一般的なノートPCや他のUMPCと比較して「、」や「。」が打ちにくいと感じていたNANOTEのキーボード。それをキートップの入れ替えで解決できるということを知り、実際に試してみた。
NANOTEのキー配列確認
NANOTEのキー配列
▼NANOTEのキーボードでは「スペースキー」の右側に「、」や「。」「/」を入力するキーがある。

NANOTEと他のキーボードを比較
▼MacBook Proとの比較。一般的な配列では「M」キーの隣に「、」「。」「/」がある。

▼同じUMPC「CHUWI MiniBook」でも同様に「M」キーの隣に「、」「。」「/」が並ぶのが一般的。

なんとなく句点や読点が打ちにくいのはこの配列が原因のようだ。
NANOTEのキートップを入れ替え
打ちにくさを改善すべく、キートップを入れ替え、その後、キーマップを変更する。まずはキートップを入れ替え。
キートップ取り外し
使用したツール
私が愛用しているのは以下のセットにあるピンセット。このセットで多様な機器の分解ができる。
▼この細い先まがりのピンセットでキートップを取り外す。

▼キーの横からピンセットを差し込み、キーを外していった。

▼キーの裏側。上部を取り外すよう意識してピンセットを差し込む。下部は引っ掛かりなので、無理に外そうとすると破損させる恐れがある。

▼内部構造は以下のようになっている。

キートップ取り付け
▼キートップ下部側を先に差し込む。

▼上部側を押さえ込んで「パチン」と鳴るまで押し込めば完了。

キートップ入れ替え完了
無事に破損なくキートップの入れ替えは完了した。次はこの通りに動作するよう、キーマップを変更する。


NANOTEのキーマップ変更
UMPCは特殊なキー配列になっているので自分の使いたいキーがなかったり、位置が好みでない場合が多い。UMPCの使い勝手をよくするにはキーマップの変更はぜひやっておきたい。
私はNANOTEでは特に「Tab」が使いにくく「Caps」との入れ替えを「Change Key」というソフトを使っておこなっている。今回も同ソフトを用いてキーマップを変更する。
ChangeKeyの入手
キーマップの変更にはレジストリの変更を要するが「ChangeKey」のようなソフトがあればGUIで簡単に変更することができる。
キーマップ変更
▼ChengeKeyによる変更はとても簡単。まずは変更したいキーをクリック。

▼次に割り当てたいキーをクリック。

▼入れ替えしたいキーの設定が完了したら「登録」から「現在の設定内容で登録します」をクリック。

再起動を促すダイアログがあらわれ、再起動後、設定は反映される。
おわりに:カスタマイズで快適に
このカスタマイズで「、」「。」「/」の入力がしやすくなり、文字入力の快適性が上がった。なんとなく不満に思っていた部分が解消され、さらに愛着がわきそうだ。
このようなカスタマイズを躊躇なくおこなえるのもNANOTEの魅力なのだろう。