先日AliExpressで注文した怪しい大容量バッテリーが届いたので純正から交換をおこなった。
現在のiOSではバッテリー容量の取得ができないので2000mAh以上の容量が本当にあるのかは確認することができないが、まずは交換作業をして電源を入れるところまでをおこなう。
交換用バッテリー
付属品
付属品が豊富で、ドライバーやピンセット、吸盤にSIMピンなど一通り必要なものは揃っていた。
バッテリーは日本製!?2800mAh!?
バッテリーのラベルには容量2800mAhと書かれている。純正は1600mAhほどしかないので倍近い容量となるが。。本当だろうか。
裏面にはなんと「Made in Japan」の文字。日本で作って中国から発送されているのか。なるほど。。
ラベルを剥がしてみた
もしかしてラベルの下に「Made in China」とか「1600mAh」とか書いてるんじゃないかと思い、ワクワクしながらラベルを剥がしてみた。
しかし、せっかく全部めくったのに残念ながら何も記載されていなかった。
iPhoneSEを分解してバッテリーを交換
ディスプレイ取り外し
まずは本体下部のネジ2本を取り外す。
吸盤でディスプレイを持ち上げるが、固くて開かないのでヘラも使ってこじ開けた。
中ではTouch IDのケーブルが繋がっていた。金属カバーをピンセットで外し、その下のコネクタを外す。
ディスプレイを開くとシールを貼り直したような雰囲気。SEとマジックで書かれていたり、なんとなく非正規の修理歴があるような感じがする。
4本のネジと金属カバーを取り外して3つのディスプレイコネクタの取り外しと、2本のネジと金属カバーを取り外し、その下にあるバッテリーのコネクタを外す。
バッテリー取り外し
バッテリーは両面テープで貼り付けられており、取り外すには画像にあるビラビラを引っ張ればいいようだ。
普通に千切れました。
仕方がないので強引に付属していた金属へらで剥がす。バッテリーを損傷すると発火の恐れがあるので慎重に。
どんどん剥がしていく。
取り外したバッテリー
外したバッテリーはいい感じに反り返っていた。
裏側に容量1,624mAhの記載。
バッテリー重量比較
バッテリーの重さはiPhoneSE純正が24g。
今回調達した2800mAh!?のバッテリーが26gだった。2gで1,200mAhも増えるのか…
バッテリー取り付け
新しい両面テープを貼り付け。
接続コネクタは純正と比較しながらフラットケーブルを折り曲げして装着。
装着完了。「2800mAh HIGH CAPACITY」の文字が眩しいwこの状態では絶対に正規店に修理に出せない。
あとはディスプレイを取り付けすれば完了。
動作確認
iPhoneSE 起動!
電源ボタンを長押しして起動・・・!無事に起動することを確認しまずは一安心。
設定の「バッテリーの状態」を確認
バッテリー交換前の状態は「最大容量」が87%まで低下していた。
交換後は・・・。「最大容量」が100%まで回復!
バッテリー交換は無事に完了し、最大容量を100%に回復することができた。
おわりに
iPhoneSEは防水には対応していないが、簡単に内部にアクセスできるのがありがたい。新しいスマートフォンはこのような修理やカスタマイズがほとんどできないが、数年前のスマホなら安く買え自分でいじくって楽しめるし、失敗しても金銭的に大きなダメージを受けないのが素晴らしい。
以前のバッテリーは1日に2回は充電が必要だったが、今回、新しいバッテリーとなったiPhoneSE。2800mAhが嘘か真かは定かでは無いが、87%から100%に回復したのもあり、バッテリーの充電頻度は下がったように感じる。交換の効果はあったようだ。