非力なAtom Z8350を搭載したNANOTEの処理能力をBIOSの設定変更で少し改善できるというtipsを試してみた。
⚠注意⚠
以下に紹介する設定を実行すると起動しなくなったり、ブルースクリーン状態となる場合があると報告されている。バッテリーコネクタを抜いてBIOSをリセットすれば起動するようだが、不安な人はやめておこう。
BIOSの表示方法と設定の保存
まずはNANOTEでのBIOS表示方法と、変更した設定の保存方法を確認しておこう。
BIOSを表示させる
▼NANOTEのBIOSに入るには電源投入後すぐに「Delete」または「ESC」キーを連打する。

▼BIOSを表示できた。

設定の保存
▼設定を変更したら矢印キーで「Save & Exit」タブに移動し「Save Changes Exit」でエンターキーを押下。

▼ウインドウがあらわれ「Save configuration and exit?」と表示される。「Yes」を選択すれば保存となる。

CPUの動作クロックを上げる
BIOSを表示させたら、下記の手順を実行する。
Adancedタブへ移動しCPU Configurationを選択

Power Technologyを選択

Customを選択

Turbo Modeが「Enable」になっていればOK

設定が完了したら保存して再起動する。
メモリの動作クロックを上げる
Chipsetタブの「North Bridge」を選択

Memory Configuration Optionsを選択

Frequency A selectionを選択

1067からAutoに変更する

設定が完了したら保存して再起動する。
ベンチマークと比較
2つの設定変更をしたのちベンチマークをおこなった結果、スコアは上昇傾向となった。
CHINEBENCH


Geekbench


ドラクエベンチ


CPU-Z
▼設定前の動作クロックは「1066.2Mhz」だが、設定後は「1599.3MHz」になった。


おわりに:常用は不安だがスコアは上がる
CPUとメモリの設定でスコアは上がったが、NANOTEに大きな負荷が掛かっている可能性がある。「突然ブルースクリーンになる」といった症状が出た人もいるので、この設定で常用するのは少々不安ではある。
このような設定が隠されているのはとても面白く、NANOTEは2万円ですごく遊べるとても楽しいPCだ。