以前、画面割れ水没ジャンクで入手したMacBook Air MC968J/Aの液晶ディスプレイ交換に挑戦した。
今回も同じ要領で「イケるやろ!」とヤフオクで「画面割れMacBook」を落札!
ということで画面が割れたMacBook Airの液晶を交換してみた。
液晶パネル交換に挑戦
交換方法は2010年以降の11.6インチのMacBookAirであればどれも一緒だ。
A1370の11.6インチモデルは MC505J/A, MC506J/A, MC968J/A, MC969J/A など。
用意するもの
1.液晶パネル
2.ベゼルを剥がすために使う薄いへらとカッターナイフ
3.偏向板の指紋防止に薄手のゴム手袋
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3.偏向板の指紋防止に薄手のゴム手袋
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4.ベゼル貼り直し用の薄い両面テープ
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5.ヒートガン
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液晶パネル取り外し手順
ベゼルの取り外し
①ベゼルをヒートガンで熱し液晶との間にカッターナイフで切り込み、ヘラでを入れ取外す。
ベゼルをなるべく曲げない、カッターナイフやへらは水平に差し込むことを意識する。
冷めたらまたヒートガンで暖め、少し剥がし、暖めと少しずつ行う。
液晶パネルの取り外し
②ベゼルを剥がしたら液晶下部のねじ黒2本、シルバー5本を外す。プラスドライバーを使用。
③両面テープで貼り付けられた液晶パネルを剥がす。へらは1mm~1.5mm程差し込む感じで。ここが一番難しい。
液晶パネルの裏には薄い偏光板があるので、ヒートガンで暖め過ぎて変形させないよう注意する。
④液晶下部基盤のケーブルと小さなフラットケーブルを外す。
すごく見えにくいが、上の画像の中心あたりに黒いシールが見えるだろうか。
この黒いテープがLEDのフラットケーブルを固定している。
以下を剥がす。
先の細いピンセットがあれば作業が楽だ。
シールを剥がし、裏にあるフラットケーブルを外す。
上から見た画像。
ピンセットで黒いレバーを起こす。
注意しながらケーブルを引き抜く。
次は右側にある映像用のケーブル。
ピンセットで金具を起こす。
奥へ押すような感じで外す。
割れたディスプレイの破片を除去
⑤割れた破片をピンセットで除去。
液晶パネル取り外し時の注意事項
※ベゼルを剥がすときはなるべく曲げないように心がける。曲がり具合によっては、貼り直したときに波打った模様が見えたり、ベゼルが剥がれてくる。ヒートガンを多用し少しずつ剥がすのがコツ。
※液晶パネルを剥がす時は液晶下部の金属フレームを、精密ドライバーのマイナスで少し持ち上げながら、サイドの両面テープ少しずつ剥がしていかないと、すぐに割れて破片が出る。
※液晶の裏にはLEDの光を拡散させる為のシートが三枚あり、これはものすごくデリケートで傷が入りやすく、傷が付くと表示部に傷や光点が見えてしまうのでここでも細心の注意が必要。液晶パネルを貼り付けていた両面テープにも触れないように注意。
※液晶下部の基盤に接続された映像用の太いケーブルとバックライト用のフラットケーブルを外したら液晶は取外しできるが、取り付け方法がややこしいので、どのように取り付けられているか確認してから外したほうが良いだろう。
液晶パネル取り付け時の注意事項
取り付けは逆の手順で行うのだが、ここからも神経を使うので要注意。
ホコリと汚れに細心の注意を払う
※液晶背面及びバックライト反射フィルムに指紋やほこりが付くと表示部に現れるのでちりの混入にも気を遣う必要がある。
※新しい液晶パネルには、液晶下部に付いている液晶パネル固定用の金属プレートが付いていないので、カッターなどで剥がして移植する。
※ベゼルの両面テープを新しいものに交換し、貼り付けなおせば完成。貼る前にカメラレンズ部に指紋が付いていないかも確認しておこう。
動作チェック
液晶パネルを交換し無事に動作を確認できた。
画像は「BootCamp」にてWindowsをインストールし「Chromeブラウザ」を表示させたところ。
きれいに表示されて一安心!
ちなみに失敗して「ベゼルをグシャグシャ」にしてしまったことや「偏光板にホコリとヨゴレが混入」して再度交換したことはナイショだ。
まとめ
MacBook Airの液晶交換は結構難しくて神経をかなり使う作業になる。
「とりあえず交換」ならなんとかなるかもしれないが「キレイに」となるとむちゃくちゃ大変だ。
しかし「自分で修理完了」すると苦労も報われ疲労も一気に吹き飛ぶ。
遊んでみたい人はチャレンジしてみてもいいと思う。
ジャンクなMacBookの買取
壊れてしまったMacBookを「ラクに売ってしまいたい」という場合もあると思う。
そんな時はジャンクMacBookを買い取ってくれるお店に依頼してみよう。
ジャンクなMacBookの引き取り
「もうとにかく処分したい!」という場合は「回収業者に依頼する」という方法もある。
はじめまして。
記事、とても参考になりました。
近々同機の液晶交換を計画しているのですが、ベゼルを剥がした後のネジは特殊なネジなのでしょうか?
普通の精密ドライバーセットで対応できるものでしょうか?
コメントいただければ幸いです。
ご覧頂き有難う御座います。
液晶パネル下部のネジは通常の+ネジで一般的な精密ドライバーで外すことができます。
交換成功するといいですね。
返信ありがとうございます。
交換用の液晶も発送されたようですので、頑張ります。
バックライト用のフラットケーブルを引きちぎってしまい、敢え無く失敗しました。。。
やはり素人には難易度が高かったようです。
最初は皆素人です。
私も液晶を割ってしまったり、部品の発注ミスなどいろいろ失敗しました。
でも試行錯誤するのは楽しいです。
LCDケーブルは部品で売っているところがあるのですが、フラットケーブルの切断となると難しいですね。
ジャンク品を入手→部品取り→ジャンクを売却で、部品を安価で入手できると思います。
もし入手するのであれば、2010年モデルと2011年モデルはWi-Fiのケーブル長が違うので注意です。
度々の返信ありがとうございます。
今回のMacbook air は外部ディスプレイと繋いで、デスクトップとして余生を過ごしてもらうことにしました。
アドバイスありがとうございました。
お力になれず申し訳ないです。
この記事も、もっとわかりやすくブラッシュアップしていきたいと思います。
私も修理してみましたそしたら起動音だけなって起動しなくなってしまいました。Appleロゴもなりません起動音がループします。。
何かわかりませんでしょうか?
画像を追加しました。
より細かいところまでみてもらえると思います。
このページのおかげで、交換できました。
ありがとうございました。
いまさらですが、2010の11インチを再生してみました。
ベゼル剥がしとの液晶剥がしは
名刺サイズのラミネートカードや
薄いポイントカードを使いました。
基板とケーブルの脱着は、
ピンセットの先の細いものを用意しました。
途中で間違って電源スイッチを押してしまったりしたのでバッテリーを途中から外しました。
コメントありがとうございます!
お役に立ててうれしいです。