先日C.C.モバイルで入手した通電不可完全ジャンクのGalaxy Note3。
早速状態を確認してみよう。
Galaxy Note3の外観
店頭で見つけた時の外観は下の画像のような状態で、かなり汚い状態だった。サイド部はメッキがかなりハゲている。

背面カバーはベッタベタで、Galaxy Note3の持病。経年劣化でこのようになってしまう。

確認した限り、画面の割れはなさそう。手持ちの画面が割れているau版SCL22に移植しようと思い購入した。
家に持ち帰り動作確認
清掃と養生
ディスプレイ部はこびりついた手垢まみれで汚く、背面はベタベタで、触ると手にベタベタしたものが付着しかなり不快。
ディスプレイ部はPCクリーナーで清掃。

背面カバーは一度洗剤で洗ったあと、とりあえず梱包テープを貼ってベタベタをガード。上の画像にあるクリーナーはエタノールが含まれており、ベタつき除去に効果があるかと思って拭いてみたが効果は得られなかった。

見た目があまりにも…なのでマットブラックに塗装してみた。しかし、これでもベタつきは直らず。もう少し厚く塗るべきか?また考えよう…

電源投入を試みる
店頭で電源を投入しようと試みたが、もちろん電源は入らず。充電ケーブルを接続しても充電は開始されず。家に持ち帰ったあと、試しに手持ちの充電済みバッテリーを入れたらどうなるか試してみた。

電池を交換してUSBケーブルを接続したところ…!!!

この状態で電源ボタンを長押ししてみると…!!!

ついに起動した。起動時は個人情報が残っていたので初期化。画像は初期化後の画面。画面割れもなくタッチパネルも問題なく動作し一安心。

動作確認を進める
当初は充電すらできなかったが、なぜか充電済みのバッテリーを一度装着したところ元のバッテリーでも充電をすることができた。
さらに動作を確認していくと…
Wi-FiとBluetoothが使えない
いくらやってもWi-FiとBluetoothが有効にならない。Galaxy Note3ではWi-Fiに不具合が出ることが多いようだ。

Wi-Fiアンテナに接しているというピンをピンセットで少し起こしてみたが、今回の症状には影響なし。念の為、画像に写っているもの以外の全て起こしてみたがダメだった。

異常な発熱
電源を入れてしばらくすると異常な発熱を感じた。内部を確認すると一部のチップに高熱を発しているものが確認できた。

右側のKM3905025というチップ。これが高熱を帯びている。

型番や搭載されているチップの情報を調べてみたが情報は得られず。
基盤移植
残念ながら起動はするものの異常発熱とWi-Fi, Bluetooth不良では実用的ではないので手持ちのものと基盤を交換する。もしかしたらそのまま使えるかも..と思ったが、そう甘くはなかった。
基盤比較
左がauのもので右がdocomoのGalaxy Note3の基盤。部品構成が微妙に違う。

裏面。auの基盤左上には泥水に落として水没させた時の泥が少し残っていた。

au版の基盤に載せ替え完了。この頃のスマホは内部パーツにすごく簡単にアクセスできるので部品の交換はとても簡単だ。

再び動作確認
au基盤に交換し、再び動作を確認。Wi-FiもBluetoothも有効にすることができ、完全に動作した。

久しぶりにGalaxy Note3でSペンを使ってみるとGalaxy Note10との書き味の違いに驚いた。Sペンの書きやすさはGalaxy Note9とNote10では違いは感じなかったが、Galaxy Note3とは流石にかなり違った。
この頃から比べると横幅はかなり狭くなってしまっているのもわかる。

おわりに
ジャンクで手に入れたGalaxy Note3は無事有効活用することができた。メイン基盤が使えれば良かったがWi-FiとBluetoothが使えず残念。ただ、買った値段分は十分に楽しめたし、パーツも使えたので満足だ。
久しぶりにGalaxy Note3を起動することができ、懐かしい写真などもみることができたのは収穫だった。この機種はワンセグも搭載しているので非常時にも活用できそう。
今更売りに出しても仕方ないので非常用や、昔と最新機種との比較用にでも置いておこうと思う。