ようやく届いたCHUWIのUMPC MiniBook。
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MiniBookは360°開くディスプレイが特徴。なので、タブレットとして使用することができるのだがWindows10に搭載されているタブレットモードはアプリケーションも少なくあまり使い勝手もいいとはいえない。
タブレットに最適化されたOSといえばiPadOSかAndroid。AndroidならAndroid x86というものがあり、WindowsPCにインストールしてそこそこ動かせるようだ。
※この記事ではAndroid 8.1までのバージョンを試しているが、Android 9のx86では、タッチパネルも動作するとのこと。
MiniBookでAndroid x86を試す!
数年前に調べたときははあまり動作が良くなく全然だめだという情報をみて、当時所有していたWindowsタブレットへの導入はあきらめたが、今回はチャレンジしてみようと思う。
うまくいけば気軽に持ち出せるWinPC & Androidタブレットができあがると思うとワクワクする。
Android x86のダウンロード
PCにインストールできるAndroidは下記よりダウンロードできる。
起動USBの作成
参考にしたのは以下。
試しにAndroid 8.1 Oreoの64bit版を記事を参考にインストールメディア作成。参考記事のとおり「Rufus」というソフトを使ってUSBメモリにダウンロードしたISOファイルを書き込む。
ダウンロードしたISOを「選択」ボタンから選んで「スタート」するだけ。USBメモリの中身も消してくれるのでフォーマットも必要なしで簡単だった。
Live起動で動作確認
Android x86はUSBメモリからの起動に対応しており、インストールせずとも動作を試すことができる。まずは作成したUSBメモリから起動してみた。
USBを挿入して電源を入れると、USBの起動順位が元から高く設定されているようで何もせずともUSBから起動し、メニューがあらわれた。ここからそのまま放置するか、一番上のメニューが選択された状態で「Enter」キーを押せばUSBメモリからAndroidがLive起動する。
メニュー画面は以下のようにずっと横(縦?)のまま。首を傾げながら操作。

Androidが起動し、セットアップ画面になった。あっさりとAndroidが起動して驚きだ。だが、タッチパネルは反応はしているが、うまく動作しない。自動回転も動作しないようだ。とりあえずキーボードと光学式ポインターは動作したのでこのままセットアップを進めた。
セットアップ画面も向きが合っていないのでポインター操作が難しい。首がおかしくなりそうだ。

Android 8.1が起動してWi-Fi接続を試みたが、SSIDを認識するものの接続できず。自分でドライバなどをどうにかしないといけないのだろうか。

Android 7.1を試す
次にAndroid 7.1でどうなるか試してみた。執筆時点ではAndroid 7.1 r3というバージョンが最新となっていた。
さっそくUSBから起動。8.1とメニューの表示が違い、文字がかなり小さいが内容は同じのようだ。

Android 7.1も起動は問題無いようだ。

セットアップを済ませてホーム画面に。こちらも普通に起動はできたのだが、やはりタッチパネルやWi-Fiなどが使えない。Bluetoothも試してみるとしばらくしてOFFになってしまうことを確認した。
画面の明るさも8.1では変えることができたが、7.1は変えられなかった。

動作は軽快だが…ネット接続の方法は?
そのままプリインストールされたアプリを起動したり、設定を開いたりしてみたが、アプリの起動は速く動作は軽快。Wi-Fiが動作すれば回転制御アプリで画面の向きは変えれると思うのだが肝心な部分がダメだった。
せめてインターネット接続できればと、以下の方法を試してみた。
Android 8.1でBluetooth & USBテザリング
Android 7.1ではダメだったが、8.1だとBluetoothが使えた。そこで、スマートフォンからBluetoothテザリングを試してみると、インターネットに接続することができたが速度がとても遅いのがネック。
そのため、さらにUSBテザリングも試すと、こちらもインターネット接続が可能であることが確認できた。USBテザリングなら高速だった。
アプリのインストールはBluetoothではダウンロードが進まず、USBテザリングじゃないときつい。
高速で通信が必要ない作業ならBluetoothにしておけば、とりあえずはワイヤレスでインターネット接続が可能のようだ。
Wi-Fi接続できた!
当初はテザリングしてインターネットに接続したが「Dev Tools」というアプリの「Connectivity」にあるWi-Fiに関連しそうな項目を触っていくとなぜか接続された。再起動してみたが接続は維持されたので、とりあえずこれで大丈夫そうだ。
アプリをインストール
インターネット接続ができたのでGoogle Playからアプリのインストールも可能になった。
画面回転
現状だと使いにくいので画面の向きを変えたい。「Rotation Control」というアプリで画面を回転させることができた。
これで画面はみやすくなった。

どんなアプリが使えるか
画面回転の他、少しアプリを試してみた。
試しに一番試してみたかった「Kindle」をインストールするとアプリは動作したが「エラーが発生しました」と言われて本のダウンロードができない。これは設定からストレージの権限を変えることで回避できた。一番使いたかったアプリが使えたのでとても嬉しい。
次にゲームの「PUBG」を入れてみたところ、当初は起動できなかったが設定で「Android x86 oprions」の「Enable native bridge」を有効にすると起動ができた。動作は快適とは言えないがプレイ自体はできそうだ。
Chrome、YouTubeやGoogle Map、ChMateも問題なさそうだ。YouTubeは音声もきちんと再生された。
おわりに
MiniBookでAndroid x86はそこそこ軽快に動作するということがわかった。ただし、タッチパネルがうまく動作しない、蓋を閉じてもスリープしないなど、実用面で困った部分もある。
インストールされていたキャリブレーションのアプリではタッチを正常にすることはできなかったので何かカスタマイズが必要のようだ。できればタッチを使いたい。
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私もWiFiの接続で困っております。
具体的にConnectivity のどこをいじればWiFiに繋がるのでしょうか?
こんにちは。
Connectivtiy項目のどこを触ったのかわからないのですが、ネットワークに関連しそうな物を順番に確認していくといつの間にか接続できるようになってしまいました。
複雑なことや特殊なことはしていなかったと思います。
わかりました やってみます。
ありがとうございました。
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情報ありがとうございます!