2021年2月18日、株式会社CIOよりGaN採用で小型の単ポート充電器「CIO-G65W1C」が発売となった。
Amazonでの価格はクーポン適用でおよそ3500円ほど(クーポン : CIOG65W1C)。楽天市場ややYahooショッピングでも購入可能だ。
この充電器は、Appleのノートパソコン「MacBook Pro」などに付属する61W充電器(およそ193g)の半分程度の重量である約87g程度しかないが、出力はなんと65W。
発売に先駆け、レビューさせていただけることとなったのでご紹介したい。
CIO-G65W1C の仕様や外観

CIO-G65W1C の仕様
入力 | 100-240V 50/60Hz 1.5A Max |
出力 | 5V/3A, 9V/3A, 15V/3A 20V/3.25A(65W Max) 3.3-11V/4.05A, 3.3-20V/3A |
寸法 | 約40 × 50 × 28 mm |
重さ | 約 87 g |
ポート形状 | USB Type-C |
CIO-G65W1C のパッケージと同梱品
パッケージ 裏・表


同梱品は説明書のみ
▼パッケージの中から出てきた本体はびっくりするほどコンパクトなサイズ。

パッケージに入っているのは本体と説明書のみで、USBケーブルは別途用意する必要がある。
CIO-G65W1C の外観
▼側面にはワンポイントで「CIO」のメーカーロゴが入る。

▼プラグを展開したところ。

▼接続ポートは1ポートのみで、複数ポートが同時使用できるモデルも販売されている。

▼底には仕様が記載されており、いつでも確認可能だ。

CIO-G65W1C で充電テスト!

メーカーよりいただいた公式情報では、PPS対応で65W出力ができるとある。
PPS対応が必要なデバイスといえば「Galaxy」シリーズ。
そして、MacBook Pro 13インチにも対応と謳っているので、手持ちの「Galaxy S21 Ultra」と「MacBook Pro M1 13インチモデル」を使って実測テストをおこなってみた。
PPSでGalaxyを急速充電できる?
iPhoneなど、PD(パワーデリバリー)対応のスマホは急速充電できる製品が多いが、Galaxyを急速充電させることができるPPS(プログラマブルパワーサプライ)に対応する製品は少ない。
しかし、本製品はPPSにも対応となっているため、問題なくGalaxyを急速充電できるはずだ。
▼早速チェックしてみたところ、CIO-G65W1C は問題なくGalaxy S21 Ultraを急速充電できることを確認!

GalaxyではPPSに対応していないと、いくら充電器の出力が高くても15W程度でしか充電することができない。
しかし、CIO-G65W1CはGalaxyにもばっちり対応だ。
45W対応のGalaxy Note10+、S20 Ultra、Tab S7などは試していないが、仕様に「3.3-11V/4.05A」とあるので、おそらく高出力で充電できると思われる。
MacBook Pro M1モデルを充電!
続いてMacBook Proをハイパワーで充電できるとのことだったので、実際に試してみた。
▼こんな小さな充電器で本当に大丈夫か…?と思うほど本当に小さい。

▼MacBook Proの純正充電器と比べてみるとこれだけ大きさが違ってくる。

しかし、CIO-G65W1C は、この大きな充電器の61W出力を超える能力を持っているというのだから驚きだ。
では、実際に計測をおこなう。
▼まずは、純正充電器にて充電器の出力を引き出すためベンチマークソフトで高負荷を掛けながらテスト。

純正充電器では高負荷時で約50Wの出力が確認できた。
CIO-G65W1C はこんな出力を出せるか…?
▼CIO-G65W1C の計測結果はご覧のとおり。

めちゃくちゃ小さいボディなのに、純正の大きな充電器と同等の出力を確認することができた。
これなら安心して持ち運び用などにも使うことができる。
コンセント周りの省スペース化にもとても有効だ。
おわりに:MacBookでもGalaxyでもOK!
性能が心配になるくらいのサイズ感の充電器だったが、実際の計測結果ではPPS対応によりGalaxyを急速充電でき、高出力によりMacBook Pro M1 13インチモデルをしっかりと充電することができた。
iPhoneやGalaxyなどは充電器が付属しなくなってきおり、充電器の用意が必須となっている。
その際、最初に購入する充電器として本製品は間違いない選択となるだろう。
また、MacBook Pro 13インチモデルやMacBook Air、その他Windowsノートパソコンで持ち歩き用としても最適な充電器だ。