MiniBookのような小さいPCでやってみたくなるのが、モニターの接続や、マウス、キーボードを接続して「デスクトップPCのように使う」ということ。可搬性の高いMiniBookを自宅に持ち帰ったら、外部モニターに接続して大きな画面を使い、キーボードやマウスで快適な操作ができるようにしたいし、あわよくばメインPCにしてしまいたい。
MiniBookが届く前に書いた記事では所有するアイテムを組み合わせて「こんなことをやってみたいな」という考えを記事にした。
この記事では私の入手したMiniBook N4100モデルに実際にモニターとマウス、キーボードを接続して使用感を確かめた所感を書いてみたいと思う。
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もくじ
モニターを接続
まずは持ち出しには便利だが、腰を据えて使うときには小さすぎるモニターを外部モニターで補助してみた。
接続するモニター
接続するモニターは15.6インチフルHDのモバイルモニター。デスクトップPCに接続したり、ノートPCのサブモニターにしたり、スマートフォンを接続したりといろんな用途で使える。
狭額縁でデザインもなかなか。ノングレアでタッチパネル式になっているのも特徴だ。

裏側はヘアライン加工がされ、VESA規格のねじ穴が空いている。このスタンドも付属品。

USB Type-C一本でOK
Type-Cケーブルだけでも駆動するのでMiniBookにぴったり。持ち出しして使う時も使いやすい。ケーブルは付属する充電用のものでは映像は出力されず、画像のような太めのものが必要だった。
MiniBookはType-Cポートがひとつなので、MiniBookを充電しながら使うときはHDMIで接続しなければいけない。そうなるとモニターの電源供給用のUSBケーブルも必要となってしまうので、MiniBookに2つのType-Cポートがあればよかった。

同じようなケーブルで評価がよさそうなものは以下。
出力テスト
モニターとケーブルを接続したところ、すぐに映像が表示された。画像は表示モードを「拡張」で表示したところ。
ちゃんとケーブル一本でモニターの電源が入り、映像が表示されることを確認した。

マウス・キーボードを接続
次はBluetoothにてマウスとキーボードを接続。MiniBookで即席の快適環境が出来上上がった。
この環境なら、いざとなれば持ち出すことも可能だ。

接続した入力デバイス
HHKB BT
とても感触の良い打鍵感のBluetooth接続ができるワイヤレスキーボード。高価ではあるが、PCの買い替えに関係なく長く使えることから打鍵感を重視して購入。
とてもいいという評判は半信半疑ではあったが、いまではHHKBなしというのは考えられない。これは、しばらく使ってみないとわからなかった。
快適な文字入力には欠かせないデバイス。
MX MASTER 3
MX MASTER 2Sに引き続き購入したマウス。MX MASTER 3はとてつもなくなめらかなホイールと多ボタンによる便利性が特徴的な入力デバイス。
MX MASTER 3の記事
画像に写っているマウスパッドとアームレストは以下。私はこれのおかげで手首の痛みがかなり軽減された。
作業もエンタメも快適
モニターが大きいので、YouTubeでの動画再生も快適。超小型マシンが一般的なPCと変わらない快適なマシンに変身した。MiniBookは単体だと持ち出しに特化したマシンとなってしまうが、ディスプレイ、マウス、キーボードを接続してやれば普通のPCと変わらない作業が快適にできるようになる。
外出時は小さいバッグに入れて気軽に持ち出し、帰ってきたら外部機器接続で快適マシンに。出張がある人ならモニター、マウス、キーボードを持ち出してもいい。一台でいろいろこなせるロマンあるPCだ。

画像では画面は点けたままにしているが、電源設定を変更して「クラムシェル」でつかってみてもいいかもしれない。また、テントモードにすれば作業スペースも広げられそうだ。
これはYOGAモードに対応したMiniBookやOneMixシリーズの強みの部分。
充電しながら使うには
万能なようにも思えるが、弱点はMiniBookのType-Cポートがひとつであること。モニターに電源と映像を出力するとMiniBook本体は充電ができなくなってしまう。
モニターに給電するとバッテリーの消耗も早くなってしまうので、モバイルモニターを接続して長時間の作業は厳しい。となると、HDMI出力を使うことになる。
充電、HDMI、USBの接続が必要
MiniBookにケーブルを接続すると下の画像のようになる。
上から順に、
- Type-C 充電
- miniHDMIから通常サイズに変換したHDMI
- モニター給電用USB
と、なっている。

モニター側もケーブルがHDMIと電源用の2本に増えてしまった。スマートではないが、充電しながら使うとこうなってしまう。

外出先で使用するなら12Vで出力できるモバイルバッテリーがあれば心強い。
おわりに
今回はMiniBookにモニターとキーボード、マウスを接続して快適な環境を作ってみた。結果、一般的なPCと変わらない快適な環境を手に入れることができた。
これは一昔前のATOMを搭載したUMPCでは考えられなかったことだ。もちろん、動画編集や写真加工、3DゲームなどはMiniBookでこなすのは難しいが、ブラウザ、動画、文書作成程度なら快適にこなせるUMPCが安価に手に入る時代となった。
MiniBookは単体でも、拡張しても遊べる本当に楽しいPCだ。他にも機器を接続して遊んでみようと思う。
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