Twitterにてドローンを飛ばしている人の投稿や動画をみていると自分も飛ばしてみたくなったが、場所の制約や機体の購入費用などの問題がある。また、古いゲーム機を入手したことで、もっと快適に攻略したいと思うことがあった。
上記2つの問題を解決できるのは「エミュレータ」や「シミュレータ」であり、ドローンのシミュレータなら場所や法律の制約なく実機なしでいくらでも飛ばせる。ゲームのエミュレータなら、DSなどのゲームを大画面に映したり「どこでもセーブ」や「チート」なども使うことができる。
そして、操作に欠かせないのが「コントローラー」となる。この記事ではUMPC CHUWI MiniBookにAmazonで購入した、とてもいい感じにフィットするコントローラーをレビューしようと思う。
MiniBook用に購入したコントローラー
当初はハードオフでPlayStation 3のものを安く入手して使用してみようかと考え購入したのだが、水没品だったためうまく動作しなかった。Twitterに失敗報告をすると、Amazonで「互換コントローラー」が安く販売されていると教えていただいた。
スマホ・タブレット用コントローラーの存在を知る

Twitterで@RonRondoor氏に互換コントローラーについて教えてもらい、いろいろと物色。その中で「スマホ・タブレット」を挟み込んで使用でき、PCにも対応するBluetoothコントローラーを発見した。
ipega PG-9083Sをチョイス!

3つの中で選んだのは開口部が280mmの「ipega PG-9803S」だ。MiniBookは横幅が200mmほどあるので他の製品では対応できないが、PG-9803Sなら280mmまでOK。
ipega PG-9083Sの実物確認
正面

SONYの「プレイステーション」など、大手メーカーのコントローラーと比べるとチープ感はあるものの、操作性は特に問題なさそうだ。
背面

背面にはロックレバーやリセットボタンがそなえられる。
▼RELEASE方向にレバーを移動すると自由にサイズ調整できる。調整後はLOCKで固定。

上部

上部両端にはL / R、L2 / R2ボタン。スマホやタブレットを装着するスリットには、滑り止めのラバーが装着されている。
下部

本体下部左側にはmicroUSBの充電ポート。microUSBケーブルは0.8mほどのものが付属。
- 接続端子:microUSB
- 連続使用時間:15時間
- バッテリー容量:380mAh
日本語説明書


Amazonの正規店で購入した製品にはきちんと日本語の説明書が添付されていた。設定なども安心だ。
側面

左側には切り替えスイッチがある。今回はMiniBookに使用するため、PCモードで使用する。
- Androidモード
- iOSモード
- PCモード
ipega PG-9083SをMiniBookに装着する
通常状態で装着
装着状態

MiniBookにPG-9803Sを早速装着してみたところ、ピッタリだった。まるで専用品のようにサイズがピッタリ。
背面

ただ、背面のサポートは中央部に持っていくと固定しやすい。端にある状態ではうまく固定できない。
スリープ

完全に閉じることはできないものの、スリープモードに入ることもできた。ちなみに天板と液晶には保護フィルムを貼り付けしている。
タブレットモードで装着
タブレットモードでもOK

タブレットモードモードでもかなりいい感じだ。重量バランスも最適。背面のサポート位置も気にせず装着できる。
縦にして装着

縦状態では、装着できないことはないが、スリットの滑り止めラバーがあまり密着しないのと、重量バランスが悪くなるので長時間の使用はきびしいと感じた。
装着状態で充電・イヤホン端子が使える!
Type-Cポート


イヤホンジャック


上下の向きを変更
反対向き

上下を入れ替えると充電やイヤホンは使えないが、少し画面が自分の方をむいて見やすくなる。
▼さらに、若干の角度調整も可能なので、膝上などに置いてもプレイしやすい。

▼スピーカーも露出するので、イヤホンや充電を使わない場合はこのスタイルが使いやすい。

ipega PG-9083Sを装着してプレイ
通常モードでプレイ

Twitterで@hfujikawa77氏に教えてもらった「FPV Freerider」をMiniBookの通常モードでプレイ。
N4100モデルのMiniBookでは画質を下げれば軽快に動作する。このドローンシミュレータは無料体験版があり、フル機能の有料版でも500円ほどで購入できる。
タブレットモードでプレイ

いちばん最適なのはやはり「タブレットモード」だろう。MiniBookに「ipega PG-9083S」を装着すれば「ゲームマシン」として大活躍してくれる。
コントローラーを外せば小型軽量なUMPC。
重量
コントローラー単体
▼コントローラー単体の重量は235gとなる。

一般的なゲーム用コントローラーの重量といった感じではないだろうか。
MiniBook+コントローラー
▼MiniBookと合体すると937g。

さすがにゲーム機と比較すると重い。しかし、コントローラーの形状によるホールド感と、程よい重量バランスで普通に遊ぶことができた。
MiniBook N4100で試したエミュレータ
ドローンシミュレータのほか、下記のようなゲームのエミュレータを動作させてみた。
海外サイトなどで公開されている違法サイトからソフトを入手すると法により罰せられる。
結果は以上のようになり、Celeron N4100の過去の名作ゲームなどを快適に遊ぶことができた。さすがに3DSを動作させる「Citra」などはかなり苦しいが、DSを動作させる「 DeSmuME 」は設定で動作を軽くすれば快適に動作した。
ソフトによってはうまく動作しないものもあると思うのでご了承いただきたい。
エミュレータの情報
8100Yならもっと動くかも
Twitterで@ness1230氏に教えていただいた情報では「Core m3-8100Y」を搭載したUMPCであれば3DSやGC、Wiiなどもそこそこ動かせるとのこと。
おわりに:UMPC×コントローラーでもっと楽しくなる!
MiniBookなどのUMPCとゲームは非常に相性がよく、持ち出していろんな場所で楽しめるメリットを得られる。さらにコントローラーがあれば、もっと快適に楽しむことができる。
コントローラーは、UMPCの魅力をグッと高めてくれるアイテムとなっている。
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