 14.1型ディスプレイ(タッチ対応)

などを搭載している。

詳しいスペックは以下のような感じ。

スペック詳細

解像度1920 x 1080
画面14.1インチ
タッチ操作対応
輝度 300CD/M2
スピーカー8Ω / 1W x 4
インターフェース充電用Type-C x 1
入力用Type-C x 1
Mini HDMI x 1
3.5mmイヤホンジャック x 1
microSDカードスロット x1
バッテリー5000mAh 7.6V
(3.8V10800mAh)
サイズ322 x 218 x 13 mm
重さ(実測)1230g

見た目こそノートPCであるが、実は「モバイルモニター」という本製品。

Type-CやMini HDMIといった映像入力用端子を備えており、

  • スマートフォン
  • Windows PC・Mac
  • Switchなどのゲーム機

といった機器のディスプレイとして利用可能だ。

ただ、普通のディスプレイと違い、

  • 内蔵バッテリーで単体駆動可能
  • 内蔵キーボード・トラックパッドが利用可能

というのが大きな特徴。

そのため、電源がない場所でもSwitchのモニターとして大画面プレイが可能だ。

また、GalaxyなどのPCモードを備えたスマホを接続すれば、「即席ノートPC」ができあがる。

今回、筆者は、特にこの2つをやりたくて「DR148」を購入した。

通常のモバイルモニターであれば、電源やモバイルバッテリーを用意したり、PCモードではマウスやキーボードが必要だ。

だが、DR148なら、Switchをつなぐだけでいいし、スマホをつなぐだけでPCモードが利用できる。

ノートPCからPCを省いた製品ではなく、「オール・イン・ワン」の「モバイルモニター」なのだ。

AliExpressで購入可能

「Dopesplay DR148」は、残念ながらAmazonや楽天市場などの国内ECサイトでは販売されておらず。

以前は一回り小さい13.3インチの「DR138」がAmazonで販売されていたようだが、それも2023年5月の執筆時点では、それも見当たらなかった。

そこで、筆者は中国最大手の通販サイト「AliExpress(通称アリエク)」にて探してみたところ発見し、DR148を購入することができた。

>>AliExpressで「DR148」をみる

私が購入したときの価格はセールもあり「約3万円」。

もうちょっとお金を出せば安いノートPCを買えそうだが、モノを少なくするためPCを手放し、「スマホをPCとしても利用」しているため、この製品が最適であった。

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DR148 の外観と付属品をチェック!

開封!

AliExpressから届いたDR148。

外箱は以下のような感じで、キチンとシュリンクも巻いてあった(下の画像ではもう外してある)。

箱の中からはDR148本体が登場!

ちなみにカラーはシルバーとなる。

もともとはグレーを注文したが、在庫切れのため、シルバーとなった。

DR148本体を取り出すと、下には充電器などの付属品が。

というわけで、まずは付属品をチェックしてみようと思う!

付属品をチェック!

さて、付属品チェックは、まず充電器から。

プラグ形状は日本のコンセントにも挿さるもの。

コネクタはUSB Type-C。

仕様は12V 2Aで24W。

あんまり高出力ではない感じで、筆者の環境では出番はないかも。

メーカーは「BSY」というところかな?

次に行ってみよう。

HDMIケーブルも付属する。

HDMIケーブルは片方が通常サイズで、もう片方がminiサイズ。

DR148本体側にminiが挿さる。

SwitchでDockを使いたい場合なんかはこのケーブルが活躍してくれる。

お次はUSBケーブル。

USBケーブルは2本ついていて、一本はType-A to Cケーブル。

これも普段は使わないかな?

続いて映像や電力を伝える重要なケーブル。

メインで使用するのはこちらのケーブルで、Switchやスマホの映像を伝達したり、電力をDR148からSwitch・スマホに供給する。

そのため、充電やデータ転送のみの、普通のType-Cケーブルとは違い、ケーブルが太くてコネクタ部もやや大きいのが特徴だ。

また、DR148に付属のケーブルの片方は「L型」となっていた。

これはディスプレイの付属品にはあまりないので嬉しい。

L型であれば、接続時に邪魔になりにくい。

付属品チェックの最後は説明書。

説明書は日本語にも対応していて、OSDのアイコンが示す意味や、固有のファンクションキーなども理解できた。

外観をチェック!

それでは本体の外観をじっくりチェックしていきたい!

天板には「Dopesplay」のロゴが入る。

金属製の天板(多分アルミ)は、サラサラで指紋も付着しにくく、MacBookみたいな質感でGood!

パカッと開いてみよう。

見た感じは完全に普通のノートPCといった具合。

シンプルで結構、筆者の好みである。

ディスプレイサイズは14.1インチで、解像度はフルHD、パネルはIPSで視野角も広い。

ベゼルは3辺狭額縁で段差のないフラットパネル、パネルタイプはグレア(光沢)。

最大輝度は250nitsとなっていて、なかなか明るい。

また、タッチパネルとなっていて、指で操作可能だ。

ディスプレイは360°展開し、さまざまなスタイルで使えるタイプとなる。

キーボードやトラックパッドを使わず、単純にディスプレイとして利用するなら上記だろう。

テントモードと呼ばれる状態にもできるが、太めの下部ベゼルが上部に来てしまうのはいまいちかも。

360°開けばタブレット状態に。

残念ならがスマホとの接続では縦表示にはならないが、WindowsやMacと接続すれば、縦表示もできるはず。

ちなみに設定などを変更するための「OSD(On Screen Display)」は画面右下あたりを「2本指で下スワイプ」すると出てくる。

OSDでは明るさや色合い、端末への電源供給あり・なしなどが変更可能だ。

キーボードはスタイリッシュな英語キーボード(もちろん日本語入力可能)。

アイソレーション型でミスタイプしにくく、キーピッチやストロークも申し分なし。

若干反発が強い気がすることや、上下矢印キーが大きくて押しミスが若干あることなんかがちょっと気になるかも?

キーにはバックライトが搭載されていて、ファンクションキーでオンオフ可能となっている。

そのため、暗い場所でも使い勝手がいいのはナイス。

底部も金属のシンプルな質感でGood。

四隅にはゴム足があり、滑り止めとなる。

ネジは全部で13本。

中央にもネジがあって必要なんだろうけど、デザイン的にはマイナスかな?

では側面を。

右側面には、

  • 電源 / スリープボタン
  • microSDカードスロット
  • 充電用Type-Cポート
  • 3.5mmイヤホンジャック

が、備わる。

電源ボタンは長押しで、電源オン・オフ。

電源が入った状態短押しするとスリープオン・オフとなる。

自動で電源が切れたりはしないようなので、切り忘れには注意したい。

電源ボタンの横にはmicroSDカードスロットと充電用Type-Cポート。

こちら側のType-Cポートは充電のみでハブ機能はなし。

そのため、データのやり取りなどはmicroSDカードのみとなる。

その横には3.5mmイヤホンジャックが備わっていて、有線イヤホンの使用が可能だ。

近年のスマホではイヤホンジャックが備わってないため、有線イヤホンを使いたい人には嬉しい装備かもしれない。

反対の左側面。

こちらは、

  • 端末接続用Type-Cポート
  • 映像入力用Mini HDMIポート

の2つが備わる。

前から見てみると以下のような感じ。

フラットでスッキリしているのは好印象。

しかし、画面を開くときに指を入れるスリットはないので、最初は「アレッ?」と思った。

だが、天板のほうが底部より手前にあるため、展開しやすい形状となっているので問題ナシ。

最後は後ろから。

どこから見ても「うすっ!」という感じで、実際に持ってみても薄さを感じるボディ。

ちなみにスペック上の厚さは閉じた状態で13mmだ。

デザインに野暮ったさがなくてスバラシイ♪

DR148 とNintendo Switchを接続!

それでは実際にDR148を使ってみたいと思う。

まずは大人気のゲーム機「Nintendo Switch」を接続してゲームでの使い心地をチェックしてみた。

Type-Cケーブル一本で接続可能!

Switchとの接続はType-Cケーブル一本でOK!

Switchは「電源供給を受けていないと映像出力をしない」のだが、その点もDR148ならクリア。

本体内臓のバッテリーからSwitchに電源供給をしてくれるので、付属のType-Cケーブル一本で映像出力が可能だ。

そのため、SwitchとDR148&ケーブルがあれば、外出先でも大きな画面で快適プレイが楽しめる。

表示はとてもキレイで、Switch用であれば応答速度やリフレッシュレートなんかも不満はないかなという感じだ。

もっとこだわる場合はゲーミングモニターの出番だろう。

サウンドについてはゲーム用ならまぁまぁ使えるかなという感想。

USB接続のコントローラーを使う場合はHDMIで接続

DR148で惜しいのは「USBハブ機能がない」こと。

充電用に用意されているType-Cポートは完全に充電用としか利用できないようで、USB機器を接続しても反応がなかった。

そのため、Switchの場合はドックを使わないと有線接続のコントローラーが利用できない。

ドックを利用する場合は、

  • DR148の電源供給では映像出力しない
  • 映像はHDMIで伝達する

ということになってしまう。

使えるUSBポートがひとつでもあれば使い方がひろがるだけに、とっても惜しい部分だと感じる。

DR148 とスマホを接続してPCモードを利用!

外付けマウスやキーボードの必要ナシ!

これまで筆者は、スマホのPCモードを利用するのに、

  • モバイルモニター
  • 充電器
  • BTマウス
  • おりたたみキーボード
  • 接続用Type-Cケーブル
  • 電源用Type-Cケーブル

という、6つを使っていた。

PC併用時と違い、データ管理や更新管理、電池の管理が「スマホだけでいい」というメリットはあるんだけど、PCモード利用時のアイテム数が多め。

そのため外出時は準備がちょっとメンドクサイ。

しかし、DR148ならどうか。

DR148ならば、

  • 内蔵バッテリー駆動
  • マウス・キーボードは一体

であるため、充電器やマウス・キーボードなどを用意しなくとも利用できる。

必要なのは本体とUSBケーブル一本だけなので、大幅に簡略化できた。

簡略化のお陰で、持ち運びの際の準備といったハードルもクリアしやすい。

バッテリー持ちについても後述しているが、スマホへの給電なしならかなり長時間使えるので、外出先で困るというようなことも少ないだろう。

トラックパッドは調整したほうが良さげ

トラックパッドは初期状態だとスクロールが早すぎてかなり使いにくかった。

Galaxyの場合だと、

  1. 設定
  2. 一般管理
  3. マウスとトラックパッド
  4. ホイールのスクロール速度

から、「遅い」に目一杯ゲージを持っていくことでまぁまぁ使える具合になった。

勘違いかもしれないが、DR148単体での接続時は設定が反映せず、BTマウスを接続しながらスクロール速度を設定すると、うまく行ったように思う。

ジェスチャーについては3本指・4本指の設定があるが反映されず。

3本指タッチは設定しても、なぜか「SMSアプリの起動」になり、4本指タッチは反応なし。

せめて3本指タッチの設定を変更できれば。。

2本指でのピンチイン・アウトや2本指タッチでの右クリックなんかは普通に使える感じ。

一本指タップやトラックパッド左下押下でクリック、右下押下で右クリックというのも普通のPC同様。

また、キーボード操作中の誤操作防止に「F1」でトラックパッドの無効化・無効時のLED点灯お知らせなんかも、何気に便利だと感じた。

バッテリーもちはどう?

DR148のバッテリー残量がどれくらい減るか1時間利用時点での残量変化をチェックしてみた。

テストはSwitchの接続時とスマホの接続時でおこない、SwitchではHDMI接続した場合、スマホではType-C接続で電源供給なしの場合も試した。

Switchスマホ
電源供給あり100%→73%100%→85%
電源供給なし100%→93%100%→92%

SwitchをType-Cケーブルのみで接続した状態では、電源供給必須であるため結構電力を持っていかれる。

DR148のバッテリーのみで駆動した場合、4時間もたない感じ。

長時間プレイする場合はDR148を充電しながら使いたい。

また、Switchをドックにセットして、Switchに別途電源供給した場合は、DR148のバッテリー残量低下は僅かなものになった。

スマホの場合はDR148から電源供給しても6時間くらいは使えそうで、一日不安なく使える。

また、スマホへの電源供給無しで使用した場合の消費電力はわずかで、かなり長時間もつ。

この場合、スマホの方が先に電池切れとなりそうだ。

スマホのバッテリー残量を見ながら、電源供給あり・なしを切り替えてつかいたい。

ゲーミングUMPCと相性がいいのでは

近年「SwitchみたいなPC」が人気になってきていて、

  • AYANEO
  • ONEXPAYER
  • Steam Deck
  • ROG ALLY

といった、高性能な小型ゲーミングPCがどんどん出てきている。

個人的に気にはなっているけど、「ゲームだけのPCとなると、いまいち手が出ない」という感じ。

だが、DR148があれば、

  • 単体時は小型高性能ゲームPC
  • DR148接続で高性能ノートPC

という使い方ができそうだ。

Steam DeckについてはWindowsのインストールなんかも必要になるっぽいんだけど、基本的には「ゲーム用PCと高性能ノートPC」が「一台のPCで利用できる」ということになりそうで、めっちゃ物欲が。。

とくに「ROG ALLY」はかなり良さそうで、結構気になるところ。

買い替えの際にまるごとじゃなくてPC部分だけを買い替えればOKというのもメリットではなかろうか。

おわりに

ここがおしい!
  • 天板にロゴが微妙
  • 充電に時間がかかる
  • スピーカーがやや貧弱
  • 保護フィルムに気泡があった
ここがナイス!
  • 筐体デザインが良好
  • キーボードの打鍵感が良好
  • ディスプレイの性能が良好
  • 画面・電池・操作系が一つに

天板ロゴが微妙

DR148の天板にはメーカーロゴがある。

絶対ダメというほどではないが、デザイン的にイマイチなので、底面にしてもらえるとうれしかった。

また、起動時にもメーカーロゴが出現し、やや主張を感じたが、機能に影響があるわけではなく、見るのは電源を入れたときだけなので、まぁ問題ないかなと言う感じ。

充電に時間がかかる

バッテリーに関しては10000mAhということもあり、スマホに電力を供給しながらでも5時間くらいは使えたので、駆動時間は不満なし。

Switchの場合は消費量が多いのか若干駆動時間は短めになるものの、こちらも十分だと思えた。

ただ、本体の充電速度はやや遅く、PDなどに対応していないのか、高出力な充電器に繋いでも充電に時間がかかると感じた。

そのため、充電忘れには注意したいところ。

スピーカーがやや貧弱

内蔵スピーカーについては、音楽を聴くには「ちょっときびしいかな?」という印象。

Galaxyなどのハイエンドスマホなら内蔵スピーカーはかなり高品質になっているので、そちらを使ったほうが音は良い。

Switch接続時のゲーム用スピーカーとしてはそれなりに使える感じだと思った。

スピーカーを使うのはSwitchでのゲーム利用がメインとなるため、個人的には特に問題ない感じ。

保護フィルムに気泡があった

ディスプレイにはありがたいことに、あらかじめ保護フィルムが貼ってある。

たが、気泡が入っていたのが若干残念であった。

このあたりは中華製品あるあるという感じ。

ちなみに以前購入したドン・キホーテのUMPC「NANOTE」なんかも、初期フィルムに気泡が入っていた。

また、AliExpressだと、Amazonや日本の実店舗などと違って、トラブルに弱いのが難点。

だが、Amazonで売ってない魅力的な製品が買えたり、安かったりするのが魅力。。

筐体デザインが良好

いくつかイマイチな部分はあるが、筐体デザインや金属の質感はよく、大変満足度は高い。

本体はとても薄型であること、3辺ナローベゼルであることで扱いやすさとデザインが良く、なおかつ、高すぎない価格もとても良好だ。

キーボードの打鍵感が良好

キーボードにおいてもピッチやストロークは一般的なノートPC同様、使いやすく気持ちいいもの。

「ENTER」キーの右側に「HOME / END」などのキーがある点だけはちょっと注意ポイントだけど、筆者はすぐに慣れることができた。

反対にHOME / ENDといったキーは、私はよく使うキーであったため、使いやすいとすら感じた。

ディスプレイの性能が良好

ディスプレイは発色・視野角など、必要十分。

タッチ操作にも対応しているので、動画視聴時のちょっとした操作なんかも便利に使えた。

欲を言えばもう少し解像度が欲しいとか、応答速度がほしいといったことも感じるが、そうなると高くて手が出なくなってしまいそうだ。

画面・電池・操作系が一つに

3辺狭額縁のタッチ対応ディスプレイ、広くて使いやすいタッチパッド、十分なストロークとピッチで打ちやすく、バックライトもついているキーボード。

そしてさらに、10000mAhものバッテリーを搭載して長時間駆動。

DR148のおかげで、筆者のスマホライフ(とゲームライフw)は、一層快適になった。

「DR148」は、3万円という価格で「必要なものが必要なレベルで全て揃っている」製品であり、価格・性能ともに満足できる製品であった。

  • Switch用バッテリー内蔵ディスプレイが欲しい
  • GalaxyなどスマホのPCモードを快適に使いたい
  • ゲーミングUMPCをノートPCとしても使いたい

という人はチェックしてみてはいかがだろうか。

>>AliExpressで「DR148」をみる

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