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【タイピング】カードケータイ KY-01L をハンドヘルドな「ポメラ」にする

魅力的すぎるスマホと距離を置くため「デジタル・デトックス」を実行し、さらにスマホ離れを加速させようということで使いだしたdocomoの「カードケータイ KY-01L」。

色んなものがないけれど、制約のなかで生まれる自由があったり、カスタマイズで現代のいいところも取り込んだりしながら、普通のスマホでは味わえないデジタル・ライフを堪能している。

前回の記事では「カメラがない」という弱点を克服するべく、スマホカメラの代用としてGoProを使ってみるのはどうか?というテストをおこなった。

KY-01Lとの連携は出来なかったが、小型軽量なGoProはライフログカメラとして、なかなか優秀だということがわかった。

そして今回は、KY-01Lの晴天の下でも見やすいE-Inkディスプレイや、超小型・超軽量を活かしてなにかできないかと考えた。

そこで考えたのは、以前、「Galaxy Note10」でも試した小型キーボード「diNovo Mini」との組み合わせ。

「diNovo Mini」は、2008年に発売された古い小型キーボードで、両手で持って使うタイプの製品だ。

キーボードは使えるのか?、どうにかうまく合体する方法はないか?、テキスト入力の快適度は?、WordPressアプリは使えるのか?といったことを探ってみた。

うまくいけば手に持って使える「ポメラ」が出来上がるかもしれない。

ちなみに、「ポメラ」とは、「キングジム」から販売されている文字入力専門のデバイス。

▼「DM30」というモデルはKY-01Lのように、目に優しい「E-Ink」ディスプレイを採用した製品となっている。

ポメラも小型軽量で自由度が高い製品なのだが、 KY-01LとdiNovo Miniをうまく合体して使うことができれば、手に持って使う「ハンドヘルド」機器として使うことができる。

ポメラのような入力作業をベランダや公園のベンチといった「晴天の屋外でも」、「デスクなしで手に持って入力」ができるという自由度の高いデバイスが出来上がるのではと考えたのだ。

やってみた結果としては、私にとって満足のいくデバイスが出来上がり、もっさり動作ではあるが「スローにまったり入力作業をどこでも楽しめる」という成果を得ることができた。

KY-01LとdiNovo Miniをペアリング。入力をテストしてみた

KY-01Lは必要なもの以外をバッサリと切り落としたケータイで、Bluetoothイヤホンで音楽を再生するといったことや、USB接続のイヤホンですら音楽には使うことができなかった(恐らく通話なら有線・無線共に使えると思われる)。

そういった仕様なのでキーボードも使えるかどうか怪しいなと思っていたが、キーボードについては無事使用することができた。

普通にペアリング可能。文字入力をテスト

▼diNovo Miniの背面にある赤いボタンを押すとdiNovo Miniはペアリングモードになる。

▼KY-01Lで検出。

画面には入力中の文字は表示されないが、数字をdiNovo Miniで入力して「ENTER」キーを押下すると接続完了となる。

▼接続完了!

何も裏技的なものもなく、ペアリングは普通におこなえた。

さて、入力はできるだろうか?

標準メモアプリで試し打ち

ペアリングが無事完了し、標準のメモアプリで入力をテスト。

果たして無事に入力をおこなうことはできるか...?

▼テスト入力をしてみると、しっかりとメモアプリに入力が反映された!

これでカードケータイで「Bluetoothキーボードを使って文字入力ができる」ということがわかり、またひとつ可能性が拡がった。

こんな小型軽量のわけわからん端末が、ブログ執筆にも使えるんじゃないかとワクワクが止まらない。

意外な機能も動作

Bluetoothキーボードが動作することがわかったカードケータイKY-01L。

diNovo Miniの動作をチェックしてみると、マウスカーソルやキーボードショートカットによるマルチタスクなども利用できることがわかった。

マウスカーソルが動作

diNovo Miniの大きな特徴であるタッチパッド。

通常、このタッチパッドはPCだとマウスカーソルの操作ができるものになっている。

KY-01Lでマウスカーソルが動く姿は想像できなかったので動かないものと思っていたが、動作してしまった。

動くと言っても、画面の書き換え回数が少ないKY-01Lのディスプレイでは表示がカクカクになってしまうのであまり実用的ではないが、PC的にマウスカーソルがKY-01Lの小さな画面内で動作するのはなんだか不思議で面白い感覚だった。

マルチタスクが動作

また、「マルチタスク」が利用できることも驚きだった。

ホームアプリで使っている「Square Home」アプリを使ってアプリ履歴画面を出そうとするとクラッシュしてしまうことから、動作しないものだと思い込んでいたが、キーボードを接続して「Alt」を押しながら「Tab」を押していくとアクティブなアプリを順に切り替えられ、「Alt」を押しっぱなしにすると「アプリ履歴」画面を表示させられる。

マルチタスクを使えることができれば瞬時にアプリを切り替えできるので、KY-01Lをもっと便利に使える。

キーボード接続時に使えるだけでもありがたいが、できれば単体で使用する方法が見つかればいいのだが。。

「Square Home」、「Pie Control」、「Button Mapper」にてどうにかマルチタスクを使えないかは試してみたのだが、どのアプリも「端末管理」の権限がないとマルチタスクを使うことができずで、端末管理の権限がうまく有効にできないため、これらのアプリでは使うことができずにいる状況だ。

とはいえ、ひとまずキーボードで使うことができるので、入力機器として使い勝手が拡がる可能性が大きくなったことはすばらしい。

diNovo MiniへのKY-01L着脱には「MOFT O」のオプションを試してみた

さて、これまでの結果からカードケータイでは「Buletoothキーボードを使って文字入力することができる」ということがわかった。

ということで、次にやるべきことは「固定をどうするか」という問題への対処となる。

そのままdinovo Miniの上にKY-01Lを載せても使えないことはないのだが、少し傾けるとKY-01Lが落下してしまう。

これでは安心して便利に使うことはできないので、固定をしたい。

しかし、取り外したり、つけたりするのが面倒であれば使う気にはなれないし、使わなくなってしまうので、「簡易に着脱できる」という状況を作ることがゴールとなる。

粘着力での固定は...

最初に考えたのは粘着力を使ったもので、「貼ってはがせる両面テープ」のようなものを使ってみるのがいいかなと考えた。

両面テープにてうまく固定できれば、低コストで済むのもメリットとなる。

KY-01Lの重さなら、小さい面積の両面テープで固定できそうだ。

だが、ほこりや、指紋などの油分といった汚れでテープが使えなくなったり、見栄え的なものを考えたりするといまいち。

また、diNovo Miniの蓋が湾曲しているのでKY-01Lを縦に固定するのが難しく(重ね貼りや厚いものならどうにかなるかもだが適当な製品を見つけられず)、横にすると「画面回転」をどうするかという別の問題や、小さい画面なので縦で使いたいという問題が出てきた。

ということでほかの方法を考え、KY-01Lをどうにか縦で固定したい。

iPhoneの「MagSafe」が便利。マグネットで脱着できないだろうか?

やっぱりマグネットでの脱着が便利かなということで、diNovo MiniとKY-01Lの双方にマグネットなり、マグネットのシートなりを貼り付けることを考えた。

そしてiPhone 12 miniで試用した「MOFT O」を思い出した。

iPhone 12シリーズや13シリーズは背面にマグネットがあり、「MagSafe」に対応したアクセサリを利用できる。

マグネットで容易に脱着できるモバイルバッテリーや、充電器、スタンドなどが様々なメーカーから発売されており、非常に便利だ。

「MOFT O」はMagSafeに対応したアクセサリで、iPhoneの背面に磁力で脱着できる円形の小型スタンドを取り付けられるというもの。

この製品にはオプション品があり、MagSafe非対応のiPhoneやスマホで使えるようにする「マグシール」や、壁などに貼り付けできる「マグパッド」というものがある。

▼「マグシール」をつけたiPhoneを「マグパッド」で壁にくっつける様子。

つまり、このアイテムを使えば、かんたんかつ、スマートにKY-01LをdiNovo Miniと脱着できるのでは!?ということだ。

ちなみにAmazonでは「MOFT O」や「マグシール」は売っていたが、「マグパッド」は売っていなかった。

似たような製品が販売されていたので、ほかのものでも代用できそう。

▼MOFTのマグシール。

▼「マグパッド」と同じ機能のエレコムの「Magkeep」。

「マグシール」と「マグパッド」を使ってKY-01LとdiNovo Miniを脱着させることは決まったが、問題はdiNovo Miniの蓋が湾曲。

そのままマグシールを貼り付けすると、蓋の湾曲部が当たってKY-01Lを縦に固定することができない。

▼そこで、厚みのある両面テープを蓋とマグパッドの間に挟んで厚みを増してみた。

ダイソーで買った「アクリルフォーム両面テープ」は2mmの厚さがある

▼もうちょっときれいに貼ればよかったのだが、いろいろ試行錯誤しながらで面倒だったので以下のように貼り付け。

▼そしてマグパッドをdiNovo Miniに貼り付け!

▼さらにマグシールをKY-01Lに貼り付け!

マグシールは横幅55mmであるKY-01Lの背面にギリギリ収まり、はみ出して不細工になることはなかった(デザインは賛否があるが、個人的には許容範囲かなと。数日ゴム臭いのは注意)。

マグシールと同じような製品にはApple製品のアクセサリで人気の「Satechi」に「マグネットステッカー」という製品があり見た目がカッコイイのだが、こちらは大きさや厚さがKY-01Lには厳しそうだ。

▼ということで、「マグシー ル」を貼ったKY-01Lと「マグパッド」を貼ったdiNovo Miniを合体!

バッチリと縦にKY-01Lを磁力でくっつけることができた。

もちろんひっくり返しても落ちたりせず、安定した状態でキー入力が可能だ。

▼2mmのテープを間に入れたことで、蓋の湾曲問題もクリア!

取り付け、取り外しはワンタッチでおこなえるようになり、脱着が無茶苦茶快適で気分は絶好調だが、ブログに使うとなると「WordPressアプリ」を使いたいところ。

KY-01LでWordPressアプリは使うことができるだろうか?

WordPressアプリを試す。もっさりだけど使える

WordPressアプリのインストールは他社ブラウザアプリ(私はOpera miniを使用)からダウンロードした「APKPure」というアプリからインストールをおこなった。

「APK Pure」は、老舗のAPKファイル配布サイトで、GMSが使えないAndroid端末に有用なサイト。

このサイトの機能をアプリ化したものが「APKPure」アプリで、同サイトから入手できる。

APKPureアプリがあれば、APKファイルの信頼性はともかくGoogle Play Storeがなくても、アプリのダウンロードやアップデートがおこなえる。

▼WordPressアプリは普通にインストール可能で、アプリの起動やログインなどもクリアすることができた。

KY-01Lでは、インストール時にコケる場合と起動時にコケる場合があったり、ログインなどでコケるものもあったのだが、起動やログインには問題がなく一安心だ。

▼記事作成や入力を試してみると、こちらも問題なく実行できた。

ただ、次の段落や見出しなどのブロックを作成するときには処理が重いのか、やや待たされる感じがした。

ガンガン書いていくのはキツイが、アウトラインを作っていったり、導入部分を書いていったりするには私には問題ないと感じるが、これは人によるだろう(そもそもこんなことをしたい人が自分以外にいるのかと)。

ブロックを選択中は文字入力中と同じく白黒のみの表示になり、画面下部のツールバーが表示できない。

これはESCキーでブロックの選択を抜けると、上の画像のようにツールバーの表示が可能だった。

IMEは「Gboard」を使用

キーボードでの文字入力ができ、WordPressアプリも使用可能とあらばブログ執筆にも使えそうなのだが、変換がやや使いにくいので別のアプリを使いたいところ。

なぜか突然使えるようになったGborad

標準の「Open Wnn」は変換が使いにくく、文章を書くには不向き。

そこで「Wnn Keyboard Lab」を使っていたのだが、こちらは変換はなかなか優秀で予測変換も利用できるが、白黒画面では変換候補がどれを選択しているかわかりにくいという問題があった。

慣れている「Gboard」はKY-01Lを購入した当初に試したものの、「日本語のデータがダウンロードできない」という謎のエラーにより日本語変換ができない状態で諦めていたのだが、この記事を書いているときにふと思い立ってもう一度Gboardをインストールしてみると、なぜか日本語データのダウンロードができた。

なぜかGboardが使えるようになった。日本語変換、予測変換が利用可能

Wi-Fi接続をしていたなど理由があるのかはわからないが、慣れているGboardが使えると入力はなかなか捗る。

英語入力は絵文字入力状態で

Gboardを物理キーボードで使うときのメモ。

英語入力は「英語キーボードを追加」して切り替えしながら使うか、「Alt」キーで絵文字キーボードを表示中に入力する。

Altキーを押して絵文字キーボード表示中はローマ字入力になる

仮想キーボードは「言語と入力」設定から非表示にできる

物理キーボード使用中は邪魔な仮想キーボードを非表示にするメモ。

▼ショートカットアプリ「QuickShortcutMaker」で「言語と入力」にアクセス。

「言語」と検索すると出てくるうち画像では下のものを選ぶ

▼「物理キーボード」に進む。

▼「仮想キーボードの表示」をタップしてスイッチをオフにする(画像はオフ状態)。

これで物理キーボードで入力中に仮想キーボードが表示されなくなる。

おわりに:動作はスローだが、楽しい。

「KY-01L」+「diNovo Mini」+「MOFT O」+「WordPressアプリ」+「Gboard」を試行錯誤して組み合わせた結果、楽しい「変態入力マシン」ができあがった。

KY-01Lの処理能力が高くないのでWordPressアプリの動作はもっさりだが、文章入力中はそれほど気にならず割と楽しく打てる。

diNovo Miniの打鍵感もそれなりの価格の製品であるためしっかりしており、気持ちのいいタイプが楽しめる。

KY-01Lの日光の下でもしっかり見えるディスプレイと小型軽量ボディ、diNovo Miniの可搬性を組み合わせて「屋外でも立ったまま、もしくは、デスクなしで文字入力が使える」ようになり、「MOFT O」により「着脱が容易」となり、「WordPressアプリ」で「ブログ執筆」が容易になり、「Gboard」で「変換が容易」になった。

工夫して楽しく便利な?マシンが出来上がり非常に満足だ。

このマシンを使って「スローペースな記事作成」を楽しんでいきたいと思う。

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