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【続・脱スマホ中毒】究極のガラホ「カードケータイ KY-01L」に挑戦!

前回までで、「デジタル・デトックス」に始まり、更なるシンプルを追求して「ガラホ(Androidのガラケー)」に挑戦した。

デジタル・デトックスでのSNSアプリやニュースアプリのアンインストールは私には大きな効果があり、日頃感じていた気持ちのモヤモヤや、節操感、劣等感といったものがなくなっていった。

そしてシンプルを追求して到達した「ガラホ」では、程よい「使いにくさ」によって、更に自分にとって雑多なテクノロジーを遠ざける手応えが得られた。

また、カスタマイズによって、自分にとって本当にほしいと思う機能を追加できたことから、ガラホの可能性と、最新スマホとは異なった種類のガジェットとしての楽しさや面白さを垣間見ることができた。

究極のシンプルガラホ「KY-01L」と出会う

私にとって初めてのガラホとなる「KYF39」にて、ガラホの可能性を感じた私は、更に他のガラホについても調べてみた。

ストレート型の「INFOBAR xv」は、デザインが優れており、持っていて気分を高めてくれそうだし、Android10を搭載した「KYF42」などはpaypayなどの決済アプリも利用できそうだ。

魅力的な製品があるなか、最も気になったのが2018年にdocomoから発売された「カードケータイ KY-01L」。

カードケータイと言うだけあって、本体サイズは驚くほど小型で手のひらにすっぽりと納まるサイズ。

ディスプレイは「E-Ink」で、白黒表示のみとなり、写真や動画を楽しむといったことはできず、スピーカーも搭載されていないので音楽すら再生できない(Bluetoothは通話のみ対応)。

またバックライトも搭載されていないため、暗い場所で使うこともできず、GPSがないのでナビアプリも使えない。

そして、極めつけは「カメラ無し」で、写真を撮ってLINEで送ったり、QRコードの読み取りすらできない。

このような割り切った仕様の「ナシナシ尽くし」ということから、一般のスマホの利便性になれた人であれば見向きもされない端末で、精々、小ささからサブ利用という用途があるかどうかといったところ。

基本的には電話とショートメッセージ程度のことしかできないという、かなり制限された端末なのだが、私はこの「究極のシンプル」が自由をもたらしてくれるのではないかと感じた。

KY-01Lを購入。素晴らしいサイズとシンプリズムに惚れた!

デジタル・デトックスの大きな副産物として、モノや時間と向き合うことができたことから、これまで所有していた大量のデジタルガジェットや家具、家電、衣類に至るまで大幅な見直しを実行することができた。

もちろん、それには大きな苦痛が伴い、この2ヶ月で中古買い取り店へ幾度となくも足を運び、フリマサイトにも50点以上の出品や配送の手間を掛け、売ることすらできないものは処分場へ、これも相当な回数に渡って持ち込んだりもした。

これまでは、気になったものはどんどん買って試してきたが、こういった経験から「買う」という行為に慎重になっていた。

だが、KY-01Lをうまく生活に取り込むことができれば、もっと不要なものを排除できる可能性があり、「試す価値あり」と判断したため、購入に至った。

ちなみに執筆時点ではまだドコモでも購入できるが、割高なので新品・中古販売店で未使用品を購入。

徹底的に無駄を削ぎ落としたシンプルな外観

▼本体正面下部には「戻る」ボタンと「ホーム」ボタン。履歴ボタンはなく、マルチタスクはできない。

電子ペーパーなので壁紙は常時表示でも電池が消耗しない

本体カラーのバリエーションなどはなく、単色のみの展開。

画面上部には通知LEDが備わっており、充電状態や不在着信などを確認可能だ。

▼背面には目立たない「docomo」のロゴ。

▼驚くほどスリムなサイドには通話音量調節のボリュームボタン、下部には通知を知らせる単音のスピーカーが備わっている。

本体の厚さは5.3mm (最厚部5.5mm)

ちなみに着信音はプリセットからメロディをいくつか選択できるが、音量の調節はできない。

単音の着信音はポケベルのような懐かしさを感じる。

▼本体下部にはマイクやmicroUSBポート、一番右はストラップホールがある。

今時microUSBなのがちょっと使いにくいが、ケーブルはまだまだ100円ショップなどでも入手可能なのでそう困らない(裏表を確認するのが面倒なのと、端子部の耐久性はやや不安だが)。

スマホではほとんどないストラップホールもあり、首から提げても良さそう。

カードケースにすっぽり入る超小型サイズ

▼KY-01Lのサイズは「約91(H)×55(W)×5.3(D)mm」となっている。

超小型で、手の中にすっぽり。

▼重さはなんと「約47g」。めちゃくちゃ軽くて、つまんで持てる。

こんなのでホントに電話できるのか?と思うのだが、クリアな音声(VoLTE対応)で通話可能だ。

▼財布として使っている「ベルロイ」のカードケースにコインホルダー「コインカ」と共に入れてみた。

▼見事、全部収納できた。カードケース一つだけで全て収納できてしまうサイズにニンマリ。

この小さなカードケースのみで出かけることができるのはかなり快適だ。

ちなみに、ここからケータイが出てきたのを見た友人は「なにそれ!?」とかなり驚いていた。

また、友人にはドコモショップ勤務者もおり、KY-01Lを見せたところ「珍しい。うちの店では1年に1台売れるかどうか」と言っていた。

まぁ、このようなキワモノを好き好んで使う人間はかなり限られるだろう。

できないことが多いが、ブラウザやテザリングは使える

▼電話とSMSくらいしかできないかと思いきや「ブラウザ」は搭載されており、インターネットが利用できる

Google検索も可能

▼Yahoo!でニュースも閲覧できる。

画像は濃淡で表現される。動画は非対応

ブラウザがあるので、その気になればいろいろできる。

しかし、2.8インチという小さな画面で、なおかつスクロールの追従性が悪いE Inkディスプレイでいろいろする気にならない。

だが、「使いすぎ防止」のために購入した端末なので問題なし。

最低限、どうしても知りたい情報だけ確認できればいい。

▼テザリングにも対応していた。Wi-Fiのみで、BluetoothやUSBテザリングには対応していないようだ。

ただ、テザリングを使用すると、バッテリーが急激に消耗してしまうので気を付けないといけない。

バッテリー容量が小さく、お守り(モバイルバッテリー)の出番多め

先に述べたブラウザやテザリング機能を使用すると、ガンガンバッテリーを消耗し、あっという間に残量がなくなってしまう。

公式サイトでは、「長時間の電池持ち」とあるが、これは操作しない場合のときとのことで、操作するとガンガン減っていく。

体感では、待ち受けだけでも結構減っていく印象で、KY-01Lのバッテリー駆動に慣れる必要があった。

それもそのはず、KY-01Lのバッテリー容量は「380mAh」しかなく、スマートウォッチ程度の容量なのだ。

使うのを少なめにしても、1回はモバイルバッテリーのお世話になっており、普段から「お守り」としてモバイルバッテリーを持ち運ぶことが必須となっている。

せっかくの小型軽量なのにモバイルバッテリーを携帯するのはなんだかな...とは思うが仕方がない。

可能な限りモバイルバッテリーも小型軽量なものを選びたいということで、下の2つをチョイスしてみた。

TNTOR 薄型2500mAhケーブル内蔵モバイルバッテリー

こちらのモバイルバッテリーは4mmという薄型で、microUSBケーブルも本体内蔵なのがポイントだった。

▼薄型なので普段よく使っている「モレスキン」のノートに付いているポケットに入れている。

SNSアプリは使わなくなり、ニュースもほぼチェックしないので、暇があれば読書などをしている。

そして、読書から得た知識やアイデア、思い付きなどをまとめるのに役立つのが「書くこと」。

カードケータイにしてからは頻繁にノートに書き込むようにしており持ち運ぶことが多い。

▼TNTORのモバイルバッテリーをお守りとしてノートに入れておけば、持ち運びに不便を感じることはなくバッテリーに不安を感じることもなくなった。

Cheergo 小型4000mAhモバイルバッテリー

こちらのモバイルバッテリーは先ほどのものと比べると厚みがあるのだが、縦横のサイズが小さいのが特徴。

▼なので、KY-01Lの背面にすっぽり隠れてしまうくらいのサイズなのだ。

▼KY-01Lの後ろにくっつけて横からみるとこんな感じ。

使用頻度が高かったり、テザリングをガンガン使うなら薄い両面テープで張ってしまってもいいかも?

▼ケーブルは短いものも売っていたので、このようにセットしてみた。

分厚くなってしまうが、常用できないこともないかなといった感じ。

容量は半分くらいでもいいので、もっと薄ければもっといいのだが。

対応バンドが少ない!SIMはどうしよう?

▼公式サイトより。KY-01Lの対応バンドは1と19のみ。

対応バンドまで割り切った使用になっているので、しっかり使えるのはバンド19が使えるdocomoだけ。

私がメイン使用する楽天モバイルは3と18なので使用できず。

前回の記事でKYF39用に用意したpovo2.0は1も使えるのでひとまず使える。

以前実験した結果で、私の住む大阪なら、バンド1があれば「大体」いけるということが分かっていたので、とりあえずは今回も無料で使えるpovo2.0を使用することとした。

KY-01Lにpovo2.0のSIMカードを挿入し和歌山県などにも遊びに行ってみたが、道中何度か圏外になる程度で割と大丈夫だったので、大きな問題が発生しない限りはこのまま運用することになりそうだ。

最悪、データSIMとして使っている「mineo シングル 1.5Mbps使い放題」のau回線を音声付きのデュアルのdocomo回線にしてしまってもいいかもしれない。

povo2.0は無料で電話番号を持てるのと「トッピング」をしなくても低速(128Kbps)での通信ができるので、あまり通信を使わないカードケータイにはピッタリ。

mineoはシングル1GBで880円、1.5Mbpsでの「パケット放題Plus」は385円で合計1,265円(税込)、このSIMをメインPCの「Surface Go2」に挿入して使っていて、これがかなり使える。

「ゆずるね」を月間10回達成すれば、「夜間フリー」でアップデートなどもできるので、できることならこの格安で便利な状態を崩したくないな...という状況。

mineoをチェックする

「常時接続」が本当に必要だろうか?いつでも連絡がつく、他人に振り回される人ではなく、ほどほどでいいのかもしれない。

本当に不便だと感じ、必要になったら、SIMは再検討してみようと思う。

アプリのインストールで結構使える。読書やPayPayもOK!

通常、KY-01Lはアプリをインストールすることはできないが、大手掲示板サイト「5ch」での情報でKY-01Lにアプリをインストールすることができた。

もちろんアプリをインストールできるからといってお勧めできる機種でもなければ、アプリをインストールすること自体をお勧めできるものでもない。

最初に適当なブラウザをインストールしてしまえば、ブラウザでAPKファイルを直接ダウンロードすることもできるし、「APK Pureアプリ」を使えばアップデートなどの管理もラクにできる。

PayPayで決済してみた

KY-01LのベースOSはAndroid 7.1.1。

PayPayの要件であるAndroid 6.0以降を満たしているため、アプリのインストールが可能だ。

実際に使ってみると、各種コンビニや店舗などで利用できた(カメラがないので「スキャン払い」は利用不可)。

しかし、一部店舗の読み取り装置ではうまくバーコードを読み取りできないこともあり(QRは大体大丈夫)、その場合はバーコード部分をタップして拡大表示するとうまく読み取れるようだった。

また、処理能力が低いため起動に時間が掛かるので。混みやすいコンビニなどのレジではあらかじめ起動しておかないと後ろに並ぶ人に迷惑が掛かってしまうかもしれない。

PayPayがいけるなら、「楽天Pay」も利用できるのでは?と思いきや、こちらは位置情報が利用できないためセットアップを完了できなかった。

それでもPayPayが利用できるだけで、支払いはかなり便利になる。

ちなみに、不用品処分に使っているフリマアプリの発送用QRコードは、ヤマト運輸の「ネコピット」のフロントカメラだと読み取り率がかなり低い。

しかし、ネコピットのQR読み取り中の画面内には「カメラ切り替え」ボタンがあり、これをタップして高性能な背面カメラに切り替えるとすんなりと読み取ることができた。

楽天Koboで読書もできた

サイズは小さいが目に優しい「E Ink」のディスプレイなので、楽天の電子書籍アプリ「楽天Kobo」にて読書もしてみたところ、これが自分には結構ハマった。

晴天でもしっかり読める

文字のサイズを調節すると割と読みやすい表示になり、設定で「音量ボタンでページめくり」を有効にしてやればページめくりもラクにどんどん読書を進められる。

また、スマホのディスプレイでは厳しい晴天の屋外でも快適に読むことができるので、軽装で散歩して思い立ったら適当なベンチで読書ということもできるようになった。

画面が小さいので漫画を読むことはできないが、逆にそれがいいともいえるかもしれない。

漫画がいつでも手元にあるデバイスで読めてしまうと、また自制が効かなくなってしまいそうだが、文字主体の本しか読めないので、すっかり暇つぶしは読書に置き換わった。

ちなみにKindleアプリも利用できるが、こちらはアプリ起動時に「画像ファイル以外はダウンロードできません」のエラーメッセージが毎回1分程度点滅して表示されるためストレスがたまる。

なので、楽天の「ラクマ」で不用品を処分し、売上の「楽天キャッシュ」で本を買うという感じに行きついた。

これまではKindleばかり使っていたのだが、楽天Koboはクーポンも頻繫に登場するので購入も少しお得でなかなかいい感じ。

カスタマイズでちょっと使いやすくしてみた

Square HomeでLINEの通知を表示(着信通知は不可)

標準搭載のホームアプリはシンプルで好みなのだが、自身でインストールしたアプリを呼び出すことができない。

また、インストールした「LINE Lite」では、通知音はするものの通知内容を表示できなかった。

そのため、ホームアプリには「Square Home」をインストール。

後に紹介する「Quick Shortcut Maker」で通知のアクセスに権限を与えれば(確か...)ホームに置いたLINE Liteのアイコン内に通知内容がひょうじできるようになった。

LINEやカレンダーの予定なども表示できる

また、Square Homeをインストールすることで通知パネルなどにもアクセスでき、Wi-FiやBluetoothなどのオンオフもでき、バッテリー残量も確認できる。

ちなみに通知パネルには「位置情報」のオンオフアイコンもセットできるが、位置情報は機能しない。

そのため、スマートウォッチなどもペアリング設定を完了させることができないかった(Galaxy WatchとHUAWEI Watchは不可だった)。

ホームアプリのほか、後から入れたアプリでは、標準の設定アプリなどから戻るなどして濃淡表示ができなくなるときがあるが、カレンダーを一度起動したり、一旦スリープにすると画面がリフレッシュされる。

Quick Shortcut Makerで設定にアクセス

KY-01Lはアプリをインストールすることを想定しておらず、標準の「設定」ではアプリの管理などができない。

そこで役に立つのが「Quick Shortcut Macker」。

このアプリを使うと通常アクセスできない設定メニューにもアクセスでき、アプリの管理や開発者向けオプションなども利用できる。

アプリに権限を追加したいときや具合が悪くなってキャッシュやデータを削除するときなど、いろんな場面でお世話になる。

よく使う「アクティビティ」は「お気に入り」に登録しておくと使いやすい。

Pie Controlで一発切り替え

KY-01Lには「マルチタスク」がないため、アプリの切り替えが面倒だ。

おそらくサービス自体が内蔵されていないのか、Squae Homeのオプションで「アプリ履歴」にアクセスしようとしてもクラッシュしてしまう。

そこで、すこしでもラクに切り替えしようと「Pie Control」というアプリランチャーを導入。

▼登録したアプリのみにはなるが、アプリへのアクセスが楽になる。

また、Pie Controlでは、バッテリー残量の%表示もできるのが便利なところだ。

ADBでナビゲーションバーを非表示に

ただでさえ小さい画面のKY-01Lにはあまり役に立たない「ナビゲーションバー」が常に表示されている。

これはうざいな~ということで、ADBを使って非表示に設定。

「Immersive Setting」というアプリを使うと全画面を除外させることも可能だ。

私はImmersive SettingでSquae Homeを除外して、Home optionsから「Behavior & UI」の「Hide navigation bar」にチェックを入れ、「ホーム画面でのみステータスバーを表示する」という状態に設定している。

参考リンク

docomo公式

ADB関係

▼京セラ公式のADBドライバ配布ページ。

▼XDAのADBインストーラ。

その他カスタマイズ

▼5chのKY-01Lスレッド。アプリインストール方法など、基本情報はここを熟読した。

▼価格.comのレビュー。Square HomeやIMEなどが参考になった。

新品・中古端末販売

イオシス

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おわりに:できないことがいっぱい。でもそれがいい。

カードケータイ KY-01Lは普通のスマホと違ってないものだらけ。

ディスプレイは白黒でバックライトもなければ、カメラもGPSもない。

だが、そんな制約だらけの端末なのでスマホの使いすぎから離れることができ、本来やるべきことが見えてきたり集中できたり、大切なものを発見したりできた。

また、あれもない、これもないといった端末だが、カスタマイズは楽しむことができるし、決済アプリなんかも使えたので実用面でもギリギリセーフ?だ。

KY-01Lは唯一無二の、私にとってはとても価値のある端末となった。

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