2019年8月23日にSamsungから発売された「Galaxy Note10」と「Galaxy Note10+」。
Galaxy Note10は扱いやすい小型タイプで、Note10+は大きなスクリーンが特徴という2モデル展開となった。
日本では2モデルのうち、大きい方の「Galaxy Note10+」のみが発売されたが、筆者はどうしても小型の「Galaxy Note10」が欲しくて、海外通販サイトにて入手！
筆者は、Galaxy Noteシリーズの「Sペン」に魅了され、
- 初代Note
- Note3
- Note9
と、Noteシリーズを乗り継ぎ、今回のNote10で「4代目」となった。
ということで、この記事では小型モデルの「Galaxy Note10」にて、
- 質感の確認
- 処理性能
- カメラ性能
- いいところ
- いまいちなところ
などをチェックしたので、ご紹介したいと思う！
購入の参考になれば幸いだ。
実機紹介するのは「Galaxy Note10 (SM-N9700)」だが処理性能やカメラ性能は「Galaxy Note10+」とほぼ変わらない。
国内でも販売されるNote10+を検討している人にも役立つ情報があるはずだ。
Galaxy Note10シリーズのスペック
2019年8月に登場したGalaxy Note10, 10+に加え、2020年2月にはGalaxy Note10 Liteが発売となった。別記事にてレビューしているのであわせてご覧いただきたい。
※幅の狭い端末では、表の横スクロールできます。
基本スペック表
| Galaxy Note10 Lite | Galaxy Not10 | Galaxy Note10+ | |
|---|---|---|---|
| OS（初期） | Android10 | Android9 | Android9 |
| SoC | Exynos 9810 Octa Core(2.7GHz＋1.7GHz) | Snapdragon 855 Exynos9825 | Snapdragon 855 Exynos9825 |
| RAM | 6/8GB | 8GB | 12GB |
| ストレージ | 128GB | 256GB | 256GB 512GB |
| 重さ | 199g | 168g | 197g |
| 高さ | 163.7mm | 151mm | 162.3mm |
| 幅 | 76.1mm | 71.8mm | 77.2mm |
| 厚み | 8.7mm | 7.9mm | 7.9mm |
| 画面サイズ | 6.7インチ 有機EL | 6.3インチ 有機EL | 6.8インチ 有機EL |
| 解像度 | 1080×2400 | 1080×2280 | 1440×3040 |
| 画面密度 | 393ppi | 401ppi | 498ppi |
| バッテリー容量 | 4,500mAh | 3,500mAh | 4,300mAh |
| 充電能力 | 有線 25W 無線 -W | 有線25W 無線12W | 有線45W 無線15W |
| Wi-Fi | 802.11a, b, g, n, r, ac | 802.11a, b, g, n, r, ac, ax | 802.11a, b, g, n, r, ac, ax |
| Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
| 防水 | × | ○ | ○ |
| デュアルSIM | ○ | ○ | ○ |
| シムフリー | ○ | ○ | ○ |
| FeliCa | × | × | × 国内モデルは○ |
| SDカードスロット | ○ | × | ○ |
| フルセグ/ワンセグ | ×/× | ×/× | ×/× |
| イヤホンジャック | ○ | × | × |
| セキュリティ | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
カメラスペック表
| Note10 Lite | Note10 | Note10+ | |
|---|---|---|---|
| 超広角 | 12MP f/2.2 | 16MP f/2.2 | 16MP f/2.2 |
| 広角 | 12MP f/1.7 | 12MP f/1.4, 2.4 | 12MP f/1.4, 2.4 |
| 望遠 | 12MP f/2.4 | 12MP f/2.1 | 12MP f/2.1 |
| デプス(深度)カメラ | なし | なし | あり |
| フロントカメラ | 32MP f/2.2 | 10MP f/2.2 | 10MP f/2.2 |
ベンチマークスコア
ベンチマークスコア比較
Antutu 新バージョン（Ver.9~）においては、Snapdragon 855は、55万~ほどのスコアになる。
対応バンド
Galaxy Note10, Note10+のバンドは別記事にて詳細を確認してほしい。
Galaxy Note10の開封と付属品をチェック！
開封！
購入したGalaxy Note10は海外版の中でも、日本で使えるLTEバンドが多い「香港版」。
型番は「SM-N9700」だ。
▼美しい化粧箱と対面。
とてもワクワクする瞬間だ！
▼裏面。封印のシールがしてあるので、カッターで切断する。
▼じゃじゃん！中身とご対面♪
ふむふむ、これまで使っていた「Galaxy Note9」よりディスプレイのフラット感が強くなったカナ？
んじゃ、まずは付属品をチェックしてみようかな。
Galaxy Note10 SM-N9700の付属品をチェック！
- 説明書3部
- TPUケース
- USB C to Cケーブル
- USB Type-Cイヤホン
- SIMトレー取り出しピン
- 交換用ペン先白と黒1本ずつ
- Super Fast Chaging充電器(25W)
Galaxy Note10の付属品はモリモリで、充電器やケースなどがついている。
開封したら何も買わずともスグに使えちゃうのはありがたい♪
Galaxy Note10 SM-N9700の本体外観をチェック！
付属品のチェックが済んだところで、続いて本体の外観を写真で見ていこう！
正面
▼Galaxy Note9と比較して角の丸みが四角寄りになりフラットな感じになった。
ディスプレイには、最初から保護フィルムが貼り付けられている。
そのため焦ってフィルムを購入する必要ナシ！
ただ初期フィルムは「あまり耐久性がない」ためいずれ交換が必要になる。
でも「エッジディスプレイ」なので、フィルム貼るのメンドイのよね。。
端っこ浮いてくるし。
貼りやすかったフィルムは「ハイドロゲル」というタイプのものだけど、耐久性は弱め。
見た目は紫外線硬化で接着するタイプのガラスフィルムが良かったけど、これも結構剥がれてきて困りもの。
エッジディスプレイには、フィルムで悩まされる。
結局、最終的には「ノーガード」で使うことにｗ
フロントカメラ
▼フロントカメラには「パンチホール」カメラを採用！
Galaxy NoteもSシリーズ同様、画面内にフロントカメラが埋め込まれた。
そのため、フレームがほとんどない「全面ディスプレイ」に進化！
非常に「没入感が高いディスプレイ」となり、ゲームや動画がより楽しめるようになった♪
背面
▼本体カラーはオーラグロウ。
とても美しく光の反射で虹色に輝くGalaxy Note10♪
ずっと見ていたいくらい美しいが、残念ながらメチャ指紋が付きやすくて、すぐに見ていられない状態に。。
なので、フツーにケースに入れて使うのがベター。
筆者は「アラミドケース」などの薄型ケースを常用。
保護性能より薄さと使い勝手が命！
カメラは3眼となり、下記のレンズを搭載。 トレンドの「超広角」も、もちろん使うことができる。
- 広角
- 超広角
- 望遠
カメラは全部12MP。
兄弟モデルのGalaxy Note10+とは「深度センサー」のみ違いがある。
筆者は「んなもんイラネー！小型が正義！」となり、Galaxy Note10を選択。
カメラ横には極小のスリットが設けられ、マイクが備わる。
Galaxy Note10のマイクは、
- 本体上部
- 下部
- カメラ横
の合計3つ。
「iPhoneなどと比較して品質がいい」と評価する人もいるとかいないとか。
左側
▼こちらはボリュームボタンと電源 / Bixbyボタンが並ぶ。
右側
▼右側はNote9までは電源ボタンがあったが左側のBixbyボタンに統合。
右側はフラットになってしまった。
できれば操作ボタンは「右側」に欲しいところ。
上部
▼上部にはマイク、スピーカー、SIMトレイが並ぶ。
下部
- Sペン
- スピーカー
- USB Type-Cポート
- マイク
本体上部、下部にスピーカーがある。
そう、スピーカーは「ステレオ」となっているのだ！
そのため、音楽や動画、ゲームなどで迫力のサウンドを得られる♪
イヤホンジャックはないが「USB Type-Cで使えるイヤホン」が付属になのでご安心あれ。
USBの充電時では「最大25W」での充電ができる。
Galaxy Note10+の「45W」には敵わないがかなり高速だ。
また有線より遅いが「ワイヤレス充電」でラクに充電することもできる。
Galaxy Note10のカメラは「夜がスゴイ！」
Galaxy Note10には暗い場所でも明るく撮影できる「ナイトモード」という機能が備わっている。
とても暗い場所で一般的なデジカメで普通に撮影した写真とGalaxy Note10の「ナイトモード」を使って撮影した写真を比較してみよう！
デジカメで夜に撮影すると…
夜間にデジカメのオートモードで撮影すると、以下のように…！
かなり高性能な部類のコンデジだけど、全体的に暗いし、ピントは合ってないし、手ブレもヒドイ！
Galaxy Note10のナイトモードだと
高性能なコンデジでもマトモに撮ることが難しいシーン。
とうぜん、「スマホなんかじゃ撮れないでしょ！」と、思いきや…！
なんともキレーに撮れてしまった！
明るさ・ピントもバッチリで、手ブレもナシ！
「スマホの進化スゲー！」と、なってしまった。
Galaxy Note10, 10+の「ナイトモード」は「超広角」「広角」「望遠」すべてのカメラで使用可能。
おわりに：いいところ・いまいちなところ。
いいところ
- DeXとHDMI出力
- 薄型・軽量ボディ
- 高画質な３眼カメラ
DeXとHDMI出力
GalaxyをPCのようにしてしまう「DeX」や「HDMI出力」に対応している。
DeXはHDMI入力に対応したモニターやPCなどで利用することができる面白い機能。
「日本語入力がいまいち」な部分があるのと「Google日本語入力などへの切り替えができない」など実用まであと一歩。
しかし「スマホ一台でなんでも完結する」というロマンを感じる。
DeXを使用せずGalaxyの画面をそのままHDMI出力する「ミラーリング」も対応。
もちろん「ワイヤレスでのミラーリング」もOK。
薄型・軽量ボディ
デザイン項でも若干触れたが「Galaxy Note10は7.9mmと薄型」で「厚さ8.7mmのGalaxy Note9」と持ち比べるとはっきりと違いが分かる。
重量も軽く「168gの軽量なボディ」はとても気に入っているポイントだ。
そしてさらに「本体に収納できるペン」。
「いつでも持ち歩くスマホ」に「気軽にメモできる」のが最大の特徴でありメリットだと感じる。
私が「Galaxy Noteを選ぶ理由」であり「Galaxy Noteから離れられない」のも「Sペン」によるところが大きい。
手帳やペンも好きだし「モノとしての良さ」がある。
しかし「荷物がGalaxy Noteひとつで完結する」のがとても楽でやめられない。
高画質な３眼カメラ
Galaxy Note10は「広角 / 超広角 / 望遠」の「3つのカメラ」を搭載。
動画撮影中でもズームイン・アウトでスムーズに切り替わるようになっている。
ピント合わせやシャッターを切ってから保存までの動作も素早い。
「ナイトモード」での夜景撮影時にも「超広角」カメラが使えることや、背景ボケ効果を与える「ライブフォーカス」と動画でもボケ効果を付与できる「ポートレート動画」などのモードで楽しめる。
基本的なカメラの使用方法や、設定の詳細について記事にした。
あわせて下記もご覧いただきたい。
いまいちなところ
- 左側の操作ボタン
- エッジディスプレイ
- 指紋認証の反応がいまいち
左側の操作ボタン
Galaxy Note10になって「電源ボタン」と「ボリュームボタン」の両方が左側になってしまった。
そのため右利きの私は若干操作に慣れが必要だった。
「ボリュームダウンと電源ボタン」でおこなう「スクリーンショット」も少々Note9よりやりにくくなってしまった。
エッジディスプレイ
両端がラウンドした「エッジディスプレイ」。
誤操作を招いたり端部表示の歪みが気になる。
またSペンでの書き込みも少々やりにくい。
だが「Galaxyの総合デザインとしては悪くない」とは感じている。
ちなみに「Galaxy Note10 Lite」は平面ディスプレイとなっている。
「エッジディスプレイを受け付けない」人は確認してみてはいかがだろうか。
指紋認証の反応がいまいち
ディスプレイ内部にあるセンサーは認証にちょくちょく失敗してしまう。
センサー位置がわからないというのも認証に失敗する要因に感じる。
そしてAODを使えば指紋センサー位置を確認できるがバッテリーを消耗する。
ある程度慣れで、指紋センサー位置は把握できるようになる。
しかし「センサー位置のみを知らせてくれる」ようにしてほしいと思う。
なんだかんだと不満はあるものの、Galaxy Note10はGalaxyの魅力が濃縮されている。
小型・薄型でペン付きという、唯一無二のスマホだ！
「イオシス」や「ゲオオンラインストア」なら、おトクな新品・中古Galaxyがみつかるかも！？安く買いたいならチェックしてみよう。
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