M1チップを搭載したMacでは、iPhoneやiPad用のアプリをインストールして使うことができる。私はVLLO(ブロ)という無料でかんたんに動画編集ができるアプリをM1チップ搭載のMacBook Proで使っていたのだが、編集中の動画ファイルを移動したためか、アプリが突然起動しなくなってしまった。
iPhoneやiPadであれば、不具合が起こっても再インストールすれば大抵解決するが、Macでは別途ファイルの削除が必要だったので紹介したい。

執筆者のかずのりです。アプリは起動するようになりましたが、アプリのデータは消えてしまうのでご注意ください。
VLLOでは、データ削除で起動するようになったが、私の環境ではしばらくすると再びエラーで起動しなくなった。M1 MacではVLLOを使わない方が良さそうだ。
また、追記した「Library」フォルダの削除も試してみるといいかも。
もくじ
ユーザー / ライブラリ / Containersにあるアプリデータを削除する
私が遭遇した不具合は「ユーザーフォルダ」の「ライブラリ」にある「Containers」から該当するアプリのフォルダを削除することで解消された。
重要データのファイルなどをうっかり消してしまうとうまく動作しないようになる可能性がある。トラブルが発生しても自己責任。
ライブラリフォルダは隠しフォルダ
ただし「ライブラリ」は重要なデータが入っているため、うっかり削除してしまわないよう「隠しフォルダ」に設定されている。
▼通常状態。「ライブラリ」フォルダは見えないようになっている。

コマンド + Shift + . (ドット) を押して隠しフォルダを表示
Macでは「コマンド + Shift + . (ドット)」を押すと、隠しフォルダに設定されているフォルダを見えるようにできる。このコマンドは「トグル」になっており、一度押すと「表示」、もう一度押すと「非表示」となる。
▼「ライブラリ」が表示され「Containers」にたどり着くことができた。

アプリデータを削除する
アプリデータは念の為、バックアップを取っておこう。
▼不具合が起こっているアプリのデータフォルダを探し、データを削除!

これでうまく動作するようになった。
アプリの動作確認

アプリケーション一覧より「VLLO」を起動!上の画像のように無事動作した。
「M1チップ搭載のMacにiPhone / iPadアプリをインストールしたけどうまく動作しない!」という人は試してみてはいかがだろうか。
追記:Library削除が効果あるかも
▼色々試してみると、エラー発生後「Library」のフォルダを削除すると不具合が解消され再びアプリが起動した。

▼またバックアップしたデータから「Documents」フォルダの「project」を書き戻すと、データを復元することもできた。

M1 Macでアプリ起動に困ったらこの方法も試してみるといいかもしれない。ただし、もちろん、自己責任でお願いしたい。