2022年5月29日に「Galaxy Z Fold3 5G 香港版 SM-F9260」にやや大型のアップデートが配信された。
このアップデートには安定化やカメラの機能向上などが含まれる。
中でも個人的に「おっ!」と思ったのが「望遠カメラのプロモード対応」。
各国版のモデルやGalaxy他機種にも配信されるかもしれない。
以前レビューした「Galaxy S22 Ultra」はすでにプロモードで望遠カメラを使えている。
「他機種でも使えたらなぁ〜」と思っているとアップデートで使えるようになってしまった!
ということで早速試してみた!
※アップデートでバンド固定が使えなくなっているので注意!
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2022年5月23日付のアップデート
Galaxy Z Fold3 5Gでプロモードの望遠カメラ対応がされたのは2022年5月23日付のアップデート。
私のSM-F9260には5月29日に配信された。

更新内容は以下の通り。
- - 端末の全体的な安定性が向上しました。
- - カメラ機能が向上しました。
- - ナイトポートレート機能が強化されました。
- - 望遠レンズはProモードでサポートされています。
- - ビデオモードや一部のビデオ通話アプリで「オートフレーミング」機能に対応しました。
- - ソーシャルアプリやアプリケーションストアからダウンロードしたカメラアプリで撮影した写真の画質が向上しました。
DeepL翻訳
セキュリティパッチやOSアップデート以外に、
Galaxyは定期的にこういった機能向上アップデートがある。
なので長期間ワクワクさせてくれる!
今回のアップデートのファイルは大きく1GB以上。
そのためダウンロードとインストールで30分〜1時間ほどはかかる。
時間に余裕があるときに実行するのがおすすめだ。
プロモードで望遠カメラが使えるようになった!
更新前は以下のようにプロモードにて望遠カメラを利用できなかった。
使えたのは「広角カメラ」と「超広角カメラ」のみ。

しかし更新後はプロモードでの「望遠カメラが使用可能」に!

プロモードでの「望遠カメラ」は通常モードで起こる、
「近くのものや薄暗い場所で、自動で知らない間に広角カメラのデジタルズームになる」
ということがない!
プロモードで望遠カメラを使ってみた!
物撮りに使えるか
Galaxy Z Fold3 5Gの望遠は「50mm(35mm換算)くらい」。
プロモードならマニュアルフォーカスやピーキングも使える。
そのためシビアにピンと調節もできる。
なので「物撮り」なんかにも使えそうだ。
ということで目の前にあったものでテスト撮影をしてみた!


上の例は「広角カメラ」と「望遠カメラ」で撮ったもの。
換算焦点距離では大体「23mm」と「50mm」というふうになる。
比較すると広角ではリモコンが手前に来るにつれて広がっているのがわかる。
通常、広角カメラなると「パースペクティブ効果」というものが働く。
そのため「遠い部分と近い部分」で大きさに差が出てしまうのだ。
だが「望遠カメラの場合は遠近の差がでにくい」。
そのため、
「物の形が正確に伝わりやすい」
というわけだ。
広角カメラで2倍にデジタルズームしても「パース」は軽減できる。
画質も2倍ズームくらいなら実用範囲かなと言う感じではある。
しかし光学ズームで画質劣化を気にせず撮りたいもの。
プロモードで望遠カメラを使えば願いは叶う。
そのためもっとカメラを楽しめそうだ。
長時間露光もOK
続いて「長時間露光で使ったらどんな感じか」もテストしてみた。
テストのため夜に下の画像のような場所にいってみた。
このようなシーンで望遠カメラを使うと普通は「勝手にデジタルズーム」になってしまう。
だが更新後のプロモードなら「望遠カメラに固定」して自分の好きなように撮れた。


暗い場所だと望遠カメラはオートフォーカスもほぼ効かない。
そのため「マニュアルフォーカスでしかピントを合わせられない」。
またホワイトバランスがオートだと「やや青め」になったりしてしまう。
なかなか手強かったが傾向を把握して調整を繰り返すと納得できるものになった。
上の画像左は「通常モード」で「広角カメラの2倍デジタルズーム」になってしまったもの。
右側がプロモードで望遠カメラを使ったもの。
比較すると明らかに異なったものになっている。
ちなみに設定は、
- シャッタースピード8秒
- ISO50
- ホワイトバランスは4200くらい
という感じだったかと思う。
また、長時間露光では通常三脚が必須。
だがGalaxy Z Fold3 5Gは「フレックスモード」で三脚いらずであった。

こんな感じにアップデートでかなり楽しめた。
Galaxyをお持ちの方はアップデートして撮影を楽しんでほしい。