【悲報】うちのはアウト!macOS 10.15 Catalinaの新機能「Sidecar」は古いMac, iPadでは使えない【裏技あり】

2019年6月11日PC & MacMac, News

CalalinaにアップデートしたMacとiPadOSにアップデートしたiPadであれば「Sidecar」という機能が使える。今まではサードパーティ製アプリの購入が必要だったり、別途USBに機器を接続しないとできなかったiPadのサブディスプレイ化が標準機能でできてしまうという素晴らしい機能だ。

Mac Book Proにおいては2012年モデル以降はCatalinaのアップデートに対応。私の使用しているMacBook Pro 15" 2013年モデルもCatalinaに対応だと安心していたが、蓋を開けてみると私のMacでは「Sidecar」を使用することができなかった。

この記事では「Sidecar」に対応するMacとiPadのモデルと「Sidecar」に対応しないMacで無理矢理「Sidecar」を使う裏技を試した記録を紹介する。

ただ、結論を先に述べると私の所有するMacBook Pro 15" 2013の場合、裏技で「Sidecar」を使うことはできたが映像が乱れたり、ワイヤレス接続では使えないなどの問題があった。正式対応端末での動作とは雲泥の差なので、対応端末への以降をおすすめする。

Sidecarでできること

  • iPadを外部ディスプレイにできる
  • 有線はもちろん無線でも接続可能
  • MacのイラストアプリなどでApple Pencilを使える
  • Touch BarなしのMacでもTouch Barが使える
  • CatalinaとiPadOSにアップデートするだけで使える
  • 無料で使える

Sidecarに正式対応したMacとiPadは?

Sidecarには対応したMacとiPadが必要となる。1つ目の条件はmacOS 10.15 Catalina以降にアップデートしたMacとiPadOSにアップデートしたiPadであること。

2つめの条件は比較的新しめのMacと、アップルペンシル対応のiPadが条件となっている。具体的には以下のようなモデルとなっている。

Sidecarに対応しているMac

MacBook Pro

MacBook Air

MacBook

Mac Pro

iMac

Mac mini

Sidecarに対応のiPad

ipadosイメージ

iPad Pro

iPad Air

iPad

iPad mini

MacBook Proでは2016年以降のモデルがSidecar対応で、私の所有しているMacBook Pro 2013は非対応のようだ。こうやって買い替えを煽るのかAppleよ。

古いMacでSidecarを動作させる

Catalina Beta時の記録

Steve Troughton-Smith✔@stroughtonsmith氏のTweet。

To enable Sidecar on older Macs and devices (sadly, doesn't work on mine): defaults write com.apple.sidecar.display allowAllDevices -bool YES

これは、

古いMacでSidecarを有効にするには「com.apple.sidecar.display」というファイルに「defaults write」「allowAllDevices -bool YES」と書けということだろう。

defaults writeについては下記が参考になる。

しかし、「sadly, doesn't work on mine」と言っているので、Steve Troughton-Smith氏の環境では動かなかったようだ。

Catalina BetaでSidecarを有効にした時の記録

参考サイト

Catalina Public Beta3と、7月8日リリース iPadOS Public Beta2の組み合わせにしないと、私の環境ではSidecarが動作しなかった。

  • Catalina 10.15(19A501i) Public Beta3
  • iPadOS 13 (17A5522g) Public Beta2

iPadOS(17A5508m)では不可だった。なおかつWi-Fiでは接続できず。

Catalina正式版リリース後の実験で失敗

わからない場合、メイン機、バックアップを取っていないなどの環境では実行非推奨。

「defaults write」は新しいBeta以降使えなくなっているようだ。

SidecarPatcher

SidecarPatcherを試す

Catalina正式版にSidecarPatcherを試してみた。この時点では動作させることができず。

パッチを実行すると「システム環境設定」に「Sidecar」が表示された。

設定は起動したが、iPadに接続することはできず。

やったこと

  1. ⌘ + Rでリカバリモードで起動
  2. ユーティリティでターミナルを起動
  3. csrutil disableでSIPを無効化
  4. 再起動
  5. 修正パッチのダウンロード
  6. SidecarCoreのバックアップ
  7. ターミナルでchmod +x と入力し、後ろにダウンロードしたパッチをドラッグ
  8. 実行
  9. sudo の後にchmod +x を適用した後のパッチをドラッグ
  10. 実行
  11. ログインパスワードの入力を求められるので入力
  12. 再起動

さらにやったこと

  1. https://github.com/pookjw/SidecarPatcher/issues/4を参考にコマンドラインツールをインストール
  2. sudo codesign -f -s - /System/Library/PrivateFrameworks/SidecarCore.framework/Versions/A/SidecarCore を実行
  3. sudo chmod 755 /System/Library/PrivateFrameworks/SidecarCore.framework/Versions/A/SidecarCore を実行

公開されていた復旧方法

復旧方法がアップされていた。以下はGoogleにより翻訳された文章。

本当に本当に簡単な方法


Catalina Installerを使用してmacOSを再インストールします。
データは消去されず、再インストールされます。


SidecarCoreのバックアップを使用する方法

システム整合性保護を無効にし
ます
MacでSystem Integrity Protectionをオフにする方法
SIPが無効になっていることを確認するには: 
csrutil status

sudo mount -uw /コマンドを
実行します

元のSidecarCoreをコピーします。 
sudo cp /path/to/original/SidecarCore /System/Library/PrivateFrameworks/SidecarCore.framework/Versions/A/SidecarCore
に注意してください


/path/to/original/SidecarCore
SidecarCoreに署名します。 


sudo codesign -f -s - /System/Library/PrivateFrameworks/SidecarCore.framework/Versions/A/SidecarCore
許可を755に設定します。 


sudo chmod 755 /System/Library/PrivateFrameworks/SidecarCore.framework/Versions/A/SidecarCore
リブート。


必要に応じて、システム整合性保護を再度有効にします。

https://github.com/pookjw/SidecarPatcher

Sidecarを有効にできず

上記の方法で試したところ「Sidecar」を有効にできず。SidecarCoreのバックアップから復旧させることもできなかったので、macOSを上書きインストールして復旧した。

しかし「SidecarPatcher」がアップデートされ、ついに「Sidecar」を動作させることができた!

SidecarPatchar 10でSidecarが動作!

ついにSidecarを動作させることに成功

上記では失敗したSidecarPatcharがアップデートされ、バージョン10がリリースされた。

試してみたところ、MacBook Pro 15" Retina Early2013とiPad Pro 12.9第3世代の組み合わせでSidecarを動作させることができた。もちろん全ての組み合わせで動作するとは限らないし、不具合が発生する可能性もある。

いったん動作しても今後のアップデートで封じられてしまう可能性もある。どうしても試してみたい人のみ実行をおすすめする。

動作状況

  • 無線では接続できずUSB接続でのみ動作
  • 画質が若干荒い
  • 一度接続を解除するとMacを再起動しないと再接続できない

私の環境では一応動作したが、他にもトラブルが発生する可能性もある。

実行方法

わからない場合、メイン機、バックアップを取っていないなどの環境では実行非推奨。

以下は元サイトをGoogle翻訳し、一部補完したもの。

本当に不安定です。多くの問題があります。
課題を読む。
自己責任。


バックアップ
/System/Library/PrivateFrameworks/SidecarCore.framework/Versions/A/SidecarCoreファイル。


このスクリプトは、元のシステムファイルを提供しません。
ここからコマンドラインツールをインストールします。
Apple開発者アカウントが必要ですが、無料アカウントが利用可能です。

システム整合性保護を無効にします。
MacでSystem Integrity Protectionをオフにする方法
SIPが無効になっていることを確認するには: 
csrutil status

ここから最新リリースをダウンロードして解凍します。
Chromeを使用してダウンロードすると、ファイルのダウンロードが危険である可能性があることを警告します。
ウイルスではありませんが、このスクリプトはシステムを変更するので危険です。

ターミナルアプリケーションを開き、下記を実行


1. chmod +x /path/to/SidecarPatcher
2. sudo /path/to/SidecarPatcher


/path/to/SidecarPatcherの部分は/Users/pook/Downloads/SidecarPatcherのように置き換えます。
わからない場合は、ダウンロードしたSidecarPatcherをターミナルにドラッグアンドドロップすると自動的に入力されます。


ログインパスワードであるパスワードを入力する必要があります。
すでにパッチを適用している場合、このスクリプトは元のスクリプトに置き換えるまで機能しません。
xcrunエラーと再起動後の多くのアプリのクラッシュについて:#4

https://github.com/pookjw/SidecarPatcher

何があっても自己責任で。

SidecarPatcher 11がリリース

SidecarPatcherが11にバージョンアップ。Webの情報も更新されており、バージョン10までの使用方法と異なっていた。

macOSのセキュリティが強化されたことで従来の方法だと、ゲートキーパーにブロックされてしまうようだ。

Sidecarを無効にされるMac

Appleはこれらのデバイスでサイドカーを無効にします。 iMac13,1, iMac13,2, iMac13,3, iMac14,1, iMac14,2, iMac14,3, iMac14,4, iMac15,1, iMac16,1, iMac16,2, MacBook8,1, MacBookAir5,1, MacBookAir5,2, MacBookAir6,1, MacBookAir6,2, MacBookAir7,1, MacBookAir7,2, MacBookPro9,1, MacBookPro9,2, MacBookPro10,1, MacBookPro10,2, MacBookPro11,1, MacBookPro11,2, MacBookPro11,3, MacBookPro11,4, MacBookPro11,5, MacBookPro12,1, Macmini6,1, Macmini6,2, Macmini7,1, MacPro5,1, MacPro6,1

Sidecarを無効にされるiPad

iPad4,1, iPad4,2, iPad4,3, iPad4,4, iPad4,5, iPad4,6, iPad4,7, iPad4,8, iPad4,9, iPad5,1, iPad5,2, iPad5,3, iPad5,4, iPad6,11, iPad6,12

https://github.com/pookjw/SidecarPatcher

Macのモデル識別子確認コマンド「sysctl hw.model」をターミナルで入力すればMacのモデル識別子を確認できる。上のリストと同じであればSidecarを無効にされるということ。

MacBookPro10, 1は無効の対象

実行方法

非常に不安定です。多くの既知の問題があります。課題を読む。ご自身の責任でこれを使用してください。

AppleがSidecarPatcherをマルウェアとして定義したため、リリースタブは機能しなくなりました。macOS Gatekeeperは、[リリース]タブからダウンロードされたSidecarPatcherの実行をブロックするため、SidecarPatcherを手動でビルドする必要があります。以下の指示に従ってください。

1.バックアップ

/System/Library/PrivateFrameworks/SidecarCore.framework/Versions/A/SidecarCore

このスクリプトは、元のシステムファイルを提供しません。

2.Apple Developer Webサイトからコマンドラインツールの最新バージョンをインストールします。

※Apple開発者アカウントが必要です。無料の開発者アカウントを使用できます。

3.システム整合性保護を無効にしますMacでSystem Integrity Protectionをオフにする方法System Integrity Protectionを無効にした後、通常のmacOSで再起動します。

※SIPが無効になっていることを確認するにはターミナルで次を実行: 

csrutil status

4.ターミナルアプリケーションを開き、次のコマンドを実行してこのリポジトリのクローンを作成します。

git clone https://github.com/pookjw/SidecarPatcher

5.実行許可を与える: 

chmod +x SidecarPatcher/main.swift

6.main.swiftを実行します。 

sudo swift SidecarPatcher/main.swift

※macOSパスワードを入力する必要があります。

※警告を無視します。エラーが発生し修正方法がわからない場合は、Issueにログをアップロードします。(すべてを知っているわけではないため、すべての問題に返信することはできません。)

※元のSidecarCoreに戻すまでシステムに既にパッチを適用している場合、このスクリプトは再度パッチを適用しません。

※xcrunエラーと再起動後の多くのアプリのクラッシュについて:#4

SidecarPatcher 13がリリース

実行方法

実行方法はバージョン11と同じ。

おわりに : できれば正式対応のMacとiPadを買おう

古いMacでもSidecarPatcharバージョン10にてSidecarの動作を確認した。ただし、画質は荒く正式にSidecarに対応している機種で得られる快適な体験とは全くの別物。

そして、今後のアップデートで再び使えないようになってしまうことも考えられる。完全なSidecarを体験したいなら、対応機種への買い替えがおすすめだ。

正式対応しているMacで、Sidecarを使用した様子は下記。あわせてご覧いただきたい。

Sidecarについてもっと知る

Sidecarについての一般知識や動作する環境、私の試したことなどは下記にまとめたのでご覧いただきたい。

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Apple製品リンク

Posted by かずのり